ハンバート ハンバートのツアー「歌ったり喋ったり」バンド篇が終幕、これまでの活動を凝縮した選曲で観客を魅了

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ハンバート ハンバートの全国ツアー「ハンバート ハンバート ツアー2026『歌ったり喋ったり』」バンド篇の最終公演が3月21日に東京・東京国際フォーラム ホールAにて開催された。

ハンバート ハンバート(撮影:後藤渉)

ハンバート ハンバート(撮影:後藤渉)

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お茶の間レベルに名前が浸透した2025年

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」に主題歌「笑ったり転んだり」を提供し、年末には結成27年目にして「NHK紅白歌合戦」に初出演を果たすなど、お茶の間レベルまでその名を浸透させることとなった2025年のハンバート ハンバート。8都市で行われたツアーは全公演がソールドアウトを記録し、この日の東京国際フォーラム公演にも、親子連れから年配の紳士淑女まで、老若男女、幅広い層が足を運んでいた。今回のツアーでハンバート ハンバートは、昨年11月に発表した初の公式ベスト盤「ハンバート入門」の収録曲を中心にバンド編成で22曲を演奏。グループの歴史を凝縮したセットリストで満員の観客を楽しませた。

「ハンバート ハンバート ツアー2026『歌ったり喋ったり』」バンド篇最終公演の様子。(撮影:後藤渉)

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定番の軽妙洒脱なトークでライブが開幕

場内がゆっくり暗転すると、盛大な拍手の中、佐野遊穂(Vo, Harmonica)と佐藤良成(Vo, G)がステージに登場。2人は来場者に感謝を述べると、ライブの定番と化した軽妙洒脱なトークのやりとりを冒頭から繰り広げる。「紅白歌合戦」や「ミュージックステーション」出演時のエピソードを夫婦漫才よろしくテンポよく話す2人の様子を笑顔で見つめる観客たち。ピースフルな雰囲気が場内に広がる中、「始めるか」という佐藤の言葉を合図に、ライブは「長いこと待っていたんだ」でスタートした。アコースティックギターの爽快な調べとともに、佐野の澄んだ歌声が場内に響き渡る。序盤ではアコギと歌の弾き語りスタイルで「アメリカの恋人」や「夜明け」といった楽曲が届けられ、美しいハーモニーが観客たちを魅了した。

ハンバート ハンバート(撮影:後藤渉)

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5曲目の「一瞬の奇跡」からは、バンドメンバーの則竹裕之(Dr)、荻原基文(B)、エマーソン北村(Organ)、関藤麻衣子(Piano)がステージに合流。息の合った演奏で、2人が紡ぐ歌の世界に豊かな色彩を加えていく。疾走感あふれる「がんばれ兄ちゃん」、ノスタルジックな雰囲気の「ちいさな冒険者」を経て、バラードナンバー「恋の顛末」では佐藤がピアノを演奏。センチメンタルなサウンドに乗せて、ほろ苦い恋の終わりの風景を佐野がしっとりと歌い上げる。「ぼくのお日さま」の演奏を終えるとバンドメンバーが退場。2人はバンジョーの弾き語りで「大宴会」を厳かに届けてライブの前半を終えた。

佐野遊穂(Vo, Harmonica)

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佐藤良成(Vo, G)

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後半はおなじみのあの曲で幕開け

しばしの休憩を挟み、佐野と佐藤が再びステージに登場する。後半の1曲目に届けられたのは「おなじ話」。2005年に発表され、全国のFM局でパワープレイを獲得するなど、ハンバート ハンバートというグループの認知度を高めることとなった重要なナンバーだ。2人のハートウオーミングな掛け合いが、場内に温かな空気を生み出していく。佐藤のピアノをフィーチャーしたバラード「ふたつの星」に続けて演奏されたのは「黄金のふたり」「バビロン」といったロック色の強いナンバー。バンドが繰り出すラフ&タフなサウンドが力強く鳴り響く。美しいメロディに切なさがにじむ「トンネル」、やるせない気持ちをしみじみと歌う「虎」といった楽曲を経てライブは終盤へ。現代社会への皮肉を込めた「国語」を演奏した2人は、本編最後に「メッセージ」を朗らかに歌い、ステージをあとにした。

「ハンバート ハンバート ツアー2026『歌ったり喋ったり』」バンド篇最終公演の様子。(撮影:後藤渉)

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「ハンバート ハンバート ツアー2026『歌ったり喋ったり』」バンド篇最終公演の様子。(撮影:後藤渉)

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あきらめずになんとかやっていきましょうか

アンコールの拍手に応えてステージに登場した佐藤と佐野は、ブルーグラス調の軽快なナンバー「うちのお母さん」で陽気に会場を盛り上げる。演奏後に佐藤は「今年で28年目? これからも元気が続く限り、血糖値に気をつけながら、やっていこうと思います」とユーモア混じりに意気込みを述べ、「難儀なことがいろいろあって、世の中エライことになっちゃってるけど、あきらめずになんとかやっていきましょうか」と観客たちにメッセージを送る。最後に2人は「笑ったり転んだり」をじっくりと歌い届けて静かにツアーバンド篇の幕を下ろした。

本公演の模様は、5月29日22:00よりスペースシャワーTVにて放送決定。また「ツアー2026『歌ったり喋ったり』」は今後、弾き語りによる「ふたり篇」、番外編として東名阪のCLUB QUATTROで開催される「クアトロ篇」が控えている。

「ハンバート ハンバート ツアー2026『歌ったり喋ったり』」バンド篇最終公演の様子。(撮影:後藤渉)

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終演後、客席に挨拶をするハンバート ハンバートとバンドメンバー。(撮影:後藤渉)

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セットリスト

「ハンバート ハンバート ツアー2026『歌ったり喋ったり』」バンド篇 2026年3月21日 東京国際フォーラム ホールA

01. 長いこと待っていたんだ
02. アメリカの恋人
03. 横顔しか知らない
04. 夜明け
05. 一瞬の奇跡
06. がんばれ兄ちゃん
07. ちいさな冒険者
08. 恋の顛末
09. ぼくのお日さま
10. 大宴会
11. おなじ話
12. ふたつの星
13. 黄金のふたり
14. バビロン
15. 返事を書こう
16. トンネル
17. 虎
18. それでもともに歩いていく
19. 国語
20. メッセージ
<アンコール>
21. うちのお母さん
22. 笑ったり転んだり

「ハンバート ハンバート「ツアー2026『歌ったり喋ったり』3.21 東京国際フォーラム ホールA」の番組情報

放送日時

スペースシャワーTV 2026年5月29日(金)22:00~23:30

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ハンバートハンバート @humbert_info

先日開催されたツアー2026「歌ったり喋ったり」東京国際フォーラム公演のライブレポートが公開されました、ぜひご覧ください!

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