はちみつロケット解散ライブに6年間の思いを凝縮、“黄金の七人”はそれぞれの道へリフトオフ

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はちみつロケットの解散ライブが12月6日に東京・日テレらんらんホールで開催された。

はちみつロケット解散ライブの様子。

はちみつロケット解散ライブの様子。

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はちロケは2014年にスターダストプロモーションのアイドルグループ・3B junior内のユニットとして結成され、2018年3月にポニーキャニオンよりメジャーデビュー。エネルギッシュなライブや個性あふれるキャラクターを武器に精力的な活動を展開するも、今年3月に解散を発表した。ラストライブは当初4月に行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて1度中止になり、半年以上の月日を経て改めて実施されることに。森青葉、公野舞華、播磨怜奈が新グループ・Awww!を結成するなどそれぞれ新たな道を歩み始めていた中、メンバーは再度はちロケとしてステージに立ち、ロケッター(はちロケファンの呼称)に6年間の活動を締めくくる最後のパフォーマンスを届けた。

はちみつロケット解散ライブの様子。

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澪風による影ナレや、メンバーが「あなたにとってのはちロケとは?」という問いに答えるオープニングVTRでロケッターの期待を高めたのち、はちロケはEDM調のSEに合わせてステージへ。昨年11月にリリースした現体制初のシングル「ROCKET FUTURE」の衣装に身を包み、未来へ踏み出す勇気を歌った同シングルの表題曲で晴れやかにライブの幕を開けた。さらに6人は「忠犬ハチ公」「花火と漫画とチョコと雨」といったシングルのタイトル曲を連発。ロケッターは感染拡大対策としてコールなどの声出しをできない環境の中、曲に合わせてクラップしたり、メンバーの振りをコピーしたりと、ひさびさのはちロケのライブを楽しみつつ、一瞬一瞬を噛みしめるように6人の姿を目に焼き付けた。また“タオル曲”としておなじみの「Yeehaw!」では華山志歩の「Are you ready?」というセリフで曲がスタートし、タオルではなくピストルを持って歌うというこの日限りの演出が繰り広げられた。

「リトル*フラワーズ」を披露する公野舞華、播磨怜奈、華山志歩。

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「皆さん、私たちのこと覚えてますか?(笑)」とロケッターと再会できた喜びを語ったはちロケは、続くブロックでユニット曲を歌唱。播磨、公野、華山の3人がのどかな友情ソング「リトル*フラワーズ」を歌い、会場を温かい空気で包み込んだかと思えば、澪風がダンサブルなナンバー「NO ANSWER!」をクールにパフォーマンスする。また森と塚本颯来はマイクスタンドを使って「ある蒼い恋の物語」を情熱的に歌い上げたあと、「私たち、ソースビューティと醤油ダンディです」という曲の世界観とは打って変わってコミカルな自己紹介を披露した。

「お願いメテロティス(アコースティックver.)」を歌うはちみつロケット。

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はちみつロケット解散ライブの様子。

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ユニット曲のコーナーが終わると、艶やかなえんじ色の新衣装を身にまとった6人が椅子に腰掛け、「お願いメテロティス」のアコースティックバージョンを情感たっぷりに歌唱する。メンバーは感極まって目に涙を浮かべつつ、続けてスローバラード「夜空にきらめく花」をしっとりと響かせ、会場をセンチメンタルなムードで満たした。その後、彼女たちは「陰陽 -Yin Yang-」「Naked Love」を間髪いれずに披露し、シリアスな表情や大人びた一面を見せていくが、「放課後リフレイン」が始まるとさわやかなストライプの衣装に一瞬で早着替え。「WHITE☆FIGHTERS」や「ザラメ・オシャベリ」を元気いっぱいにパフォーマンスし、会場の雰囲気を一変させた。

ラストスパートとなる後半のブロックではサロペットの衣装に着替えたはちロケが、ヒャダインこと前山田健一の提供曲「おかしなわたしとはちみつのきみ」や初期からのレパートリーの1つ「恋メラ」、ライブの人気ナンバーであるアッパーチューン「バカイズム」「ハニートランポリン」を畳みかけるように披露。会場のボルテージをぐんぐんと上昇させ、ライブ本編のラストナンバー「MOTTO MOTTO!!」の曲中にはロケッターと一緒に黄色のフラッグを振って大きな一体感を生み出した。

「フレンドリーム」の曲中に涙を流す華山志歩(右)。

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続くアンコールはメンバー同士の絆を描いた「フレンドリーム」の過去のライブ映像が上映されたのちにスタート。再びステージに登場した6人はアカペラの歌い出しから「フレンドリーム」を披露し、涙ながらに精一杯の歌とダンスを届けた。曲中、公野が「このメンバーで良かったって心から思う」と歌いかけると、華山は顔を手でおおって大粒の涙をあふれさせる。6人の感情が込もったパフォーマンスに客席からもすすり泣く声が漏れていたが、最後のサビ前には声の出せないロケッターの代わりに播磨が「イエッタイガー!」というかけ声を叫び、はちロケらしい愉快で明るい空気で会場をいっぱいにした。

