「ありがとう。またね」Galileo Galilei、Aimerも駆け付けた“最初で最後”の武道館

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Galileo Galileiが昨日10月11日に東京・日本武道館にて、同バンドとして最後に行うライブ「Galileo Galilei Last Live~車輪の軸~ at 日本武道館」を開催した。

「Galileo Galilei Last Live~車輪の軸~ at 日本武道館」の様子。(撮影:エンドウアキラ)

「Galileo Galilei Last Live~車輪の軸~ at 日本武道館」の様子。(撮影:エンドウアキラ)

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「Galileo Galilei Last Live~車輪の軸~ at 日本武道館」の入り口。(撮影:エンドウアキラ)

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今年の春に最新のオリジナルアルバム「Sea and The Darkness」を携えて行ったツアー「Sea and The Darkness Tour 2016」をもってGalileo Galileiとしての活動を終了させる予定だった彼ら。ツアーで各地を回るうちに「Galileo Galileiの集大成としてのライブをしたいという思い」が強くなり、今回開催されることとなった本公演ではインディーズ時代の楽曲から最新アルバムの収録曲まで、バンドのキャリアを総括するようなセットリストでライブが展開された。

尾崎雄貴(Vo, G, Key)(撮影:エンドウアキラ)

尾崎雄貴(Vo, G, Key)(撮影:エンドウアキラ)[拡大]

Galileo Galileiにとって“最初で最後”の日本武道館単独公演のチケットはソールドアウト。会場に駆け付けた大勢のファンに迎えられる中サポートメンバーを従えてステージに現れた彼らは、尾崎雄貴(Vo, G)の「ハロー」という挨拶を合図に「クライマー」でラストライブの幕を開けた。尾崎和樹(Dr)が刻む軽快なビートに乗せて、雄貴が力強く歌い上げる「恋の寿命」、ダイナミックなバンドアンサンブルで魅せる「嵐のあとで」など、序盤では2015年にリリースされたシングル曲が続く。6曲目の「さよならフロンティア」が終わり、口を開いた雄貴は「現在から過去に遡っています。タイムスリップ的なね。俺らと一緒に振り返ろう」とセットリストの趣旨を説明。そして活動初期からコーラスメンバーとして参加してきたchimaをステージへと招き入れ、人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のオープニングテーマに採用され、彼らの名前を広めるきっかけになったナンバー「青い栞」を歌うと、オーディエンスは歓声を上げた。

佐孝仁司(B, Key)(撮影:エンドウアキラ)

佐孝仁司(B, Key)(撮影:エンドウアキラ)[拡大]

ひさしぶりに披露された「四ツ葉さがしの旅人」では、雄貴が「ごめん、ミスった」と演奏し直す場面も。マイペースにライブを進行していく彼らの様子を、観客たちは「一瞬たりとも見逃さない」といった様子で見守った。3人はGalileo Galileiで初めて行ったツアーを振り返り、感慨深げに「ツアーをするなんて思っていなかったし、まさか武道館に立つなんて想像していなかった」と語り合ったあと、佐孝仁司(B, Key)のスラップが炸裂するメジャーデビュー曲「ハマナスの花」を熱演。そしてこれまでさまざまなアレンジで披露されてきた活動初期のナンバー「管制塔」を、メジャーデビュー時のアレンジで届けた。

尾崎和樹(Dr)(撮影:エンドウアキラ)

尾崎和樹(Dr)(撮影:エンドウアキラ)[拡大]

「バナナフィッシュの浜辺と黒い虹」ではフィーチャリングアーティストのAimerが登場。観客はAimerと雄貴のハーモニーに大いに酔いしれた。終盤に披露された「星を落とす」ではステージ上方に無数の光が灯り、星空の下で演奏しているかのようなロマンチックな光景に。ラストは観客たちの合唱が会場を包んだ「Birthday」で締めくくられ、温かな雰囲気の中本編の幕が閉じた。

「Galileo Galilei Last Live~車輪の軸~ at 日本武道館」の様子。(撮影:エンドウアキラ)

「Galileo Galilei Last Live~車輪の軸~ at 日本武道館」の様子。(撮影:エンドウアキラ)[拡大]

アンコールでは「Imaginary Friends」と「Sea and The Darkness II」の2曲が届けられる。「Sea and The Darkness II」ではサックス奏者がステージに現れ、艶っぽいサックスの音色が日本武道館に響き渡った。アンコールが終わっても鳴り止まない拍手に応え、3人はダブルアンコールも実施。「ハローグッバイ」を歌った雄貴は「Galileo Galileiというバンドとして、日本武道館で(ライブが)できてよかった。言葉が見つからない。みんなには『ありがとう。またね』という気持ちです。最後に会いに来てくれてありがとう」とファンへ感謝の気持ちを伝えたあと、この日のために作ったナンバー「車輪の軸」をメンバーと共に鳴らす。彼は「もういちど ほら、もういちど」と歌い、Galileo Galileiとしての活動にピリオドを打った。彼らがステージを去ったあと、ステージのセットには「Galileo Galilei」の文字に加え、3人がそれぞれ描いたであろう手のひらと「バイバイ」の文字が映し出されていた。なおこの日の模様は2017年1月25日にBlu-rayおよびDVD作品としてリリースされる。

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Galileo Galilei Last Live~車輪の軸~ at 日本武道館
2016年10月11日 日本武道館 セットリスト

01. クライマー
02. 恋の寿命
03. 嵐のあとで
04. サークルゲーム
05. 明日へ
06. さよならフロンティア
07. 青い栞
08. 僕から君へ
09. 四ツ葉さがしの旅人
10. 夏空
11. ハマナスの花
12. 管制塔
13. 鳥と鳥
14. バナナフィッシュの浜辺と黒い虹 with Aimer
15. 老人と海
16. 星を落とす
17. Birthday
<アンコール>
18. Imaginary Friends
19. Sea and The Darkness II
<ダブルアンコール>
20. ハローグッバイ
21. 車輪の軸

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