いきものがかり、16年前にタイムスリップ！結成記念日に路上ライブ再現

いきものがかりが昨日11月3日に神奈川・ラゾーナ川崎プラザ ルーファ広場 グランドステージでライブイベントを行った。

11月3日はいきものがかりの結成記念日。1999年のこの日に、それまで水野良樹（G）、山下穂尊（G, Harmonica）の2人で活動していたユニットに彼らの同級生の妹である吉岡聖恵（Vo）が加わり、いきものがかりの活動がスタートした。結成日を祝う今回のイベントは当初事前告知なしのサプライズで開催される予定だったが、HMVのWebサイトにライブの情報が上がったことで、会場には多くのファンが集まった。

いきものがかりの登場を待ち望むファンの姿を見た3人は、予定していた開演時刻よりも早くライブをスタートさせる。まずステージに上がったのは変装した姿の水野と山下。水野は「すいません、僕たちサプライズライブをやるつもりでしたが、バレてしまいました。でも予定通りやるのでよろしくお願いします！」と笑いを誘い、自分たちは「○○がかり」というユニットであると主張。そして結成当時に路上ライブでよく歌っていたというゆず「ねこじゃらし」を披露した。

大きな歓声を浴びた2人は、ここで「新メンバーを紹介します。同級生の妹です！」と吉岡を呼び込む。吉岡は水野に「ひさしぶり！」、山下には「はじめまして！」と、16年前のユニット結成時と同じ挨拶をしてみせた。そして彼女たちは、吉岡が加入してから最初に披露した曲である、ゆず「夏色」を演奏する。この曲を披露し終えると、3人は水野の「では16年の時を超えます！」という言葉を合図に変装を解き「いきものがかりです！」と改めて自己紹介した。

彼らは次にデビュー曲「SAKURA」を届け、2016年3月15日のデビュー10周年記念日にベストアルバム「超いきものばかり～てんねん記念メンバーズBESTセレクション～」をリリースすることを発表した。そして3人は、水野がユニット結成当時に作っていたという手描きのチラシを再現したベストアルバムのフライヤーをファンに配布してステージを終える。吉岡は「サプライズライブ、バレてしまったけど、たくさんのお客さんの前でひさしぶりに路上ライブのようなことができて、とっても楽しかったです！」とこの日の感想を語った。