「超いきものがかりフェス」アイナや槇原敬之が登場した初日公演「こんな幸せな日あっていいのかな」

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いきものがかり主催のライブイベント「超いきものがかりフェス デビュー20周年だよ!! ~ありがとうって伝えたくて~」が、3月14、15日に千葉・LaLa arena TOKYO-BAYで開催された。

いきものがかりとは?

吉岡聖恵(Vo)、水野良樹(G)によるユニット。水野と⼭下穂尊が1999年にユニットを結成し、そこへ吉岡を迎えた3人組で活動を始める。地元・神奈川で路上ライブを中心に活動したあと、2003年にインディーズで初CDをリリース。2006年に発売したメジャー1stシングル「SAKURA」がスマッシュヒットを記録し、全国区の人気を獲得する。2007年3月には1stフルアルバム「桜咲く街物語」を発表。切なくて温かい等身大のポップチューンが老若男女問わず幅広い層から強い支持を集め、2008年には「NHK紅白歌合戦」へ初出場を果たした。2009年9月発表のシングル「YELL / じょいふる」で初のオリコンデイリーチャート1位を獲得し、さらに「YELL」で「第51回日本レコード大賞」優秀作品賞を受賞した。また、2010年にリリースされた初のベストアルバム「いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~」はミリオンセラーを記録。2016年3月にはメジャーデビュー10周年記念ベストアルバム「超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBESTセレクション~」を発表した。2017年1月に「放牧宣言」と題して一時活動を休止し、2018年11月の「集牧宣言」をもって活動を再開。2021年夏には山下がグループを離れ、吉岡と水野の2人体制での活動がスタートした。2024年2月にいきものがかりの既発曲をコラボレーションアーティストとともに新解釈のもと生まれ変わらせる企画アルバム「いきものがかり meets」、2026年3月にその第2弾作品「いきものがかり meets 2」を発表。3月14、15日には千葉・LaLa arena TOKYO-BAYで初の主催フェス「超いきものがかりフェス デビュー20 周年だよ!! ~ありがとうって伝えたくて~」を開催する。

「超いきものがかりフェス デビュー20周年だよ!! ~ありがとうって伝えたくて~」DAY1に撮影された集合写真。(撮影:堤瑛史)

「超いきものがかりフェス デビュー20周年だよ!! ~ありがとうって伝えたくて~」DAY1に撮影された集合写真。(撮影:堤瑛史)

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2006年3月15日にシングル「SAKURA」でメジャーデビューを果たしたいきものがかり。「超いきものがかりフェス」は、デビュー20周年を記念して開催されたユニット初の主催フェスだ。初日の14日公演には上白石萌音アイナ・ジ・エンドスキマスイッチJUJU槇原敬之が、2日目の15日公演にはTOMOO、wacci、秦基博、鈴木雅之、ゆずが出演。またサプライズゲストも多数登場し、祝福ムードを盛り上げた。この記事では初日公演の模様をレポートする。

オープニング

大勢の観客でにぎわいを見せた「超いきものがかりフェス」初日。入場する観客をDJダイノジの大谷ノブ彦がオープニングパフォーマンスで出迎える。ラジオ体操やJ-POPヒットメドレーで会場に熱気をもたらしたのち、「今日1日、最高に盛り上がってください!」と呼びかけ、オープニングアクトを見事に務め上げた。

DJダイノジによるパフォーマンスの様子。(撮影:堤瑛史)

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会場が暗転し、スクリーンに流れたのは8ビットのアニメーションで構成されたオープニングVTR。その上映が終わると、いきものがかりの2人が自転車に乗って登場した。そしてステージに到着した吉岡聖恵(Vo)と水野良樹(G)が声をそろえて開会宣言をしようとすると「ちょっと待った!」との声が。小さい三輪車に乗った岡村隆史ナインティナイン)がサプライズ登場し、会場に笑いを起こした。3人はトークで会場を沸かせたあと、改めて「超いきものがかりフェス スタート!」と開会宣言した。

開会宣言を行う岡村隆史(ナインティナイン)。(撮影:谷本将典)

開会宣言を行う岡村隆史(ナインティナイン)。(撮影:谷本将典) [高画質で見る]

