SCANDAL、“選ばれしみんな”と過ごした最高のバレンタインデー

SCANDALが昨日2月14日にニューアルバム「HONEY」をリリース。これを記念したフリーライブを発売日当日に東京・Zepp DiverCity TOKYOで行った。

このライブは「HONEY」の購入者を対象に招待制で行われたもの。運よく入場権を手に入れたファンでフロアは満員となった。白と黒でそろえたカジュアルなスタイルでステージに現れたSCANDALメンバーは、RINA（Dr, Vo）のカウントから「恋するユニバース」でライブを開始。ネオンカラーのムービングライトがステージを彩り、HARUNA（Vo, G）、TOMOMI（B, Vo）、MAMI（G, Vo）の開放感のある歌声が会場いっぱいに広がった。RINAが髪を振り乱しながらドラムを叩き、フロントの3人も大きくステップを踏みながら自由にパフォーマンスした「テイクミーアウト」では、ダンサブルなリズムに合わせて観客も大いに踊る。アルバムにも収録されているシングル曲が続いたあとは、人気曲「瞬間センチメンタル」の演奏へ。ここでは早くも観客のみの合唱が起こり、フロアの熱気は上昇した。

3曲を終えてMCへ入ると、HARUNAは「こんなうれしいことある？ みんな、頭からめっちゃ声出てるじゃん！」とファンを賞賛。またこの日が新年初ライブであること、ライブが招待制であることに触れ「選ばれしみんなと、2018年一発目に最高な夜を作っていきたいと思います！」と意気込んだ。そこから4人はニューアルバム収録の新曲「プラットホームシンドローム」、ライブ当日がバレンタインデーであることにちなんだ「ビターチョコレート」を演奏してオーディエンスを喜ばせる。「ビターチョコレート」ではやわらかなアンサンブルと、TOMOMIの甘く切ない歌声が会場を包んだ。

ライブ後半、HARUNAはSCANDALだからこそ、ガールズバンドだからこそできる曲をニューアルバムに詰め込んだと説明し、「そういうアルバムを自分たちだけで作れたこと、すごくうれしく思ってます！ 今日来てくれた人だけでも、これだけの人に自分たちの大好きなアルバムを受け取ってもらってると思うと本当にうれしい。みんな1人ひとりに感想を聞きたいくらい（笑）」と笑顔を浮かべる。彼女がライブアンセムになり得る曲だと説明したライブ初披露曲「OVER」では、RINAの躍動感あふれるドラミングとHARUNAのエモーショナルな歌声が響いた。続いて「EVERYBODY SAY YEAH!」でTOMOMIとHARUNAが掛け合うボーカルが観客のテンションを引き上げると、HARUNAはさらに女子、男子に分けてオーディエンスをジャンプさせる。そしてラストナンバーとして届けられたのは「LOVE SURVIVE」。4人はいっそうエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げ、ステージをあとにした。

アンコールでメンバーは、ニューアルバムの完全生産限定盤に同梱されているAMIAYAコラボの白Tシャツで衣装をそろえて再登場。HARUNAは「とにかく一生懸命作ったアルバムなので、いっぱい聴いてもらえたらと思います！」と改めてファンに「HONEY」をアピールした。彼女が「みんなで一緒に踊れたら、最高の夜になるんじゃないかなと思います」と前置きした「SCANDAL BABY」では、RINAのダンサブルなドラミングとHARUNA、TOMOMI、MAMIによるハツラツとしたユニゾンによって、観客が手を左右に揺らす光景が広がる。最後にHARUNAは「続きはホールツアーで！ また会いましょう！」とオーディエンスに呼びかけた。

SCANDALは3月3日の埼玉・三郷市文化会館 大ホール公演を皮切りに、「HONEY」を携えたホールツアーを開催する。チケットの一般発売日は2月17日。