「私はお休みしててもMIGMA SHELTER」ナーナナラ活休前ラストレイブでアルバムの世界観表現

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MIGMA SHELTERの無観客生配信レイブ「RAVE AGAINST 01」が7月9日に東京・LIQUIDROOMで開催された。

MIGMA SHELTER「RAVE AGAINST 01」の様子。(撮影:masayo)

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MIGMA SHELTERは3月から全国ツアー「SIX ALICE REMIXED TOUR」を行い、5月に1stフルアルバム「ALICE」をリリースする予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりツアー全公演の開催とアルバムの発売が延期に。ツアー初日公演を予定していた大阪・ユニバースでの無観客レイブ以来、約4カ月ぶりのレイブとなった今回の公演では、神奈川・CLUB CITTA’でのツアーファイナルを手がけるはずだった舞台チームが照明と装飾を担当し、メンバーはシームレスなパフォーマンスで「不思議の国のアリス」をモチーフとするアルバムの世界観を表現した。

MIGMA SHELTER「RAVE AGAINST 01」の様子。(撮影:masayo)

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タイマンを張るレーレとBUTCH。

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ファンのコメントでにぎわうチャット欄が、観客で埋め尽くされたフロアの雰囲気に近付いていく中、「ガンギまっていきまっしょい!」というかけ声が元気に響くと、逆光のステージにシンメトリックなフォーメーションが浮かび上がり、「Svaha Eraser」でレイブがスタート。奇妙なデコレーションのステージに立つ6人はトライバルなビートに乗ってきめ細やかなダンスを凛々しく踊り、その強い意気込みを視聴者に感じさせる。ブラジルがソロパートを力強くも儚く歌い上げた「NAME」に続いては「Spider Line」が披露され、パフォーマンスの勢いは次第に加速。4曲目には早くも人気曲「Compression: Free」が投下され、「聞こえますか?」というささやきから急激に盛り上がるサウンドに乗ってミミミユが荒れ狂うようなダンスを見せた。物憂げな「明けの歌」からCMJK提供のロックチューン「69」に突入すると、“ビッグウェーブさん”としてお馴染みのBUTCHが長ラン姿でステージに乱入。メンバーとBUTCHは同曲のミュージックビデオさながらの乱闘を繰り広げ、最後はタイマンを張ったレーレがBUTCHを打ち負かした。

MIGMA SHELTER「RAVE AGAINST 01」の様子。(撮影:masayo)

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その後MCの進行役を務めたBUTCHと共に「乗るしかない、このビッグウェーブに!」のかけ声で気合いを入れたメンバーは、曲調がめまぐるしく変わり、レーレのあどけない歌声とダンスが映える初披露曲「In Wonderland」を皮切りに1stフルアルバム「ALICE」の収録曲を次々にパフォーマンス。MV公開中の「Rabiddo」に続けて披露された「Egg Head」は「エレクトリカルパレード」を思わせる明るい電子音とキャッチーなメロディの楽曲で、「コケコッコー!」という鶏の鳴き声に合わせてメンバーが飛び跳ねる。曲中には愉快なストリングス組とヘヴィなシンセベース組に分かれてのダンスバトルなどもあり、ユブネは弾けるようなスマイルでそのアイドル性を発揮。またチューバ、トロンボーン、トランペットが印象的な「Y」では、メンバーが全員で重なって移動するユーモラスな振り付けによってアリスを質問攻めにする青イモムシを表現し、タマネは見応え抜群のキュートなソロダンスを披露した。

MIGMA SHELTER「RAVE AGAINST 01」の様子。(撮影:masayo)

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寂しげなギターリフと足音で始まるバラード曲「It dosen’t matter」で疲れ果てたアリスの焦燥感がじっくりと歌われたあと、力強いミニマルなビートがその余韻を振り払う「Unbirthday」へ。この曲は「不思議な国のアリス」の一幕「気違いのお茶会」がモチーフになっており、6人は狂気的な笑顔を見せながら激しいダンスを繰り広げる。そして小柄なナーナナラが堂々とセンターを担当し、女王への抵抗を歌い上げる「QUEEN」では、民族楽器のディジュリドゥが鳴り響くと共に曲のピッチが跳ね上がり、6人は緊張感と疾走感あふれるパフォーマンスで視聴者を魅了した。

MIGMA SHELTER「RAVE AGAINST 01」の様子。(撮影:masayo)

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レイブ終盤のMCではステージ袖のレーレがマイクを持ったまま酸素ボンベを吸引する音が響き、すかさずユブネとナーナナラが「合法です!」とフォローする場面も。和やかなムードの中、円陣を組んだ6人が「ラストスパート、ガンギまっていきまっしょい!」と宣言すると、既存曲をメドレー的に重ね合わせるグループの十八番“MEGA MIX”がスタートする。この日の“MEGA MIX”は13分強にもおよび、3曲のトラックとボーカルとダンスが入り混じる展開がファンを大いに驚かせた。キャッチーなホーンが高らかに鳴り響く「TOKYO SQUARE」でさらに視聴者を沸かせたMIGMA SHELTERは、最後にデビュー時からの定番曲「Joint」を披露。MCパートを除く約87分間、コンセプト通り“アタマぶっ壊れるまで”踊り切ったメンバーは、パフォーマンスを終えるとステージに倒れ込んだ。

ナーナナラ(撮影:masayo)

ナーナナラ(撮影:masayo)[拡大]

ナーナナラ(撮影:masayo)

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MIGMA SHELTER「RAVE AGAINST 01」の様子。(撮影:masayo)

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配信の最後には、このレイブをもって活動を一時休止するナーナナラが「みんなで準備してきた素敵なアルバム曲のパフォーマンスを届けることができて本当にうれしく思っています。たくさん悩んで、前向きな気持ちで(活動休止を)選びました。ちょっと寂しい思いをさせてしまうかもしれないし、私も『ああ、寂しいな』って気持ちになるかもしれないけど、自分で選んだ選択をしっかり胸張ってがんばっていきます」と挨拶。「またこのステージで、今度はみんながお客さんとして入った状態でパフォーマンスできるのを楽しみにしています。また必ず絶対に会いましょう。まだ披露できてない『ALICE』の曲もあるので、絶対披露しに戻ってくるからな。私はお休みしててもMIGMA SHELTER」と不敵な笑顔でファンにメッセージを送った。本公演のチケットは7月16日12:00までZAIKOで販売されており、チケット購入者は同日20:00までアーカイブを視聴できる。

なおレイブ中、MIGMA SHELTERは延期となっていたアルバムのリリース日が決定したことを告げると共に、8月8日(土)19:00からニコニコ生放送で無料配信レイブ「MUGEN ∞ RAVE」を行うことを発表。アルバムは7月23日に配信、8月26日にCDでリリースされ、クラウドファンディングの支援者にはリリースに先立つ7月20日にアルバムの音源が配布される。またナーナナラ復帰後に「RAVE AGAINST 02」が開催される見通しであることも明かされたので、ファンは続報を楽しみにしておこう。

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MIGMA SHELTER「RAVE AGAINST 01」

2020年7月9日 LIQUIDROOM セットリスト

01. Svaha Eraser
02. NAME
03. Spider Line
04. Compression: Free
05. 明けの歌
06. 69
07. in Wonderland
08. Rabiddo
09. Egg Head
10. Y
11. It dosen’t matter
12. Unbirthday
13. QUEEN
<MEGA MIX>
14. TOKYO SQUARE
15. Joint

MIGMA SHELTER生配信レイヴ「MUGEN ∞ RAVE」

配信日時:2020年8月8日(土)19:00~
配信URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv326917434

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