ライブの幕開けを飾ったのは、牧野純平（Vo, G）がハンドマイクで歌う「A Short Film」。ドラマチックなサウンドが会場に響き、オーディエンスはLILI LIMITの世界へと誘われていく。5人は続けて疾走感あふれる「Wink,Blink」、キャッチーでポップな「Kitchen」、黒瀬莉世（B）と志水美日（Key）のコーラスが映える「h.e.w」などをパフォーマンス。サンプラー、シンセサイザー、パーカッション、電子ドラムなどを駆使しながらライブを展開した。
牧野はMCで「ありがとう！ ツアーで全国いろんな土地を旅してきました。結成4年目にして、ようやくライブで自分たちのサウンドを表現できるようになってきました」とツアーで得た手応えを明かし、「山口県からやってきたので、東京でのワンマンにこんなに集まってくれるなんてうれしいです」と感謝の思いを観客に伝える。ライブの折り返し地点では「ワンマンだし、普段やらないような挑戦的なこともやってみようかなと」という言葉に続き、土器大洋（G）がサンプリングを多用しながら奏でる「Space R」をプレイしたり、フォーキーな「Space L」を届けたりと多彩なナンバーでファンを楽しませる。そして観客のハンドクラップと「アニュマニデイズ」の合唱が一体感を作り出した「Girls like Chagall」を経て、高揚感たっぷりの「Self Portrait」で本編はクライマックスを迎えた。
アンコールでは土器が「ツアーで訪れる土地土地でお客さんが家族のように迎えてくれたことがうれしかった。帰りたくなる土地が増えています」と述べ、その思いを伝えるように5人は大切な人に向けて作ったという「Suite Room」を演奏。間奏で美しいコーラスが響き、幸せな空気がフロアに漂う。そしてツアーファイナルを飾ったのはライブでおなじみの「Festa」。メンバーはお互いの顔を見ながら音を重ね、丁寧なパフォーマンスで初の全国ワンマンツアーに幕を下ろした。
LILI LIMIT「LILI LIMIT ONE MAN TOUR Good Bye Velvet」
2016年12月9日 UNIT セットリスト
01. A Short Film
02. Wink, Blink
03. Kitchen
04. h.e.w
05. Unit Bath
06. Observe
07. N_tower
08. On The Knees
09. Neighborhood
10. Space L
11. A Few Incisive Mornings
12. Naked
13. Living Room
14. Girls like Chagall
15. Self Portrait
＜アンコール＞
17. Suite Room
18. Festa
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