上白石萌音

1日目のトップバッターを飾ったのは上白石萌音。水野が提供した「まぶしい」を1曲目に披露し、「いきものがかりファン歴17年です。私は最も幸運に恵まれたファンの1人と言えます。今日は大好きな2人に愛と感謝を込めて一生懸命歌います!」と語った。さらに、上白石のライブでの演出をきっかけにいきものがかりのコンサートにも取り入れられた”消灯式”を再演することに。上白石が「消灯」という掛け声のあとに、ろうそくの火を消すように息を吹きかけると客席のペンライトの光が徐々に消えていく。彼女は暗くなった会場に「奇跡のようなこと」などを響かせた。

上白石萌音(撮影:白重聡一郎)

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その後、サプライズMCとしてベッキーが登場。上白石、アイナ・ジ・エンド、JUJU、吉岡を呼び込みトークを展開した。「聖恵ちゃんのここが好き」というトークテーマでは、アイナが「ダンスパフォーマンスがないのにリハーサルでも動きやすい服装なところが好き」、上白石が「歌っているときのえくぼが好き」と発表する中で、JUJUが「歌っているときの声が好きだけど、様子のおかしいところも好き」とコメント。客席の笑いを誘った。

アイナ・ジ・エンド

次に出番を迎えたのはアイナ・ジ・エンド。彼女はヒット曲「革命道中」をパフォーマンスし、その唯一無二の歌声で歓声を誘う。「ZOKINGDOG」の曲中MCでは「品があってパワフルないきものがかりの2人。今日を迎えるために気合い入れてセルフジェルネイルしてきました!」と笑顔を浮かべた。さらにアイナはコラボレーションアルバム「いきものがかり meets」でいきものがかりと共演した「じょいふる」も披露するなど、多彩なパフォーマンスを繰り広げた。

アイナ・ジ・エンド(撮影:堤瑛史)

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スキマスイッチ

代表曲「ガラナ」をパフォーマンスしながらステージに登場したスキマスイッチは、堂々たる歌声と演奏で観客を魅了。「『スキマフェス』に出てもらった恩返しで今日は来ました。同じように長く活動している同志のような気持ちです」といきものがかりに対する思いを語った。続いて2人はいきものがかりのデビューと重なる2006年3月にリリースした「ボクノート」や、今年3月11日にリリースされたばかりのコラボレーションアルバム「いきものがかり meets 2」より「じょいふる」をパフォーマンス。会場の熱気を引き上げた。

大橋卓弥(Vo, G / スキマスイッチ)(撮影:白重聡一郎)

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常田真太郎(Piano, Cho / スキマスイッチ)(撮影:白重聡一郎)

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再びベッキーが登場し、槇原敬之、スキマスイッチ、水野によるトークコーナーへ。「水野くんのココが好き」というトークテーマに対し、スキマスイッチの大橋卓弥(Vo, G)は「まとめるのが上手で、僕らのほうが精神年齢が下な気がするくらい落ち着いてるんですよ。そこが嫌いなところです」と回答して笑いを起こした。また「水野くんに今後やってほしいこと」というトークテーマでは、槇原が「LINEを交換してほしい」と答えるも、すでに交換済みであったことが判明。各アーティストとの親交の深さがうかがえるトークが展開された。

JUJU

JUJUは「やさしさであふれるように」を情感たっぷりに歌い上げ、一気に観客の心をつかむ。さらに“JUJUメドレー”として「ラストシーン」「この夜を止めてよ」「明日がくるなら」などをノンストップでパフォーマンス。MCでは「オリジナル楽曲と同じくらいカバーというものを大事にしていて」と、「SAKURA」でいきものがかりとコラボした「いきものがかり meets 2」について触れつつ、カバーへの思いを語った。次に歌唱した「Superstar」は3月18日にリリースされるカバーアルバムの収録曲で、JUJUらしいムーディな歌声が観客を魅了した。

JUJU(撮影:堤瑛史)

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バカリズム

幕間の時間、休憩のために出口へ向かう観客の足を止めたのは「輝く!日本歌謡レコードゴールデン音楽ポップスミュージック大賞受賞作を発表します」というナレーション。水野が作曲、バカリズムが作詞を手がけた楽曲「多目的スペースのバラード」が架空の賞の受賞作として紹介され、荘厳なBGMがかかる中、水野とともにバカリズムがステージに登場した。バカリズムらしいコメントで笑いを生み出したあと、2人は「多目的スペースのバラード」を歌唱。ユーモアあふれるコラボステージを届けた。

