観客の持つペンライトで黄色一色に染め上げられた豊洲PIT。オープニングムービーとして、普段はサラリーマンとして働くセンラがメガネとスーツを着用し、夜のオフィスでパソコンを打つ姿が映し出されると歓喜の声がフロアを飛び交う。ムービーの上映後、都会のビルを模したセットが組まれたステージにフォーマルな衣装で登場したセンラは、夜景の映像をバックに「フリィダム ロリィタ」でライブを開始。2曲目には「キャットアイメイク」をセレクトし、色気のある歌声をきらびやかなバンドサウンドに乗せて届けていく。短いMCを挟んでセンラは「悪役にキスシーンを」「恋愛裁判」「slumber number」といった楽曲を畳みかけるように披露して観客を魅了。「フィクサー」で合いの手が手書きされたスケッチブックを掲げてファンの合唱を誘ったセンラが「やるやん」と笑うと、会場はファンの大歓声で包まれた。曲間でセンラはパワーポイントを使った映像で小ボケを交えながらバンドメンバーのCamacho(Dr)、二家本亮介(B)、Sum(G)、鳴風(G)、森谷優里(Key)を紹介し、場内に和やかなムードを生み出す。「スパイラル」でライブを再開したセンラは、「曖昧劣情Lover」を艶っぽく歌ったのち、夕焼け空の映像をバックに「オレンジ」をエモーショナルに歌い上げた。
愛知・名古屋で営業マンとして働くセンラに迫った企画映像「情熱胸毛大陸」の上映後、ライブは後半戦に突入する。カジュアルな衣装に着替えたセンラは、ゲストギタリストとしてボカロPのねじ式を呼び込むと、「硝子細工の少女」「コイビトモダチ」「ゲッカビジン」を立て続けに披露。お互いの関係について“名古屋の飲み友達”だと話したセンラとねじ式は、2人の出会いの曲「ダチュラと林檎」でコラボコーナーを締めくくった。ねじ式の退場後、センラは観客に合いの手をレクチャーしてから「スキスキ絶頂症」を歌唱。センラが「純情ぶってセンラのことが!」と歌うと、ファンは声をそろえて「好き好き絶頂症!」と答えた。ライブ終盤でセンラは改めてバンドメンバーを紹介したのち、月が浮かび上がるステージで「R-18」「Fake my dreams」を熱演。彼は昨年春には浦島坂田船でもソールドアウトさせることができなかった会場をソロで埋めることができたと言ってファンに感謝すると、「ジャガーノート」でライブ本編を終えた。
ファンの熱狂的なアンコールを受けてステージに再登場したセンラは、「リップサービス・メンソール」を歌唱したのち、今回のソロツアーに込めた思いを語る。普段は浦島坂田船としての活動や営業マンの仕事をこなすセンラは、1人ですべての責任を負うことへの不安から5年間ソロライブを避けていたことを明かす。しかし、勇気を出してソロツアーを実施した結果、スタッフやバンドメンバー、ファンのおかげですべてを1人で抱え込む必要はなかったことに気付いたと語った。センラは観客に改めて感謝の言葉を述べつつ、「来年以降も機会があったらまたワンマンやりたいなって思えるようになりました。そのときは皆さんも来てくださいますか?」と問いかける。大歓声で答えるファンに「来年もがんばれそうです」と微笑みかけたセンラは、ラストナンバーとして「Make a pass」を熱唱。すべての楽曲を歌い終えた彼は、マイクを通さずに「ありがとうございました!」と挨拶してワンマンライブの幕を下ろした。
センラ「SENRA LIVE TOUR S STILO!!! :RE」
2018年11月25日 チームスマイル・豊洲PIT セットリスト
01. フリィダム ロリィタ
02. キャットアイメイク
03. 悪役にキスシーンを
04. 恋愛裁判
05. Slumber number
06. フィクサー
07. スパイラル
08. 曖昧劣情Lover
09. オレンジ
10. 硝子細工の少女
11. コイビトモダチ
12. ゲッカビジン
13. ダチュラと林檎
14. スキスキ絶頂症
15. Lamb.
16. 色恋
17. R-18
18. Fake my dreams
19. ジャガーノート
20. リップサービス・メンソール
21. Make a pass
リンク
- センラ@浦島坂田船 (@sen_sen_sen_sen) | Twitter
- 浦島坂田船公式HP
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【ライブレポート】センラ、5年ぶりワンマンで豊洲PITを黄色一色に染め上げる - 音楽ナタリー https://t.co/AoZVtRe41L
ふぅ……