全国7都市を回るライブハウス編、全国5都市を回るホール編、ファイナルのアリーナ編で構成された今回のツアー。アリーナ編は紗幕や特効といった派手な演出も見どころの1つとなっていた。4人はメインステージのみならず、アリーナ中央に設置されたサブステージやそこに通じる花道でもパフォーマンスを展開。オープニングナンバー「不可逆リプレイス」からアンコールラストの同曲まで、約2時間半にわたり多彩な楽曲を披露して観客を楽しませた。
爆発音と共に紗幕が落ちると、Hiro(Vo)、Teru(G)、Nob(B)、Kid'z(Dr)、そして巨大なオブジェがステージに姿を現し、人気曲「不可逆リプレイス」でライブはスタート。5人は序盤から疾走感あふれる演奏で会場を盛り上げた。2曲目の「Black Rail」ではNobがさっそく花道へ飛び出し、観客の至近距離で激しくベースをかき鳴らした。続いてHiroも花道へ移動して「誰よりも楽しみにしていたこの日がやってきました。ここにいる全員で1つになろうぜ埼玉!」と力強く叫び、「ブラック・スワン」をパワフルに歌い上げた。
ライブ中盤、サブステージに移動した4人はアコースティック編成で「失踪FLAME」「終焉レクイエム」「Love Letter」の3曲を披露した。曲間にはユルい雰囲気のMCで場内は和やかなムードに。「Love Letter」のパフォーマンス中には、観客が携帯電話のライトを灯して場内を幻想的に彩った。ライブ後半は楽器隊の息の合ったセッションから開始し、そのまま「無告」のイントロに突入。ここで衣装を着替えたHiroが加わり、寂寥感のある歌声を響かせて観客をエモーショナルな世界観に誘った。なおこのツアーでは、MY FIRST STORYというバンド名をPay money To my PainのK(Vo)が名付けたということもあり、何度かPTPの楽曲がカバーされていた。この日4人はPTPの「Weight Of My Pride」を披露。Hiroは「聴こえているか、俺の思いを受け取ってくれK」と述べてから、絞り出すようなシャウトで観客を圧倒した。
アンコールにはマイファスのファンにはおなじみ、シンガーソングライターの優里も参加した。優里はHiroが渋谷で出会ったストリートミュージシャンで、Hiroの「夢を追いかける人を応援したい」という思いから、優里の「かくれんぼ」のレコーディング監修企画が実施された。そんな優里と共に4人は「かくれんぼ」「『花』 -0714-」を披露。緊張を感じさせながらも迫力ある声を響かせる優里にHiroはうれしそうに声を重ね、「この世界は誰かが諦めなかった夢でできています。みんなももし今やりたいことがあるなら、諦めずに夢に向かって走り続けてみてください」と語った。
またマイファスはこの日、公式会員制サイト「STORYTELLER」の会員限定ツアー「STORYTELLER TOUR 2020」を4月に開催することを発表した。このツアーは4日の千葉・KASHIWA PALOOZAから24日の東京・Zepp Tokyoまで計6公演が行われる。
MY FIRST STORY「MY FIRST STORY TOUR 2019」2019年11月30日さいたまスーパーアリーナ セットリスト
01. 不可逆リプレイス
02. Black Rail
03. ブラック・スワン
04. monologue
05. 虚言NEUROSE
06. KING & ASHLEY
07. mine
08. 君のいない夜を越えて
09. 失踪FLAME
10. 終焉レクイエム
11. Love Letter
12. 無告
13. Missing You
14. Weight Of My Pride(オリジナル:Pay money To my Pain)
15. MONSTER
16. 絶体絶命
17. ACCIDENT
18. モノクロエフェクター
19. REVIVER
20. With You
<アンコール>
21. かくれんぼ
22. 「花」 -0714-
23. 不可逆リプレイス
リンク
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