坂本美雨デビュー25周年記念シングルリリース、世武裕子がリアレンジで参加

坂本美雨のデビュー25周年を記念したシングル「かぞくのうた」が、4月1日にデジタル配信、20日にライブDVD付きスプリットシングルとしてリリースされる。

父である坂本龍一の楽曲「The Other Side of Love」にSister Mとして参加し、1997年1月に歌手デビューした坂本。25周年記念シングルの表題曲「かぞくのうた」は2018年に放送されたエスビー食品のテレビCMのために書き下ろされ、坂本が初めて家族について正面から向き合った楽曲として話題になった。今作には坂本の友人・世武裕子のリアレンジによる再レコーディングバージョンが収録される。またカップリングには初CD化となる「あなたと」を収録。この楽曲は2021年8、9月にNHKラジオ深夜便で「深夜便のうた」 として放送されたもので、作編曲は中島ノブユキが手がけた。

DVDには昨年12月に石川・金沢21世紀美術館シアター21で行われたライブ「Memories of Shelter 坂本美雨 feat. 平井真美子」の模様が収められる。なお5月14日には東京・自由学園明日館で坂本のワンマンライブが開催される予定だ。

坂本美雨 コメント

16歳の時、「ラララでいいからちょっとこの曲歌ってみて」と父に言われて口ずさんだのが、はじまり。はじめてのレコーディング、ヘッドフォンから耳の中に音楽が流れ、自分の声が音に溶け合って聞こえてくる。こんなに気持ちいいことってあるのか…と思いました。音とひとつになって、自分すらもなくなって、《音楽》になる幸せ。その幸せに導かれ、いつのまにか25年経っていました。今年は、今まで出会ってきた人たちにたくさんありがとうと言えますように。