このツアーは04 Limited Sazabysが行ってみたい土地を舞台に、新たな出会いを求めて対バン形式でライブを行うというもの。彼らはこのライブで初めて訪れたという青森・八戸、宮城・石巻、島根・松江、鳥取・米子の4都市を含む計7ケ所で、All Found Bright Lights、teto、Cloque.、女王蜂、
東京公演の1組目のゲスト・yonigeは「our time city」「アボカド」といった疾走感あふれるナンバーを連投し、場内のテンションを引き上げていく。手を上げたり体を揺らしたりしながらyonigeのライブを堪能する観客へごっきん(B, Cho)が「フォーリミのお客さんは優しい人ばっかりでよかったです」と笑顔を見せ、彼女たちは「センチメンタルシスター」「さよならアイデンティティー」とエモーショナルなナンバーを続ける。ラストナンバー「最愛の恋人たち」では牛丸ありさ(Vo, G)が切なく歌い上げたのち、アウトロでギターをかき鳴らし、余韻を残してステージを去った。
岡崎体育はユーモアあふれるステージングで会場を盛り上げる。「今日呼んでくれたフォーリミに恩返しするために、一体感を生み出したい」との思いを口にし、「Explain」ではEDM調のナンバーで観客をジャンプさせ、さらにラウドロックバンドのライブで見かけるウォールオブデスに影響を受けて制作したという「Walk Of Death」ではオーディエンスに“ウォークオブデス”をさせるなど、観客を巻き込み、一体感を生み出していった。
この日の主役、04 Limited Sazabysは「Letter」でライブをスタート。GEN(B, Vo)が伸びやかに同曲を歌い上げると、RYU-TA(G, Cho)が「遊ぼうぜ!」と声を上げ、演奏は「climb」へとなだれ込む。KOUHEI(Dr, Cho)の繰り出す高速のツービートに乗せ、ファンはモッシュやクラウドサーフを繰り返した。あっという間に4曲を届けたのち、GENがこの日の競演者について「絶望と希望のバランスが絶妙。ナイスセンスじゃないですか? この組み合わせを思いついた俺たちに感謝してほしい(笑)」と胸を張った。さらに「『どうぶつさんたちだいしゅうごうだわいわいスペシャル』にようこそ」と岡崎体育の歌詞を使ったMCを展開。yonigeの牛丸を「牛さん」と呼んでみるなど、笑いを誘いつつも「本当に大好き」と2組への思いを述べた。
その後彼らは、2014年9月発売のシングル「YON」収録曲「labyrinth」「ghost」を連投して観客をヒートアップさせたかと思えば、GENいわく「東京の夜に一番合う曲」だと言う「Night on」、ピンク色の照明がステージを染め上げた「mahoroba」を続けて妖艶なムードへと誘う。さらに「Grasshopper」「imaginary」とバンド初期のナンバーをエネルギッシュに届けるなど、バラエティ豊かな楽曲群でファンを喜ばせていった。
終盤、GENは「最近思ってることがあって」と話を始め「自分のため、自分がやりたくてバンドをやってるんだけど、ちょっとずつ俺たちを必要としてくれる人たちが増えてきて、ちょっとずつ誰かのためになってきてると思うんですよ。自分のためだと限界があって、誰かのためにしていくことが幸せだなと思ってて。だから俺は言葉の力を強くしたい。生きる力がないヤツは生き返らせたい。病気のヤツは治したい。今日も1音1音に気持ち込めて飛ばすんで、何かキャッチして持って帰ってほしい」と熱弁をふるった。そしてバンドは力強く「Feel」を届けたのち、「この曲で皆さんの沸点に達しましょう!」とGENが焚きつけた「monolith」で本編を終えた。
アンコールではGENが今回のツアーを振り返り「各地で懐かしい曲を歌ってみると、歌詞がまあ暗い(笑)」と苦笑い。しかし「最近ちょっとずつ明るい曲も書いてるじゃん? それが書けるようになってきたのは、紛れもなく皆さんのおかげです。こんな俺たちだからこそ届けられるパワーがあると思ってます。こんな俺たちだからこそ皆さんに与えられる希望があると思います。光がないなら俺たちが光になればいいだけだと思っています。これからも皆さんに光と希望をいっぱい与えるんで、これからもついてきてください」と熱い思いを重ねる。そして大きく息を吸い込むと、「Horizon」をパワフルに歌唱。最後は明るくなったフロアに向けて4人は「Terminal」を届ける。メンバーが順に去り、最後にRYU-TAが1人ステージに残る。彼は肉声で一本締めの指揮を取り、ライブの幕を下ろした。
なお04 Limited Sazabysは8月30日にニューシングル「Squall」をリリース。11月からはワンマンツアー「Squall tour」を開催する。
04 Limited Sazabys presents「Human Communication tour」
2017年8月7日 TSUTAYA O-EAST セットリスト
yonige
01. さよならプリズナー
02. our time city
03. アボカド
04. センチメンタルシスター
05. さよならアイデンティティー
06. 最愛の恋人たち
岡崎体育
01. Explain
02. Walk Of Death
03. Voice Of Heart
04. FRIENDS
05. Q-DUB
04 Limited Sazabys
01. Letter
02. climb
03. fiction
04. escape
05. days
06. nem...
07. labyrinth
08. ghost
09. Night on
10. mahoroba
11. Grasshopper
12. imaginary
13. Feel
14. monolith
<アンコール>
15. Horizon
16. Terminal
04 Limited Sazabys “Squall tour”
2017年11月16日(木)神奈川県 CLUB CITTA'
2017年11月23日(木・祝)広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
2017年11月24日(金)福岡県 DRUM LOGOS
2017年11月26日(日)香川県 高松festhalle
2017年11月30日(木)長野県 キッセイ文化ホール 中ホール
2017年12月7日(木)新潟県 NIIGATA LOTS
2017年12月9日(土)宮城県 チームスマイル・仙台PIT
2018年1月6日(土)北海道 Zepp Sapporo
2018年1月13日(土)大阪府 Zepp Osaka Bayside
2018年1月14日(日)大阪府 Zepp Osaka Bayside
2018年1月18日(木)東京都 Zepp Tokyo
2018年1月19日(金)東京都 Zepp Tokyo
2018年1月25日(木)愛知県 Zepp Nagoya
2018年1月26日(金)愛知県 Zepp Nagoya
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