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塚本晋也「野火」爆激上映会で中村達也×石川忠が生セッション

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セッションの様子。左から中村達也、石川忠。(撮影:渡邉俊夫)

セッションの様子。左から中村達也、石川忠。(撮影:渡邉俊夫)

昨日7月1日に東京・WWWにて映画「野火」の上映イベントが行われ、同作に出演するリリー・フランキー中村達也が出演した。

イベントでは映画の先行上映のほか、リリー・フランキー、塚本晋也監督、俳優の森優作によるトークショー、中村と劇伴を担当した石川忠によるライブセッションが行われた。30分にわたったトークショーでは、さまざまな苦労があった撮影の舞台裏話が語られる。第二次世界大戦のフィリピン戦線を描いた本作について、塚本が「人は死ぬとモノに変わってしまうのだということをしっかりと描きたかった」と述べ、「これから戦争体験者はどんどんいなくなっていくけれども、映画にすればずっと残るので、彼らから聞いたことを作品に反映させました。昔の『ロッキー・ホラー・ショー』のように、『野火』は夏が来て、終戦記念日が近付くたびに繰り返し上映されるような映画になれば」と語る。またリリーは「何かと規制が多いこの時代に、こういう映画が作られて公開されるというのはある意味で痛快だなと思います」と手応えを示した。

その後行われた中村と石川によるライブセッションは、塚本作品の映像がスクリーンに投影される中で展開。「野火」や「BULLET BALLET/バレット・バレエ」の劇中曲が映像とともにプレイされ、集まったオーディエンスを圧倒した。そしてイベントの最後に「野火」の“爆激”上映会が行われ、観客は迫力満点のサウンドで「野火」の世界を体感。塚本が「映画は音と空間を味わうものであってほしいので、ライブハウスという空間で上映ができるのはうれしい」と語っていた通り、臨場感あふれる上映会となった。

映画上映後にはイベント出演者が再びステージへ。石川は「楽しく、意義深い夜を皆さんと過ごせてよかったです!」と満足げに笑い、リリーは「立って観ていただいた方までいて。ありがとうございました」と感謝の思いを伝える。中村は「絶句。ありがとうございました」と口にし、塚本は「自分たちの手で映画を届けていきたいと思います」と語る。そして森は「自分が戦地に放り込まれたらどうなるかを考えて現場に立っていたつもりです」「1人でも多くの人に本作を観てもらいたい」とコメントした。

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