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手嶌葵、“Cinematic”な世界へ観客惹き込んだホールワンマン

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「手嶌葵コンサート2014」日本橋三井ホール公演の様子。

「手嶌葵コンサート2014」日本橋三井ホール公演の様子。

11月23日、手嶌葵が東京・日本橋三井ホールにてワンマンライブを実施。最新アルバム「Ren'dez-vous」の収録曲を中心に全19曲を披露した。

今回のステージは、手嶌のボーカルを真藤敬利(Piano)、オオニシユウスケ(G)、中北裕子(Per)が支えるというアコースティックバンド編成。最初はもっとも歌い慣れているという「The Rose」をピアノの伴奏のみで独唱し、静かにライブの幕を開けた。続いて手嶌は「私の大好きなディズニーの悪役の曲を」と紹介して「101匹わんちゃん」の挿入歌「Cruella De Vil」、オードリー・ヘプバーンの名作「麗しのサブリナ」より「La Vie En Rose」を披露。ライブはアルバム「Ren'dez-vous」のテーマ「Cinematic(映画的な)」を引き継ぎ、全編にわたって映画のような世界観の音楽が展開された。

手嶌はメジャーデビュー作「ゲド戦記歌集」より「旅人」「テルーの唄」を歌ったあと、「18歳の頃の自分を思い出してしまいます。暗く静かな感じがしますが、楽しく明るいのも大好きです(笑)」とほほ笑み、「Ren'dez-vous」は初めての試みが多かった感慨深い1枚と話す。中盤はそんな新作から「いつもはじめて」、いしわたり淳治作詞の「ショコラ」、「Voyage a Paris~風に吹かれて~」、大貫妙子作曲で自身が作詞に初挑戦した「ちょっとしたもの」を続けて送った。

休憩を挟んで、「1000の国を旅した少年」「NOMAD」と異国情緒豊かな2曲で再開したのち、後半も「Ren'dez-vous」の世界観が続く。感動的な日本語詞のバラード「明日への手紙」では、この曲を提供した池田綾子が前日11月22日に同じ会場でライブを行い手嶌も共演したため「私は2日連続この会場なんです」と明かしていた。

本編は「美女と野獣」の主題歌「Beauty and The Beast」と、マリリン・モンローの歌唱で有名な「I Wanna Be Loved By You」のカバーをしっとりと聴かせて終了。アンコールは「Ren'dez-vous」でも最後を飾る「あなたのぬくもりを覚えてる」をプレゼント。心温まるウィスパーボイスで観客を癒やした彼女は、大きく息を吐き「最後までがんばれた」とホッとした笑顔を見せてステージをあとにした。

なお手嶌葵は年内に大阪、名古屋、福岡にてワンマンライブを開催する。

手嶌葵「手嶌葵コンサート2014」
2014年11月23日 日本橋三井ホール セットリスト

01. The Rose
02. Cruella De Vil
03. La Vie En Rose
04. 旅人~テルーの唄
05. 朝ごはんの歌
06. さよならの夏
07. いつもはじめて
08. ショコラ
09. Voyage a Paris~風に吹かれて~
10. ちょっとしたもの
11. 1000の国を旅した少年
12. NOMAD
13. 丘の上のブルース
14. 明日への手紙
15. 時には昔の話を
16. 流星
17. Beauty and The Beast
18. I Wanna Be Loved By You
<アンコール>
19. あなたのぬくもりを覚えてる

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