WEAVER全国ホールツアー完結「僕らはいつでもここで待ってるよ」

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WEAVERが11月28日に全国ホールツアー「WEAVER HALL TOUR 2015 Still Boys & Girls ~Sing Like Dancing In Our Hall~」の最終公演を東京・NHKホールで開催した。

WEAVER「WEAVER HALL TOUR 2015 Still Boys & Girls ~Sing Like Dancing In Our Hall~」東京・NHKホール公演の様子。(撮影:高田梓)

WEAVER「WEAVER HALL TOUR 2015 Still Boys & Girls ~Sing Like Dancing In Our Hall~」東京・NHKホール公演の様子。(撮影:高田梓)

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杉本雄治(Vo, Piano)(撮影:高田梓)

杉本雄治(Vo, Piano)(撮影:高田梓)[拡大]

バンドはこのツアーで10月から11月にかけて全国10カ所でホール公演を実施。最終公演となったこの日、3人がステージに登場すると客席から大歓声が起こる。ステージ上のミラーボールに反射した光が場内に降り注ぐ中、「Shine」でライブがスタートした。そして河邉徹(Dr)のカウントから「トキドキセカイ」になだれ込み、杉本雄治(Vo, Piano)は「渋谷!」と声を上げて観客を煽る。曲中に杉本がハンドマイクでピアノのイスから立ち上がると、すかさず奥野翔太(B)が代わりにグランドピアノを演奏。杉本はピアノの上に立つなど、自由に歌唱する姿で観客を惹きつけた。MCで杉本は「今日はツアーで一番いいライブができる気しかしないんですけど、皆さんはどうですか!?」と投げかけて歓声を浴びる。そして「とは言っても、もう最高です! できあがってる!」と熱気あふれるフロアを見渡しながら、うれしそうな表情を見せた。その後披露された「Happiness ~ふたりは今も~」では、杉本と奥野の美しいコーラスワークが場内に響いた。

奥野翔太(B)(撮影:高田梓)

奥野翔太(B)(撮影:高田梓)[拡大]

MCではステージの後方に、このツアーのために作られた巨大な棚が設置されていることが話題に上がった。奥野はその棚の一角にあるトラベルケースに、毎回スタッフがメンバーに内緒でツアー各地にまつわるアイテムを入れていることを説明し、「何が入ってるんやろう?」と疑問を浮かべる。杉本が「ハチ公かなあ?」と答えると、中には犬の被り物が入っており、奥野に「当てんなよ!(笑)」とツッコまれる場面も。そして杉本がそれを被りギターを弾く真似をすると、奥野は「あ、俺そういうバンド見たことある」と話して観客の笑いを誘った。また棚には3人が高校時代に書いた歌詞をまとめたノートも置かれており、その中から1曲が披露されることに。杉本がギターを弾き語りながら歌い始めると、奥野がその歌詞について「短い間にアイスクリーム3回も出すぎやろ!」などと声を上げ、オーディエンスを沸かせていた。

「泣きたいくらい幸せになれるよ」を披露するWEAVER。(撮影:高田梓)

「泣きたいくらい幸せになれるよ」を披露するWEAVER。(撮影:高田梓)[拡大]

「泣きたいくらい幸せになれるよ」では、1つのピアノのイスに3人が腰をかけ、杉本がギターで、奥野と河邉がピアノの連弾で演奏。オーディエンスは彼らが紡ぐ美しいサウンドにうっとりと聴き入っていた。その後新曲「クローン」「さよならと言わないで」などを経て、杉本が「少年少女の気持ちになれますか!」と観客を煽ると、バンドはここからストリングセクションを迎え「Boys & Girls」でにぎやかなアンサンブルを届けた。その後も「Hard to say I love you ~言い出せなくて~」「夢じゃないこの世界」「Shall we dance」とアップチューンが次々と投下されていく。続く「Free will」の曲中には河邉のドラムと掛け合いをするように、奥野が力強く太鼓を叩いて観客をさらに盛り上げた。杉本の「もっとひとつになろう!」という言葉のあと披露されたラストナンバー「くちづけDiamond」では、ステージがカラフルな照明で彩られ、メンバーそれぞれがアグレッシブなプレイを見せて観客から拍手喝采を浴びた。

「こっちを向いてよ」を演奏する杉本雄治(Vo, Piano)と沖増菜摘(Violin)。(撮影:高田梓)

「こっちを向いてよ」を演奏する杉本雄治(Vo, Piano)と沖増菜摘(Violin)。(撮影:高田梓)[拡大]

ファンによるアンコール代わりの「WEAVER」コールを受けて、杉本がステージに再登場。「1曲だけピアノとバイオリンでやりたいんですけど、どうですか?」と観客に投げかけた彼は、バイオリニストの沖増菜摘を呼び込み、2人で「こっちを向いてよ」を演奏。杉本のエモーショナルな歌声とピアノの音に、バイオリンの優雅な音色が重なった。沖増がステージを去り、奥野と河邉が姿を現すと、杉本は観客に改めて感謝の気持ちを伝えた。そして彼の「『みんなに音を届けたい』っていう気持ちと、『僕らはいつでもここで待ってるよ』っていう気持ちを込めて」という言葉から、バンドは新曲「Welcome!」を温かいアンサンブルで届け、ライブを締めくくった。

河邉徹(Dr)(撮影:高田梓)

河邉徹(Dr)(撮影:高田梓)[拡大]

なお彼らは2016年2月10日にニューアルバム「Night Rainbow」を発売。2016年4月からは、今作を携えた全国ホールツアー「Draw a Night Rainbow」で全国9カ所を回ることが決定している。

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WEAVER「WEAVER HALL TOUR 2015 Still Boys & Girls ~Sing Like Dancing In Our Hall~」
2015年11月28日 NHKホール セットリスト

01. Shine
02. トキドキセカイ
03. 愛のカタチ
04. Happiness ~ふたりは今も~
05. blue bird
06. 僕らの永遠~何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~
07. 泣きたいくらい幸せになれるよ
08. クローン
09. さよならと言わないで
10. Beloved
11. Boys & Girls
12. Hard to say I love you ~言い出せなくて~
13. 夢じゃないこの世界
14. Shall we dance
15. Free will
16. くちづけDiamond
<アンコール>
17. こっちを向いてよ
18. Welcome!

WEAVER 11th TOUR 2016「Draw a Night Rainbow」

2016年4月9日(土)大阪府 オリックス劇場
2016年4月10日(日)愛知県 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
2016年4月16日(土)香川県 香川県民ホール アルファあなぶきホール 小ホール
2016年4月17日(日)静岡県 グランシップ静岡 中ホール・大地
2016年4月29日(金・祝)福岡県 福岡国際会議場メインホール
2016年4月30日(土)広島県 JMSアステールプラザ 中ホール
2016年5月2日(月)宮城県 若林区文化センター
2016年5月4日(水・祝)北海道 札幌サンプラザ
2016年5月6日(金)東京都 NHKホール

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読者の反応

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真梨子 @mary9ur

ノートのくだり、3人でわちゃわちゃしてて最高に可愛いかった(笑)

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