ザ・チャレンジ“花金クアトロ”でインディーズ卒業!念願BLITZも

34

266

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 147 198
  • 14 シェア

ザ・チャレンジの主催イベント「ザ・チャレンジ 5番勝負 2015」の最終ラウンドである第5戦が、3月13日に東京・渋谷CLUB QUATTROにて行われた。

答辞を披露するザ・チャレンジ。(撮影:小川舞)

答辞を披露するザ・チャレンジ。(撮影:小川舞)

大きなサイズで見る(全8件)

「ザ・チャレンジ 5番勝負 2015」は1月にスタートした対バン企画。第4戦までさまざまな競演相手を迎えてきた彼らだが、最終戦は「ザ・チャレンジ VS ザ・チャレンジ」と銘打ち、4月22日にミニアルバム「スター誕生」でメジャーデビューを果たす彼らのインディーズでのラストワンマンライブとして実施された。

オープニング、5人のメンバーは学ランを着てステージに登場。彼らは一列に整列すると「仰げば尊し」をBGMにインディーズ時代に別れを告げる“答辞”を披露した。沢田チャレンジ(Vo)が泣き真似をしながら「お世話になった下北沢GARAGE。楽しかったロックフェス。いつも笑顔で応援してくれたお前たち!」と思い出を振り返ると、残りの4人がこのスピーチを反復する。ファンの笑い声が漏れる中、沢田は第2ボタンをちぎってフロアに投げ入れ「そしてザ・チャレンジはメジャーへと旅立ちます! デビューを前に、しっかりこれまでの自分たちに決着つけに来たぜ!」と宣言。そのままバンドは「ライブハウス」でライブの口火を切った。

「キラキラ」「会いたい 会いたい ちょー会いたい」を終え、沢田は「“捨て曲なし”でおなじみのザ・チャレンジ。ただ持ち曲が少ないだけとも言いますが、持ち曲がこんなに少ないままメジャーに到達したバンドはほかにいないと思います!」と胸を張り、この日のライブでは彼らがこれまで演奏してきたすべての楽曲がプレイされることを告げる。そしてバンドは彼らのファーストライブの1曲目を飾った「新しい何かを探す旅」から始まるメドレーを披露した。

ボートの上からキャンディを撒くチャレンジオノマック(左)と沢田チャレンジ(右)。(撮影:小川舞)

ボートの上からキャンディを撒くチャレンジオノマック(左)と沢田チャレンジ(右)。(撮影:小川舞)[拡大]

その後も彼らは多彩な演出でファンを楽しませる。沢田がTwitterで「バンドをやりたい」とつぶやいたことから現在のメンバーが集まったというバンド結成のいきさつが語られた後にプレイされた「ツイッター」では、タラコチャレンジ(Vo, G)が熱いギターソロを披露する横で沢田がスマートフォンを手に「ツイッター、なう\(▼o▼)/」とTwitterに投稿。「プレイボーイ」では翌日がホワイトデーであることから、オーディエンスの頭上に用意された2艘のビニールボートに沢田とチャレンジオノマック(Vo, G)が乗り込み、キャンディを撒きながらフロアを移動した。しかしここで、ボートを支えるファンの数がオノマックよりも少なかったせいか、沢田のボートがバランスを崩してしまう。彼は「リハのときもスタッフに『みんながオノマックの方に行っちゃって沢田さんを支える人がいなかったら大変ですね』って言われたんだよ!」と明かし「ナタリーのレポの見出しが『沢田落下、ライブ中止』なんてことになっちゃったら大変だよ」と冷や汗をぬぐった。

メジャーデビュー記念ワンマンの開催決定を知らせるザ・チャレンジ。(撮影:小川舞)

メジャーデビュー記念ワンマンの開催決定を知らせるザ・チャレンジ。(撮影:小川舞)[拡大]

