THE COLLECTORSロングツアー、加藤ひさしバースデーに大団円

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THE COLLECTORSの全国ツアー「THE COLLECTORS TOUR 2014 "DA! DA!! DA!!!"」の最終公演が、11月22日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて開催された。

THE COLLECTORS「THE COLLECTORS TOUR 2014 "DA! DA!! DA!!!"」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:柴田恵理)

THE COLLECTORS「THE COLLECTORS TOUR 2014 "DA! DA!! DA!!!"」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:柴田恵理)

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今年7月にリリースされたアルバム「鳴り止まないラブソング」を携えて、約4カ月にわたって全国を回ってきたTHE COLLECTORS。加藤ひさし(Vo)の誕生日とも重なったツアーファイナルのZepp DiverCity TOKYO公演は、山森“JEFF”正之(B / THE ORANGES、ex. ザ・シャムロック)の加入も発表され、大盛り上がりとなった。

加藤ひさし(Vo)(撮影:柴田恵理)

加藤ひさし(Vo)(撮影:柴田恵理)[拡大]

古市コータロー(G)(撮影:柴田恵理)

古市コータロー(G)(撮影:柴田恵理)[拡大]

オープニングナンバーは加藤が「LOVE」を繰り返し歌い上げる「愛ある世界」。古市コータロー(G)、阿部耕作(Dr)、山森の奏でる骨太でグルーヴィなバンドサウンドと、加藤の伸びやかな歌声がフロア中に広がっていく。この日のライブは、過去曲と最新アルバムからの楽曲をバランスよく織り交ぜながら進行。4人の息の合ったコーラスも随所で冴え渡り、古市の滑らかなアルペジオが曲の始まりを告げた「夢見る君と僕」では、フロント3人の美しいハーモニーが観客をうっとりとさせた。

加藤は「ツアーファイナルにふさわしい景色だ」と会場を見渡し、「やっぱ4カ月は長いよね」とツアーファイナルを迎えての感想を漏らす。また「これくらいのキャパでやるのは近年はマックスだけど、もっとすごいところでやるから」と予告する場面も。かと思えば、古市に安倍晋三首相のモノマネをリクエストし、さらに「コレクターズ楽しくやってます!」と言い放ち観客の笑いを誘っていた。

メランコリックな「飛び込む男」から始まったブロックでは、ミディアムな「未来のカタチ」や、チャーミングなラブソング「勘違い転じて恋となす」、BPM速めの「MILLION CROSSROADS ROCK」と新旧のナンバーが続く。そして加藤の「最高! 1曲目から歌い直したいくらい。ベスト40に入るライブだね」「26カ所長かったけど、楽しかった。来年もこの調子で行きますよ!」という言葉から、古市がメインボーカルをとる「ELEPHANT RIDE」になだれ込みライブは後半戦に突入した。「青春ロック」では加藤のシャウトが響き、「NICK! NICK! NICK!」では観客のシンガロングが発生。加藤は「最高だ!」と笑い、「誰にも負けない愛の歌」を歌詞を噛み締めるように歌い上げて本編に幕を下ろした。

山森“JEFF”正之(B)(撮影:柴田恵理)

山森“JEFF”正之(B)(撮影:柴田恵理)[拡大]

阿部耕作(Dr)(撮影:柴田恵理)

阿部耕作(Dr)(撮影:柴田恵理)[拡大]

アンコールは古市、阿部、山森によるラフなセッションを経て、「世界を止めて」からスタート。同曲では観客の合唱も相まってハッピーな空気が紡ぎ出されていく。さらに加藤の54歳の誕生日を祝って、ツアーの一部公演をサポートした鈴木淳(B)も登場し、「ハッピー!ハッピーバースディ パーティ」がパフォーマンスされた。主役でもある加藤は観客と一緒にバースデーソングを熱唱し、曲中で鈴木によって運び込まれたバースデーケーキに灯るロウソクの火を吹き消す。古市は仲間の誕生日を祝いつつ、「来年は55だから期待して!」と加藤に告げ期待を煽った。その後は板ガムがステージに投げ込まれ、ステージがたちまち華やかになった「CHEWING GUM」、ライブの定番曲「僕はコレクター」と続いていく。加藤は曲の途中で「最高の誕生日になりました。みんなの笑顔、最高にうれしい」と語り、さらに「JEFFがコレクターズに入ってくれました。最高です!」と叫んだ。

(撮影:柴田恵理)

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新メンバー加入という大きな発表を受けて、オーディエンスのテンションはさらにヒートアップ。加藤は自身のTシャツに書かれた「Rock bands will come, Rock bands will go, but Rock'n'roll is gonna go on forever」という言葉を叫び、THE COLLECTORSとしての躍進を誓う。また観客の声援に応える形でダブルアンコールも敢行され、4カ月におよんだツアーは「がんばれG.I.Joe!」で大団円を迎えた。

新体制となったTHE COLLECTORSは2015年2月15日より恒例の東京・渋谷CLUB QUATTROマンスリーライブ「CLUB QUATTRO MONTHLY LIVE」を開催。2016年の結成30周年に向けて邁進していく。

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THE COLLECTORS「THE COLLECTORS TOUR 2014 "DA! DA!! DA!!!"」
2014年11月22日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. 愛ある世界
02. ミノホドシラズ
03. TEENAGE FRANKENSTEIN
04. 東京虫バグズ
05. 鳴り止まないラブソング
06. Da!Da!!Da!!!
07. Stay Cool! Stay Hip! Stay Young!
08. 恋はヒートウェーブ
09. 夢見る君と僕
10. 飛び込む男
11. 未来のカタチ
12. 勘違い転じて恋となす
13. MILLION CROSSROADS ROCK
14. ELEPHANT RIDE
15. Instrumental
16. スルー
17. 青春ロック
18. NICK! NICK! NICK!
19. 誰にも負けない愛の歌
<アンコール>
20. 世界を止めて
21. ハッピー!ハッピーバースディパーティ
22. CHEWING GUM
23. 僕はコレクター
<ダブルアンコール>
24. がんばれG.I.Joe!

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