King Gnu常田率いるmillennium parade、音楽×3D映像の妙で酔わせたローンチパーティ

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常田大希(King Gnu)による新プロジェクトmillennium paradeのローンチパーティ「"millennium parade" Launch Party !!!」が、5月22日に東京・LIQUIDROOMにて行われた。

「"millennium parade" Launch Party !!!」の様子。(Photo by Ito Kosuke)

「"millennium parade" Launch Party !!!」の様子。(Photo by Ito Kosuke)

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「"millennium parade" Launch Party !!!」の様子。(Photo by Ito Kosuke)

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常田を筆頭に、PERIMETRONから佐々木集(Producer)、Osrin(Director)、Yuhei Kanbe(CG Creator)、DWSからCota Mori(Designer)、Backspace Productions Inc.から比嘉了(Visual Artist, Programmer)、INTからKezzardrix(Visual Artist, Programmer)らクリエイター陣に加え、石若駿(Dr)、安藤康平(Sax, G, Vocoder)、WONKの江崎文武(Piano, Key)、Black Boboiのermhoi(Vo)、King Gnuの新井和輝(B)と勢喜遊(Dr)といったミュージシャンらと共に始動したmillennium parade。イベント前に公開されていた楽曲は「Veil」の1曲のみという状況にも関わらず、彼らが作り出す空間を体感しようと多くのオーディエンスが詰めかけ、フロアは開演前から興奮と熱気に満ちていた。

常田大希(Photo by Ito Kosuke)

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事前にアナウンスされていたように、ライブは音楽と3D映像をシンクロさせた内容に。暗転と同時に観客が3Dアイウェアを装着すると、ステージの向こうにメンバーのシルエットが浮かび上がった。同時にステージとフロアの間を覆う紗幕にはPERIMETRONのオフィシャルサイトに登場する無数に蠢くピンク色の顔のCGやアニメーションが映し出され、強烈なビートが軸を担う「Fly with me」でmillennium paradeのパフォーマンスがスタート。観客は目の前に立体的に飛び込んでくる映像と、ミュージシャンたちが奏でる緻密なアンサンブルの妙に酔いしれ、曲が終わると快哉を叫んだ。

「"millennium parade" Launch Party !!!」の様子。(Photo by Ito Kosuke)

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曲のメインを担うメンバーは次々と入れ替わり、赤子が踊る映像とリンクするように披露された「盆」では新井がうねるようなグルーヴを紡ぎ、続く「www」では石若と勢喜がセンターの常田を挟み向かい合わせでリズムを刻み、Cota Moriがアジテーションを繰り広げる。どこか緊張していた空気を変えたのは「Veil」だった。歓声が上がる中で、ermhoiの繊細な歌声に合わせてMVにも使用された映像が目の前に広がった。常田は指揮者のように体を動かし、各メンバーと息を合わせるようにセッションする。観客は音楽と映像のコラボレーションを見逃すまいとステージを食い入るように見つめた。

「"millennium parade" Launch Party !!!」の様子。(Photo by Ito Kosuke)

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「"millennium parade" Launch Party !!!」の様子。(Photo by Ito Kosuke)

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ジャジーなアンサンブルと常田の歌が絡み合った「Swan dive」、激しいノイズに合わせて照明が明滅した「NEHAN」といったドープなナンバーを経て、メロディアスなサウンドとラップが融合する軽やかな「SNIP」がスタート。ボーカル陣が繰り出すフロウに合わせて、映像に登場する人物の口がぴったりに動き、観客は丁寧で計算し尽くされたパフォーマンスに魅了されていた。中盤では、江崎が弾く繊細な旋律とermhoiの浮遊するようなボーカルが溶け合う「Dark」、ermhoiの艶のある歌声をフィーチャーしたメロウでグルーヴィな「STAY」と落ち着いたトーンの曲が続く流れに。楽器隊のソロ回しが炸裂した「call me」では、参加メンバーのクレジットが目まぐるしく投影され、オーディエンスのテンションを引き上げる。曲のクライマックスでmillennium paradeのロゴが現れ、大きな歓声がフロアに響いた。

常田大希(Photo by Ito Kosuke)

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その後、水音が流れ出し、深海を思わせる映像を交えながら「ABUKU」がスタート。ステージ上のメンバーは、常田の歌をフィーチャーしたメロウな曲で高揚した会場の空気を落ち着かせた。かと思えば、クラブミュージック的なアプローチを聴かせる「Radio」や、ドリーミーな音世界を映像と共に描き出す「Plankton」で再び会場の熱狂を煽る。そして、オープニングに続き無数に蠢くピンク色の顔のCGが観客の目の前に飛び込む中、ラストナンバーの「DURA」へ。リズム隊の作り出す重厚なグルーヴやボーカル陣の歌声など、ステージ上のメンバーが奏でる音が渾然一体となって会場を包み込んでいった。曲がクライマックスに差しかかったとき、再び「millennium parade」のロゴがスクリーンに浮かびパーティは深い余韻を残してフィナーレを迎えた。約70分という短いライブではあったが、濃密かつ挑戦的な内容にオーディエンスは満足したようで、常田の「引き続きやっていくので、応援よろしくお願いします」という言葉に割れんばかりの拍手と大きな歓声を送った。

なお終演後、常田は「どうでしたでしょうか? やばい新曲をリリースしていくので、震えて待て! …いばらの道、はじまったな~」とコメント。今後どんな作品がmillennium paradeから届けられるのか注目が集まる。

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millennium parade「"millennium parade" Launch Party !!!」2019年5月22日 LIQUIDROOM セットリスト

01. Fly with me
02. 盆
03. www
04. Veil
05. Swan dive
06. NEHAN
07. SNIP
08. Dark
09. STAY
10. call me
11. ABUKU
12. Radio
13. Plankton
14. DURA

※楽曲タイトルは今後変更の可能性あり。

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