アイドルの大喜利大会「おもカワ」が「TIF」に登場、1対1で火花を散らす白熱した戦いが続々と

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8月5~7日に東京・お台場青海周辺エリアで行われたアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022 supported by にしたんクリニック」。このうち最終日に、屋内ステージのINFO CENTREにてアイドルによる大喜利大会「おもカワ」が開催された。

左から白珠色葉(きのホ。)、新井ひとみ(東京女子流)。

左から白珠色葉(きのホ。)、新井ひとみ(東京女子流)。

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「おもカワ」は “面白さ”と“かわいさ”を競う、ナタリー発の大喜利イベント。第3回となる今回は、フジテレビの番組「ねる、取材行ってきます~TOKYOアイドルタイムズ~」で始動した「TIF」の部活動「お笑い部」とのコラボレーション企画として行われた。過去2回は各グループの選別メンバー2名同士が対決するタッグトーナメント形式だったが、今回は1対1のワンマッチ形式で実施。MCは溜口佑太朗(ラブレターズ)が担当し、審査員はせきしろ竹中夏海、スカパー!プロデューサーの川原崎紘史が務めた。

アントニオ猪木のモノマネをしながら登場するぺいにゃむにゃむ(二丁目の魁カミングアウト)。

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「初めてアイドルを見た人が一言」というお題に回答するminan(lyrical school)。

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1戦目はアントニオ猪木のモノマネで威勢よく登場したぺいにゃむにゃむ(二丁目の魁カミングアウト)と、「おもカワ」3回目の出場となるminan(lyrical school)が対決。1問目の「アイドルが飼っているインコが話すセリフを教えてください」というお題では、ぺいにゃむにゃむが「次にminanが面白いことを言います」と反則スレスレの攻撃を仕掛けるも、minanが「ペットボトルッ ラベルッ ハガスッ」と正攻法で返す。その後も変化球の回答が多いぺいにゃむにゃむに対して、お題に真正面から向き合ったストロングスタイルの大喜利を繰り広げるminanの攻防が続き、結果は2対1でminanが勝利。審査員の竹中は、「2人とも“おも”の要素が強すぎて、“カワ”の要素がほぼないですよね(笑)」と2人の試合を評した。

勝利を喜ぶ大場はるか(ナナランド)と悔しがる鍛治島彩(アップアップガールズ(2))。

勝利を喜ぶ大場はるか(ナナランド)と悔しがる鍛治島彩(アップアップガールズ(2))。[拡大]

第2試合には、芸人の肩書も持つ初出場の大場はるか(ナナランド)、前回初戦敗退という悔しい思いをした鍛治島彩(アップアップガールズ(2))が登場。序盤から好回答連発の激しい打ち合いとなる中、審査員は大場のフリップの出し方のうまさに注目し、「普段から大喜利をやってるんじゃないか」と「おもカワ」初登場とは思えないテクニカルな戦い方に賞賛の声を寄せる。「ファンがアンコールをしている間の舞台裏のアイドル、実は何をしてる?」というお題では、アイドルならではのリアルな回答が飛び出す場面も。接戦の末2対1で戦いを制した大場は「早く次やらせてくれ。楽しい」と大喜利への意欲をアピールした。

左から八木沙季(Lovelys)、田口空(アイドルカレッジ)。

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第3試合は八木沙季(Lovelys)と田口空(アイドルカレッジ)という「おもカワ」初挑戦同士の対決に。緊張した面持ちで自信なさげに回答する田口と、かわいらしい声で答えを繰り出す八木に「ここに来てようやく“カワ”要素が出てきた」との声が。結果は最後まで堂々とした試合運びを見せた八木が勝利。惜しくも敗退した田口に対して、せきしろからは「単語はすごく強いので、場数を踏めばすごくよくなると思いますよ。田口さんが若手芸人だったら、このあと飲みに連れて行きたいくらいです」というコメントが飛び出した。

「どろぼう院田中」という回答で審査員を困惑させる白珠色葉(きのホ。)。

「どろぼう院田中」という回答で審査員を困惑させる白珠色葉(きのホ。)。[拡大]

白珠色葉(きのホ。)の「おすいものどろぼう」に食べ物回答を被せる新井ひとみ(東京女子流)。

白珠色葉(きのホ。)の「おすいものどろぼう」に食べ物回答を被せる新井ひとみ(東京女子流)。[拡大]

続いては、大喜利がどういうものかまったく知らなかったという白珠色葉(きのホ。)と、第2回王者・新井ひとみ(東京女子流)が対戦。1問目から新井が面白さとかわいさを絶妙にブレンドした、まさに“おもカワ”な回答で会場の空気を手繰り寄せる。対する白珠は「ワラジムシ」「バチカン市国」といったワードセンスが光る回答で応戦。2問目の「『泥棒』に何か言葉を付け足してかわいくしてください」というお題では、新井がかわいさに全振りした回答を連発する中、白珠が「どろぼう院田中」「おすいものどろぼう」など突拍子もない答えで会場をざわつかせる。溜口が「私たちは一体何を見ているんでしょうか」と評するほどの不思議な対戦に会場は大盛り上がり。激しい打ち合いの末、勝者は新井に決定。試合後に竹中は「新井ちゃんはずっと“カワ”できたんですけど、ここまできたらちょっと狂気めいたものすら感じて、それも面白いですよね」と、新井の回答の面白さを分析した。

「桃太郎の一行がアイドルデビュー!デビュー曲のタイトルは?」というお題に回答する中江友梨(東京女子流)。

「桃太郎の一行がアイドルデビュー!デビュー曲のタイトルは?」というお題に回答する中江友梨(東京女子流)。[拡大]

左から茂木忍(AKB48)、中江友梨(東京女子流)。

左から茂木忍(AKB48)、中江友梨(東京女子流)。[拡大]

ラストを飾るのは2度目の出場となる茂木忍(AKB48)と、新井とともに前回チャンピオンに輝いた中江友梨(東京女子流)の試合。「桃太郎の一行がアイドルデビュー! デビュー曲のタイトルは?」というお題に対して、中江が「狩りたかった」と対戦相手であるAKB48の楽曲を思わせる回答を出し、会場を沸かせる。一方の茂木は、破天荒な回答から正統派な回答まで、バラエティ豊かな答えで抗戦。その後も2人のペンは休まることなく、最終カードにふさわしい白熱したつばぜり合いが繰り広げられた。そして2対1で試合を制した茂木に会場から大きな拍手が送られ、すべてのカードが終了。最後に審査委員から「どの試合もレベルが高くて、僅差だったと思います」「こんなレベルが高い試合になると思わなかったです」とコメントが送られ、第3回の「おもカワ」は大成功で幕を閉じた。

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読者の反応

溜口佑太朗(ラブレターズ) @loveletterztame

激戦の模様がナタリーさんで!!
スカッとするおもしろ回答から目の前がグワングワンにくらむ衝撃回答まで全て凄かったです! https://t.co/zNcX7xErQC

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