daimas55歳の誕生日をART、lovefilm、きのこ帝国、syrupらが祝福

4

401

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 112 284
  • 5 シェア

UKプロジェクト代表およびDAIZAWA RECORDSのプロデューサーである“daimas”の55歳の誕生日を記念したライブイベント「55 daimas "Another year of experience"」が、1月29、30日に東京・LIQUIDROOMにて開催された。

「55 daimas "Another year of experience"」2日目に出演するsyrup16g。(Photo by Yuki Kawamoto)

「55 daimas "Another year of experience"」2日目に出演するsyrup16g。(Photo by Yuki Kawamoto)

大きなサイズで見る(全16件)

「55 daimas "Another year of experience"」は2日にわたりそれぞれ異なるテーマを掲げて行われたイベント。1日目は「うたの日」をテーマに、普段はバンドで活動しているアーティストが弾き語りを披露し、2日目は「バンドの日」と題してdaimasと親交の深い4組のバンドが出演した。この記事では2日目の模様をレポートする。

まずステージに現れたのは本日の主役であるdaimasこと遠藤幸一氏。ラインナップされたアーティストについて「僕が本当に大好きなバンドが惑星直列のような現象が起きて奇跡的にそろいました。この4組は音が大好きなバンドでもありますが、この2~3年一緒に飲んだ回数が多い順にそろった4組でもあります」と紹介し、「特にART-SCHOOLsyrup16gが同じライブに出るということはゴジラとガメラが一緒に出てくるようなものですから! 最後まで楽しんでいってください!」とオーディエンスを煽ってイベントの幕を開けた。

「55 daimas "Another year of experience"」2日目に出演するART-SCHOOL。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle Photography] )

「55 daimas "Another year of experience"」2日目に出演するART-SCHOOL。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle Photography] )[拡大]

トップバッターで登場したのはART-SCHOOL。彼らのライブでは定番となった「スカーレット」や「real love/slow dawn」などを歌い、フロアを揺らしていく。木下理樹(Vo, G)は「遠藤さんがいなかったら今のアートはないと思うので、本当に感謝してます」と感慨深そうに告げ、遠藤氏が好きな曲として急きょセットリストに組み込んだという「あと10秒で」を熱唱。オーディエンスも熱気を帯び、「何もねえ」の歌詞の部分では手を挙げてシンガロングしていた。

「55 daimas "Another year of experience"」2日目に出演するlovefilm。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle Photography] )

「55 daimas "Another year of experience"」2日目に出演するlovefilm。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle Photography] )[拡大]

2番手のlovefilmは1stアルバムの収録曲「Hours」でライブをスタート。「Ghost Dance」を歌う直前に音が出なくなる機材トラブルに「霊がいる!」と冗談を交えながら石毛輝(Vo, G, Programming)は「誕生日にトラブルを起こす……遠藤幸一という人はそういう人間が好きだと思います(笑)。では、遠藤さんに捧げます!」と宣言し、「Capricorn」をパフォーマンスする。江夏詩織(Vo, G, Syn)の伸びやかな歌声で観客を魅了した彼らは最後に「Kiss」を投下。切ないメロディに乗せ、江夏と石毛による美しいハーモニーを届けた。

「55 daimas "Another year of experience"」2日目に出演するきのこ帝国。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle Photography] )

「55 daimas "Another year of experience"」2日目に出演するきのこ帝国。(Photo by Viola Kam [V'z Twinkle Photography] )[拡大]

きのこ帝国は「東京」にはじまり「クロノスタシス」「夜が明けたら」などバンドの代表曲6曲をノンストップで披露。佐藤千亜妃(Vo, G)が真摯でエモーショナルな歌声を響かせると、客席も食い入るように聴き入る。ラストナンバー「ありふれた言葉」の最後に佐藤が満面の笑みで「お誕生日おめでとうっ!」と叫ぶと、会場は温かな拍手に包まれた。

この日のトリを務めたのはsyrup16g。大きな歓声に迎えられて登場した彼らは冒頭から「センチメンタル」「I'll be there」「生活」「Share the light」と一気に畳みかける。観客もハンドクラップを繰り出すなどフロアの熱気は一気に上昇した。そんな中でMCの口火を切った五十嵐隆(Vo, G)は「遠藤さん、誕生日おめで……おめでとうございます」と噛んでしまい、オーディエンスを爆笑させるひと幕も。五十嵐は「結構言えたほうだよ(笑)」と苦笑いを浮かべつつ、早々に次の曲「生きているよりマシさ」に切り替えると、バンドは最後の「真空」まで駆け抜けた。

鳴りやまない拍手を受けて再び遠藤氏が登場。「昨日今日と、自分が本当にカッコいいと思うものを共有できる皆さんと一緒に過ごせて本当にうれしいです」と挨拶し、「この企画を思いついたときに一番最初に相談したのは五十嵐君(syrup16g)で、今日の鬼気迫るパフォーマンスも心に残りました。アンコールは個人的にリクエストしたこの曲で締めたいと思います」とsyrup16gを呼び込む。再登場したsyrup16gは彼のリクエスト曲だという「Reborn」を丁寧に歌い上げてステージを後にした。

この記事の画像(全16件)

55 daimas "Another year of experience" 2017年1月30日 LIQUIDROOM セットリスト

ART-SCHOOL

01. サッドマシーン
02. スカーレット
03. real love/slow dawn
04. ウィノナライダー アンドロイド
05. プール
06. その指で
07. あと10秒で
08. FADE TO BLACK

lovefilm

01. Hours
02. Beautiful End
03. Ghost Dance
04. Capricorn
05. Kiss

きのこ帝国

01. 東京
02. クロノスタシス
03. ヴァージン・スーサイド
04. 愛のゆくえ
05. 夜が明けたら
06. ありふれた言葉

syrup16g

01. センチメンタル
02. I'll be there
03. 生活
04. Share the light
05. 生きているよりマシさ
06. Sonic Disorder
07. 空をなくす
08. 真空
<アンコール>
09. Reborn

全文を表示

読者の反応

  • 4

たびけん @02tabiken02

これ以来かな?考えてみればこれマジでスゴいメンツだったなhttps://t.co/ho2xZ3ARzY

コメントを読む(4件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 syrup16g / ART-SCHOOL / lovefilm / きのこ帝国 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。