「ビバラポップ!」トラブルに負けず観客盛り上げたSTAR STAGE中盤戦

14

632

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 167 418
  • 47 シェア

ロックフェス「VIVA LA ROCK」から派生した新たな音楽フェスティバル「VIVA LA ROCK EXTRA ビバラポップ!」が本日5月6日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。ここではメインステージ“STAR STAGE”中盤戦の模様をレポートする。

鈴木愛理(撮影:古渓一道)

鈴木愛理(撮影:古渓一道)

大きなサイズで見る(全26件)

鈴木愛理(撮影:古渓一道)

鈴木愛理(撮影:古渓一道)[拡大]

場内がピンク色のサイリウムで染まる中登場した鈴木愛理は、ダンサーと共に「DISTANCE」「Good Night」をクールかつ色気たっぷりにパフォーマンスする。その後彼女が一度ステージからはけ、ノースリーブとチェックスカートというスタイルに着替え再登場すると、以降のライブはバンドセットに。彼女はエネルギッシュな「Candy Box」や片思いの切なさを歌った「君の好きなひと」と、6月6日にリリースされるソロデビューアルバム「Do me a favor」の収録曲を届けていった。疾走感あふれるロックチューン「No Live, No Life」では、ファンの掛け声やタオル回しを煽って場内を盛り上げる。「Independent Girl~独立女子であるために」ではフラッグを掲げ、花道を練り歩きながら勇ましく熱唱。ラストナンバーとしてこれまでにさまざまなアイドルがカバーしているBuono!時代からの人気曲「初恋サイダー」の冒頭をアカペラで歌い始めると、フロアからは大歓声が。鈴木は笑顔でステージを動き回ってパフォーマンスし、よりいっそうの熱狂を生み出した。

sora tob sakana(撮影:釘野孝宏)

sora tob sakana(撮影:釘野孝宏)[拡大]

sora tob sakanaは幻想的な映像をバックにパフォーマンスを展開。ケガのため4月末からライブを欠席していた山崎愛はこの日から復帰し、4人体制での出演となった。彼女たちはスケール感のあるギターとピアノのサウンドが特徴的な「夏の扉」、疾走感あふれる「夜間飛行」で花道をふんだんに活用した、ダイナミックなステージングで観客を魅了。MCでは「たくさんの人だー!」「こんなに大きいステージに立つの、初めてです」と会場の規模感に驚く様子を見せていた。ガムランふうの音色を織り交ぜた「鋭角な日常」では花火の特効が使用され、楽曲の世界観を鮮やかに演出。そして4人はラストナンバー「ribbon」で、フロアに美しいコーラスを響き渡らせた。

Maison book girl(撮影:古渓一道)

Maison book girl(撮影:古渓一道)[拡大]

Maison book girlは変拍子のハンドクラップをイントロに据えた「bath room」でライブをスタート。4人は衣装のフードを被って登場し、クールな佇まいでパフォーマンスを行った。「faithlessness」ではステージ上部のスクリーンにて、昨年12月に行われたワンマン「Solitude HOTEL 4F」をはじめとする過去の公演の映像を上映。時間軸が交差するような演出が施された。ライブ中盤にステージ後方スクリーンの半分が故障するというトラブルが起こるが、「my cut」の途中で「bug」という文字がスクリーンに表示されたり、「karma」終盤でライブ終了までのカウントが投影されるなど、臨機応変な映像演出が展開された。メンバーも盛んにコールを行いつつ力強いボーカルを披露し、オーディエンスをリード。フロアのコールもどんどんと大きくなっていき、すべての楽曲が終了すると会場は盛大な拍手に包まれた。

BiSH(撮影:釘野孝宏)

BiSH(撮影:釘野孝宏)[拡大]

機材トラブルの影響で予定時間より遅れて登場したBiSH。彼女たちは「はじめまして! BiSHです! いろいろあったけど、まだまだこれからいけるよね!」とセントチヒロ・チッチが元気よく挨拶すると共に、ライブ定番曲「BiSH-星が瞬く夜に-」を1発目に投下した。モモコグミカンパニーが「『ビバラポップ!』こんなもんかよ!」と叫ぶなど、メンバーがそれぞれ勇ましいパフォーマンスを見せつけて、歓声に包まれたところでもう1度「BiSH-星が瞬く夜に-」を披露。彼女たちはその後、間髪入れずに「GiANT KiLLERS」「MONSTERS」「PAiNT it BLACK」とアグレッシブなロックチューンを続けてフロアの熱気を引き上げていく。さらに「スパーク」「オーケストラ」「プロミスザスター」とエモーショナルな人気曲を惜しみなく届け、ラストではこの日3度目となる「BiSH-星が瞬く夜に-」を熱唱。アイナ・ジ・エンドが「今日はBiSHに出会ってくれてありがとう!」と感謝の思いを述べて、ステージをあとにした。

関連する特集・インタビュー

この記事の画像(全26件)

VIVA LA ROCK EXTRA ビバラポップ!
2018年5月6日 さいたまスーパーアリーナ STAR STAGE セットリスト

鈴木愛理

01. DISTANCE
02. Good Night
03. Candy Box
04. 君の好きなひと
05. No Live, No Life
06. 光の方へ
07. ロッタラ ロッタラ
08. Independent Girl~独立女子であるために
09. STORY
10. 初恋サイダー

sora tob sakana

01. 夏の扉
02. 夜間飛行
03. 広告の街
04. 夜空を全部
05. 鋭角な日常
06. ribbon

Maison book girl

01. bath room
02. 十六歳
03. faithlessness
04. rooms
05. my cut
06. snow irony
07. karma

BiSH

01. BiSH-星が瞬く夜に-
02. BiSH-星が瞬く夜に-
03. GiANT KiLLERS
04. MONSTERS
05. PAiNT it BLACK
06. スパーク
07. オーケストラ
08. プロミスザスター
09. DA DANCE
10. beautifulさ
11. BiSH-星が瞬く夜に-

全文を表示

読者の反応

ピエール中野 凛として時雨 ピヤホン監修 @Pinakano

【ライブレポート】「ビバラポップ!」トラブルに負けず観客盛り上げたSTAR STAGE中盤戦(写真26枚) - 音楽ナタリー https://t.co/iXJ0tZTIZf

コメントを読む(14件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 鈴木愛理 / sora tob sakana / Maison book girl / BiSH の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。