ましまろツアー、ホッピー片手に絶好調「バンドっぽくなってきた」

ましまろが9月26、27日に東京・東京キネマ倶楽部にてワンマンライブを行った。

このライブはバンド初の全国ツアー「ましまろ ほーぼーツアー 2015」の東京公演として行われたもの。ましまろメンバーの真島昌利（G, Vo）、真城めぐみ（Vo）、中森泰弘（G, Vo）は、サポートの伊賀航（B）を加えた4人編成でこのツアーを回っており、これまでの彼らとひと味違うサウンドを各地で届けている。

今回の東京公演でメンバーは、それぞれホッピーのジョッキを手にしてステージに登場し、演奏の合間にもホッピーを煽るなどリラックスした状態でパフォーマンスを進行。真城は「ましまろはホッピーを応援しています！」と話しつつ、リハーサルや打ち合わせの際もホッピーを欠かさないことを明かして集まった観客を笑わせた。

ライブではシングルとアルバムの全収録曲を演奏したほか、8月のイベント「サマーオブどんと2015」で演奏して好評を得たというBO GUMBOS「魚ごっこ」のカバーも披露。さらにライブ中盤では、真城が「初めて聴いたとき『マーシーっぽい曲だな』と思った」と話す「遠雷」、真島のしゃがれたボーカルが冴えるブルースナンバー「海と肉まん」、軽快な中に切なさが覗くポップチューン「ローラーコースター」といった新曲も次々と演奏し、満員のフロアをひときわ大きな歓声で染め上げた。

また26日公演のMCでは前日にNHK総合「SONGS」の矢沢永吉特集回を観たという真島が矢沢との思い出話を明かす一幕も。2009年に行われた矢沢の東京ドーム公演にゲストギタリストとして参加した真島がリハーサルで矢沢に「どういうギターを弾けばいいんですか」と尋ねたところ、「マーシーちゃん、キース・リチャーズみたいにガッってやってよ！」と言われたというエピソードを、真島は笑顔で語った。

真城はMCで「このツアー中に『バンドっぽくなってきたな』って思う瞬間が随所にあった」と話し、終始楽しそうな表情を見せていた。残るツアーは明日10月2日の宮城・darwin、10月4日の北海道・cube gardenの2公演となる。

ましまろ「ましまろ ほーぼーツアー 2015」※終了分は割愛

2015年10月2日（金）宮城県 darwin
2015年10月4日（日）北海道 cube garden