オノマックとタラコが美しいハーモニーを響かせた「サマーライダー」、ヤンキーチャレンジ(B)のメロディアスなベースがオーディエンスを踊らせた「マイガール」を経て、沢田は改めてメジャーデビューを前にしたバンドの現在の心境を明かす。彼は「どんどんチャレンジの夢が叶っています、どうもありがとう。この曲を歌うのは今日で最後になるかもしれない」と語り、メジャー進出したいという意志を込めたナンバー「メジャーデビュー」を披露した。すると間奏でスタッフが横断幕を持ってステージに登場。突然の展開に戸惑うファンを前に沢田は「ここで次のワンマンライブの発表をします。デビュー記念ワンマンです!」と叫ぶ。彼がスタッフとともに横断幕を広げると、そこには「6月6日(土)赤坂BLITZ開催!」の文字が書かれていた。「メジャーデビュー」の歌詞で「クアトロ BLITZ 武道館 そうさ君を連れていく」と夢を描いた会場でのライブ開催決定にフロアは大いに沸き立つ。沢田は「お前らをBLITZまで連れていくぜー!」と喜びを爆発させた。

ライブ終盤にはハイテンションなポップチューンを連発して容赦なく会場を沸かし続けた彼ら。「お願いミュージック」では力強いドラミングを見せるドラゴンチャレンジ(Dr)にヤンキーが対峙し、アイコンタクトを取りながらうねるビートを繰り出した。そして本編ラストに届けられたのは「お元気ですか」。この曲はザ・チャレンジが初めて行ったワンマンライブでも最後に披露されたナンバーで、沢田は「バンドが売れると1つだけいいことがあるんだ。それは、今は離れてしまった仲間たちに『俺は今も音楽が好きだ』と伝えられること」と語り、熱いMCそのままに思いのこもったボーカルでこの曲を歌い上げた。

沢田チャレンジ(Vo)(撮影:小川舞)

沢田チャレンジ(Vo)(撮影:小川舞)[拡大]

アンコールは過去の楽曲を全曲披露した本編と対照的に、デビュー盤に収録される楽曲を演奏するという趣向で行われた。この日が初披露となった新曲「僕はアイドル」から「LOVEってる」、会場がダンスフロアと化した「花金ダンス」をプレイしたメンバーは一旦退場。それでもファンがアンコールを求める声は止まず、ステージはダブルアンコールに突入した。

沢田は「みんながいたからここまで来れた。ありがとう。俺たちはこれから大海原へ漕ぎ出していきます。ぜひ力を貸してください。スターを誕生させるのは君たちだぜ!」とファンに呼びかける。そして披露されたのはバラードナンバーの「ワンマンライブ」。メロディに乗せて「ラララ」と歌うファンの大合唱で、会場は一体となった。インディーズ時代の自分たちに決着をつける“対決”を終えた沢田は最後に「これからも、チャレンジしてない人生なんて!」と絶叫。彼の決意表明を支えるようにファンは大きな喝采を送り、温かなムードの中で5番勝負は終幕した。

この記事の画像(全8件)

ザ・チャレンジ「ザ・チャレンジ 5番勝負 2015」第5戦
2015年3月13日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

01. ライブハウス
02. キラキラ
03. 会いたい 会いたい ちょー会いたい
04. 新しい何かを探す旅~恋のサービス残業~ウエディングソング~夏のせい
05. ツイッター
06. プレイボーイ
07. ミスターチルドレンになりたくて
08. 11ヶ月
09. 一等賞
10. サマーライダー
11. 恋をしようよ
12. メジャーデビュー
13. マイガール
14. お願いミュージック
15. お元気ですか
<アンコール>
16. 僕はアイドル
17. LOVEってる
18. 花金ダンス
<ダブルアンコール>
19. ワンマンライブ

ザ・チャレンジ メジャーデビュー記念ワンマンライブ
「ブリッツチャレンジ ~スター登場!」

2015年6月6日(土)東京都 赤坂BLITZ

全文を表示

読者の反応

TrendPartner @trendpartner

「ドラゴンチャレンジ」- ザ・チャレンジ“花金クアトロ”でインディーズ卒業!念願BLITZも - http://t.co/i2dP0C31sn http://t.co/LWox34SvEv

コメントを読む(34件)

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 ザ・チャレンジ の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。