the band apartツアー、新代田FEVERで開幕

the band apartが3月7日に東京・新代田FEVERで全国ツアー「7th album"謎のオープンワールド"release live SMOOTH LIKE BUTTER TOUR」の初日公演を行った。

このツアーは1月に発売された最新アルバム「謎のオープンワールド」のリリースを記念したもの。初日公演のMCで荒井岳史（Vo, G）は新作の発売と、ツアーが無事にスタートできたことについて感謝の気持ちを何度もファンに伝えていた。原昌和（B）はライブの序盤に「今日はあんまりテンション上げないんで、ゆったり楽しんで」と冗談っぽく語る。しかし「I love you Wasted Jnks & Greens」のソロパートでマイクスタンドにベースの弦を押し付けて即席のボトルネック奏法を披露して会場を沸かせたり、「風呂場がカビ狂っちゃって、もともとピンクだった浴槽が黒いんだよ」と独特の口調で自宅の状況を話したりして観客の爆笑を誘った。

また荒井は「レコ発ツアーのライブですけど、俺たちなりに新旧織り交ぜたセットリストを用意しました。初めて来るお客さんも、いつも観てくれる人も楽しんでもらえたらうれしいな」とコメント。その言葉通り、4人は「笑うDJ」「ピルグリム」といった新作の収録曲や、2008年発表の4thアルバム「Adze of penguin」より「Falling」などを披露。いずれの曲でもイントロが鳴るたびに歓声が上がり、オーディエンスは手を振ったり、体を揺らしたりしてバンドの繰り出すサウンドに身を委ねていた。

満員御礼となった新代田FEVER公演からスタートしたツアーは全30公演を予定。ツアーファイナルは6月26日の東京・EX THEATER ROPPONGIで行われる。また4月11日の京都・LIVE HOUSE GATTACA公演にLOSTAGE、4月30日の富山・Soul Power公演と5月1日の長野・ALECX公演にはASPARAGUSが参加。それのほかの公演はワンマンライブとなる。