GLAY・TERU、特別編成のハロウィンライブで“モンスター”たちと高らかに「Trick or Treat」

GLAYの配信ライブ「GLAY app presents PREMIUM HALLOWEEN NIGHT Vol.05 LIVE at HOME」が昨日10月31日にバンドの公式アプリ・GLAY appにて配信された。

「LIVE at HOME」は、TERU（Vo）が中心となって6月から不定期で配信されている配信ライブシリーズ。第5回となる今回の配信にはTERUのほか、HISASHI（G）、CHIYU（B）、REO（Piano）、DJ Mass MAD Izm*（DJ）に双子のダンサー・ANKAN、ゲストボーカルにTOKIを迎えた特別編成でライブが行われた。

オープニングアクトのDJデュオ・OWNCEAN（UNA＋MATCHA）が会場を温めたあと、配信はTERU率いる特別編成のバンドの映像に切り替わる。TERUは「楽しみましょう！」と視聴者を歓迎し、「週末のBaby talk」でハロウィンライブをスタートさせる。オリジナルのバンドサウンドと異なり、シタールの音が盛り込まれたエキゾチックなアレンジが施され、普段のGLAYのライブとは異なる雰囲気でライブは進行していった。リスナーに向けて前向きなメッセージを届けた「HEROES」、ダンサーのANKANと共にTERUがキュートなダンスを披露した「微熱(A)girlサマー」を経てこの日初めてのMCへ。普段の公演で滅多に踊ることのないTERUは「ダンサーを組み込んだ編成はGLAY史上でも珍しい」と話し、この日のパフォーマンスを楽しんでいた。

続く「HEAVY GAUGE」ではANKANの2人が椅子を用いたシアトリカルなダンスを展開。間奏では感極まったTERUがエモーショナルにシャウトを響かせた。「百花繚乱」ではTERUの歌声にHISASHIやCHIYUも声を重ねて「YAVAI! YAVAI! かなりYAVAI!」と繰り返してバンドの一体感を高めていく。「電気イルカ奇妙ナ嗜好」はDJ Mass MAD Izm*の手によってコミカルなサウンドにリアレンジされており、ANKANの2人は歌詞に合わせて傘を手にしてコンセプチュアルなダンスをパフォーマンス。HISASHIの怪しげなギターリフから始まる「ALL STANDERD IS YOU」では、TERUが息遣いまで聴かせるボーカルワークで観る者を魅了した。

ライブ後半にはゲストとして2年前のハロウィンライブでも共演したTOKI（C4）がステージに登場した。ここで披露されたのはC4の「UNITE」。TOKIの歌声にTERUは丁寧に歌声を重ね、2人は背中を向き合いながら息ピッタリのコラボを繰り広げた。その後はGLAYの曲「BURST」でTERUとTOKIがデュエット。TERUが「Let me burst!」と呼びかけるとTOKIやHISASHI、CHIYUが「Burst Burst」と繰り返すコール＆レスポンスを何度も繰り返し、TERUは満足気な笑みを浮かべながら「配信ライブでここまで激しいのはなかなかない」と語った。

最後には配信ライブのオープニングアクトを務めたOWNCEANをステージに呼び込み、会場内はお祭りのようなにぎやかさに。TERUは「また来年もハロウィンが開けますように。そしてまた来年こそはたくさんの人の前でできるようにという願いを込めて」と口にし、ハロウィンの夜に相応しいナンバー「Welcome To The Halloween Town」を全員でパフォーマンス。ポーズを決めながら「Trick or Treat」と呼びかけたTERUは最後にライブメンバーたちを“モンスター”と称して紹介し、「また来年お会いしましょう」と挨拶して、ハロウィンライブを締めくくった。

なおこの日のライブの模様は、GLAY appにて11月7日まで見逃し配信が行われている。