凛として時雨、再会を胸に「Hyper Tornado Tour」閉幕

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凛として時雨が昨日4月5日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて全国ツアー「凛として時雨 Hyper Tornado Tour 2015」の最終公演を開催した。

「凛として時雨 Hyper Tornado Tour 2015」Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:河本悠貴)

「凛として時雨 Hyper Tornado Tour 2015」Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:河本悠貴)

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4月4、5日と2日連続でZepp DiverCity TOKYO公演を行った凛として時雨。最終公演で3人は前日と異なるセットリストを用意し、研ぎ澄まされた演奏でツアーの集大成にふさわしい熱いライブを展開した。

「凛として時雨 Hyper Tornado Tour 2015」Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:河本悠貴)

「凛として時雨 Hyper Tornado Tour 2015」Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:河本悠貴)[拡大]

会場に携帯電話の着信音やノイズをサンプリングしたおなじみのオープニングSEが流れると、薄暗いステージにメンバーが登場。3人は最新シングルの表題曲「Who What Who What」を1曲目に届け、続けて「I was music」「鮮やかな殺人」「想像のSecurity」と攻めの姿勢を崩さずに序盤からアグレッシブなセットリストを展開した。345(Vo, B)による重厚なサウンドのベースリフから始まった「DISCO FLIGHT」では、TK(Vo, G)の奏でるスペーシーなフレーズとピエール中野(Dr)の刻む縦ノリビートが重なり、フロアを大きく揺らした。

ミステリアスな雰囲気の「Enigmatic Feeling」に続き、TKの「凛として時雨です」という一言を挟んで披露されたのは「Beautiful Circus」。TKがエッジーなカッティングとともに突き抜けるようなハイトーンシャウトを響かせ、345が艶っぽいコーラスを重ねる。スリリングな展開の楽曲をタイトな演奏で届けて場内をヒートアップさせた。その後ピエールは「ヘイヘイ! 盛り上がっているのか!」と元気よく叫んでから、メンバー紹介へ。「3人あわせて……せーの、凛として時雨です!」と各地で叫んできたというピエール。しかしTKと345が声をあわせて同調することは一度もなかった様子で、「2人はきっと心の中で一緒に叫んでいます。10年以上一緒にやってきたからそう考えるしか方法がない」とシニカルな笑いを浮かべていた。

ライブ中盤で3人は攻撃的なナンバー「JPOP Xfile」「nakano kill you」を届けたほか、揺らめく照明の中で「illusion is mine」を情感豊かにパフォーマンス。そして「Acoustic」では美しいバンドサウンドを鳴らし、切なく激情的な「Missing ling」まで一気に駆け抜けた。その後TKと345が一旦ステージを離れ、ピエールのソロコーナーへ。

ピエール中野(Dr / 凛として時雨)(撮影:河本悠貴)

ピエール中野(Dr / 凛として時雨)(撮影:河本悠貴)[拡大]

ピエールはドラムソロ、トーク、コール&レスポンス、最後に再びドラムソロの構成でソロコーナーを展開。「『Hyper Tornado Tour』へようこそ!」と挨拶してから始まったトークパートでは、途中でカラオケ音源を会場に流して「テレキャスターの真実」を熱唱した。おなじみのPerfume「チョコレイト・ディスコ」でコール&レスポンスをする場面では、ピエールが「“ディスコ”をthe telephonesの石毛くん風に叫ぼうか!」と提案する一幕も見られた。

345(Vo, B / 凛として時雨)(撮影:河本悠貴)

345(Vo, B / 凛として時雨)(撮影:河本悠貴)[拡大]

ドラムソロ明けにTKと345がステージに戻り、複雑なアンサンブルで構成された「abnormalize」を披露。続く「Telecastic fake show」ではピエールがスティックを頭上で大きく振り回し、345が飛び跳ねるなどしてオーディエンスを煽り、TKは鋭い眼差しをフロアに向けながら力強い歌声を響かせる。まばゆいばかりの光に包まれた3人は、高音のツインボーカルと勢いに乗った強烈なビートを繰り出して、フロアを狂騒状態へ導いていく。さらに勢いを保ったまま「感覚UFO」に突入すると、会場のボルテージは最高潮に達した。

TK(Vo, G / 凛として時雨)(撮影:河本悠貴)

TK(Vo, G / 凛として時雨)(撮影:河本悠貴)[拡大]

ライブの終盤にはツアーグッズを丁寧に紹介した345。彼女は来場者に向けて感謝の言葉を述べつつ、柔和な口調で「またライブをやるときはぜひ、ぜひ、遊びにいらしてください」とメッセージを送った。そして3人はラストに「傍観」を披露。MC時の朗らかな雰囲気とは一変して張り詰めた空気が漂う中、全身全霊のパフォーマンスで観客を圧倒してライブを締めくくった。こうしてベストアルバム「Best of Tornado」と最新シングル「Who What Who What」のリリースを記念した全国11都市15公演のツアーは大盛況のままに幕引きとなった。

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凛として時雨 Hyper Tornado Tour 2015
2015年4月5日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. Who What Who What
02. I was music
03. 鮮やかな殺人
04. 想像のSecurity
05. DISCO FLIGHT
06. Enigmatic Feeling
07. Beautiful Circus
08. JPOP Xfile
09. nakano kill you
10. illusion is mine
11. Acoustic
12. Missing ling
13. abnormalize
14. Telecastic fake show
15. 感覚UFO
16. 傍観

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読者の反応

キヲハル @aquaboy135

凛として時雨、再会を胸に「Hyper Tornado Tour」閉幕 - 音楽ナタリー http://t.co/c9a4nMmtvi 記事中の「しかしTKと345が声をあわせて同調することは一度もなかった様子」が見ててツライwwww

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