森青葉

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さらに「走れ!Fit's ver」を歌ったはちロケは、それぞれ涙を交えながらメンバーやロケッターへの思いを言葉にしていく。森は「ロケッターの皆さん、はちロケを愛してくれてありがとう。うれしいときに一緒に喜んでくれたり、一緒に泣いてくれてありがとう。本当は解散したくなかったし、もっと続くものだと思ってたから、ここではちロケを終わらせてしまうのはすごく悔しいです」と胸の内を吐露し、播磨は「このメンバーだったから、皆さんに出会えたから播磨怜奈はこうやって“黄金の七人”の1人としてステージに立てています」と話したあと、「アイドル界を天下統一いざ出陣、ハリマ行きます! 笑顔とデコ100%、ハリマロンこと播磨怜奈でした!」という最後の自己紹介を披露。続く塚本は「このメンバーで立ちたかったステージ、ロケッターと一緒に見たかった景色はいっぱいありました。でも、私に悔いはありません。私は皆さんに笑顔を届けられていたでしょうか?」とロケッターに呼びかけた。

華山志歩

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昨年6月にセンターの雨宮かのんが卒業したあと、チーフマネージャーの“店長”こと長谷川ミネヒコ氏に新センターに任命されたという公野は「センターに立てるような自分になってから『私がセンターです』と言おうと思っていたんですけど、そこまで成長することができなくてすみませんでした」と頭を下げつつも、「少しでもはちみつロケットが皆さんの生活の一部に、原動力になれていたなら心からうれしいです」と柔らかな表情で挨拶。澪風は天然な性格がゆえにやってしまった過去の失敗に触れながら、「いろんな人に愛してもらえたからこそ、この6年間アイドルとしてみんなの前に立てて幸せだなと思いました」と感謝の気持ちを述べた。またこの日をもって芸能界から完全に引退する最年長の華山は「もりりん、播磨、颯来、きみちゃん、澪風ちゃん、そしてかのんちゃん。一緒に同じ夢に向かってがんばってこれて、私は本当に幸せでした」とメンバーに語りかけ、「アイドルになれて幸せでした。楽しすぎる毎日を、キラキラしたアイドル人生を本当にありがとうございました! また生まれ変わってもはちみつロケットの華山志歩になりたいです」と笑顔を見せた。

はちみつロケット解散ライブの様子。

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そして1人ずつ気持ちを吐き出したはちロケが、ステージで最後に歌う曲として選んだのは2018年2月に日テレらんらんホールで初披露したメジャーデビュー曲「はちみつロケット ~黄金の七人~」。6人は晴れ晴れとした表情でライブを終えると、「以上、夢に向かってリフトオフ! はちみつロケットでした!」「6年間、本当にありがとうございました!」と力いっぱい挨拶し、約6年間におよんだ活動に終止符を打った。メンバーがステージから立ち去ったあとには、彼女たちがそれぞれ今後の道について語る映像に加え、雨宮からの「はちロケは私の青春のすべてです。一緒に戦ってくれてありがとう!」というメッセージがスクリーンに映し出され、万感の思いのロケッターに大きな余韻を残した。

なお塚本は今後もスターダストプロモーションで女優業などの芸能活動を継続し、澪風も有沢澪風という名義で声優として活動。森、公野、播磨に田中海凪、中山碧瞳を加えた5人体制で活動中のAwww!は12月25日に東京・高田馬場BSホールでクリスマスライブを、2月13日に神奈川・Yokohama Bay Hallでワンマンライブを開催する。

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はちみつロケット 解散ライブ 2020年12月6日 日テレらんらんホール セットリスト

01. ROCKET FUTURE
02. 忠犬ハチ公
03. 花火と漫画とチョコと雨
04. 千年ミラクル
05. Yeehaw!
06. リトル*フラワーズ / 公野舞華、華山志歩、播磨怜奈
07. NO ANSWER! / 澪風
08. ある蒼い恋の物語 / 塚本颯来、森青葉
09. お願いメテロティス(アコースティックver.)
10. 夜空にきらめく花
11. 陰陽 -Yin Yang-
12. Naked Love
13. 放課後リフレイン
14. WHITE☆FIGHTERS
15. ザラメ・オシャベリ
16. おかしなわたしとはちみつのきみ
17. 美味闘伝説ハッピー招拳
18. 恋メラ
19. バカイズム
20. ハニートランポリン
21. MOTTO MOTTO!!
<アンコール>
22. フレンドリーム
23. 走れ!Fit's ver
24. はちみつロケット ~黄金の七人~

Awww!XmasLIVE 2020(仮)

2020年12月25日(金)東京都 高田馬場BSホール

Awww!ワンマンライブ

2021年2月13日(土)神奈川県 Yokohama Bay Hall

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