凛として時雨、各地にぎわすツアー後半戦へ

凛として時雨が3月5日に全国ツアー「凛として時雨 Hyper Tornado Tour 2015」の東京・Zepp Tokyo公演を開催した。

2月8日の宮城・Rensa公演を皮切りに全国11都市15公演のツアーを行っている凛として時雨。3人がZepp Tokyoでライブを行うのは2010年11月に実施された全国ツアー「VIRGIN KILLER」のセミファイナル公演から約4年3カ月ぶりのことで、345（Vo, B）はMCで「Zepp Tokyoでやるのはすごくひさしぶりなんですが、こんなにたくさんの人が来てくれて本当にうれしいです。ありがとうございます」と満員の観客に向かって話していた。

この日のライブは劇場アニメ「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」の主題歌で、1月にシングルリリースされた「Who What Who What」から幕開け。バンドはその後、ミステリアスな雰囲気を醸し出したエッジーなナンバー「Enigmatic Feeling」や、タイトな演奏と激しいパフォーマンスを繰り出した「Beautiful Circus」など、1月に同時発売されたベストアルバム「Best of Tornado」の収録曲を次々に披露。観客はバンドが奏でる強靭なアンサンブルに呼応するかのように腕を突き上げ、興奮した面持ちでライブを楽しんでいた。

ピエール中野は自身のソロコーナーでドラムソロやコール＆レスポンスなどを展開。さらに6月7日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで自身の主催企画「ピエールフェス2015」を開催することを発表した。ピエール中野のソロコーナー明けにTKと345が再びステージに登場。3人は「abnormalize」を披露し、切れ味の鋭いバンドサウンドで熱気と張り詰めた空気が混ざった独特の雰囲気を生み出した。その後、うねるようなグルーヴが興奮を誘うキラーチューン「感覚UFO」などで激情的なパフォーマンスで観客の視線を釘付けにした3人は、フィードバックノイズが鳴り響く中でステージをあとにした。なお3人は福岡、北海道、大阪のライブハウスを周り、4月5日の東京・Zepp DiverCity TOKYO公演でツアーファイナルを迎える。