水野良樹(G / いきものがかり)とバカリズム。(撮影:谷本将典)

水野良樹(G / いきものがかり)とバカリズム。(撮影:谷本将典) [高画質で見る]

槇原敬之

続いて登場した槇原敬之は代表曲「もう恋なんてしない」や、3月25日に配信リリースされる新曲「夢でよかった」などを披露した。MCでは「20年間、音楽をやっていくって並大抵のことではないんです。20年も素敵な音楽を届け続けたいきものがかりに、もう一度おめでとうって言おうじゃないですか」と観客とともにいきものがかりのデビュー20周年を祝福。いきものがかり、本間昭光、トオミヨウを交えて「YELL」をコラボレーションするひと幕もあり、贅沢なステージで会場を盛り上げた。

槇原敬之によるライブの様子。(撮影:白重聡一郎)

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いきものがかり

トリとしてステージに登場したいきものがかりは、「こんな幸せな日あっていいのかな」としみじみと1日を振り返る。コラボパートでは、アイナ・ジ・エンドと「コイスルオトメ」、JUJUと「SAKURA」、上白石萌音と「帰りたくなったよ」、スキマスイッチと「風が吹いている」をパフォーマンスした。その後、2人は「気まぐれロマンティック」「ブルーバード」「うるわしきひと」「じょいふる」を立て続けに披露。観客のボルテージを最高潮に引き上げると、続いて「タユムコトナキナガレノナカデ」を演奏しパフォーマンスを終えた。

吉岡聖恵(Vo / いきものがかり)(撮影:谷本将典)

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水野良樹(G / いきものがかり)(撮影:谷本将典)

水野良樹(G / いきものがかり)(撮影:谷本将典) [高画質で見る]

エンディング

最後に改めてこの日の出演アーティストがステージへ。いきものがかりは客席をバックに記念撮影したのち、全員で挨拶。「本当に今日は幸せでした。3月15日でメジャーデビュー20周年を迎えますが、やること変わらないので、1つひとつ曲を作って、ライブをして続けていきたいと思っています。本当に今日はありがとうございました!」と感謝の思いを伝え、「超いきものがかりフェス」初日を終えた。

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セットリスト

「超いきものがかりフェス デビュー20周年だよ!! ~ありがとうって伝えたくて~」2026年3月14日 LaLa arena TOKYO-BAY

上白石萌音

01. まぶしい
02. perfect scene
03. なんでもないや(movie ver.)
04. 奇跡のようなこと
05. hiker
06. 夜明けをくちずさめたら

アイナ・ジ・エンド

01. 革命道中
02. ZOKINGDOG
03. Sweet Boogie
04. Red:birthmark SE
05. Red:birthmark
06. アイコトバ
07. じょいふる
08. サボテンガール

スキマスイッチ

01. ガラナ
02. 逆転トリガー
03. ボクノート
04. 奏(かなで)
05. じょいふる
06. Ah Yeah!!
07. 全力少年

JUJU

01. やさしさで溢れるように
02. Medley(ラストシーン / この夜を止めてよ / 明日がくるなら / いいわけ / STAYIN' ALIVE / PLAYBACK)
03. Superstar
04. 奇跡を望むなら…

バカリズム&水野良樹

01. 多目的スペースのバラード

槇原敬之

01. もう恋なんてしない
02. 夢でよかった
03. YELL(with いきものがかり、本間昭光、トオミヨウ)
04. Sakura Melody
05. 遠く遠く
06. 僕が一番欲しかったもの

いきものがかり

01. ありがとう
02. キミがいる
03. コイスルオトメ(with アイナ・ジ・エンド
04. SAKURA(with JUJU
05. 帰りたくなったよ(with 上白石萌音
06. 風が吹いている(with スキマスイッチ
07. 気まぐれロマンティック
08. ブルーバード
09. うるわしきひと
10. じょいふる
11. タユムコトナキナガレノナカデ
12. SAKURA

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読者の反応

Dina @Koralan111

@natalie_mu looks dreamy as hell

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