「ビバラポップ！」屋外ステージ後半戦でLADYBABY、バンもん！、アプガが白熱ライブ

ロックフェス「VIVA LA ROCK」から派生した音楽フェスティバル「VIVA LA ROCK EXTRA ビバラポップ！」が昨日5月6日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。この記事ではアリーナに隣接するけやきひろばに設置されたサブステージ、GARDEN STAGEの後半戦の模様をレポートする。

休憩を挟んでGARDEN STAGE後半戦の1発目を務めたのは、今年から4人組として生まれ変わり、4月に新体制お披露目のワンマンツアーを終えたLADYBABY。人気曲「ニッポン饅頭」でライブがスタートすると、元メンバーのレディビアードが担当していたグロウルパートを有馬えみりが歌い、迫力のある声で強烈なインパクトを残した。続いて彼女たちは5月30日にリリースされる新体制初のシングル曲「ホシノナイソラ」を歌唱し、さらに同シングルのカップリング曲となる、「ビバラポップ！」プレゼンターの大森靖子が曲提供した「bite me」を初披露。ヘビーでハイスピードなメタルサウンドに、キュートな歌と振付が重なる、LADYBABYらしさあふれるパフォーマンスで会場を沸かせた。彼女たちはその後「Me! Me! Me!」「アゲアゲマネー ～おちんぎん大作戦～」を歌って退場。メンバーチェンジから間もないながら、すでに4人体制が仕上がっていることを印象付けるステージングとなった。

機材を持ち込み登場したバンドじゃないもん！は鈴姫みさこによるドラム、望月みゆによるベース、甘夏ゆずによるギター＆キーボードの生演奏を織り交ぜた独自のパフォーマンスを披露した。「かかってこいよ！」のシャウトで始まった1曲目「キメマスター！」で観客は激しい盛り上がりを見せ、場内は早くも揉みくちゃに。「しゅっとこどっこい」ではメンバーが横一列になってダンスを踊り、「Q.人生それでいいのかい？」では拳を上げてのシンガロングが巻き起こる。「タカトコタン-Forever-」ではみさこのパンキッシュなドラムに乗せてほかのメンバー5人がヘッドバンギングでオーディエンスを煽ると、場内はカオスな雰囲気で満たされた。MCでは恋汐りんごから、HISASHI（GLAY）をプロデューサーに迎えたニューシングル「BORN TO BE IDOL / 恋する完全犯罪」が5月9日に発売されることがアナウンスされ、彼女たちはその新作に収録される「BORN TO BE IDOL」を披露。センチメンタルな「ショコラ・ラブ」を挟み、最後は「青春カラダダダッシュ！」で場内を最高潮に沸かせてトリのアップアップガールズ（仮）へとつないだ。

空が曇り少し涼しさを感じさせ始めた頃に、GARDEN STAGEのトリを務めるアップアップガールズ（仮）がステージに登場。大森靖子が提供した楽曲「（仮）は返すぜ☆be your soul」でライブは幕を開け、関根梓の「もう私たちで最後ですよ！ 体力を使い尽くす準備はできてますか!?」という声に触発された観客が一気にヒートアップした。さらに5人はメロン記念日のカバー「お願い魅惑のターゲット」や「ジャンパー！」「アッパーレー」などキラーチューンを連発。彼女たちの持ち味であるパワフルなステージングで、集まった観客の心をグッとつかんでいく。オーディエンスと共に拳を突き上げながら5人が「アッパーカット！」を歌い終えると、森咲樹は「ビバラポップ最高！」と絶叫。そして新井愛瞳が「早く終わらないと道重さんが観れないので」と冗談めかして言いながら次が最後の曲であることを告げ、観客に向かって「アイドルさんたちが解散しちゃったり辞めちゃったり、悲しいニュースが多いです。私たちのライバルであるチャオ ベッラ チンクエッティや、Cheeky Paradeも解散を発表しました。そんな中、私たちは5月6日で8年目を迎えました。私たちは荒波を乗り越えて、まだまだアイドル界を走り抜けていく気でございます」と力強く宣言。「私達」を笑顔で歌い、GARDEN STAGEの最後のライブを終えた。