エアギター世界一の女子、拓郎で歌手デビュー

8月にフィンランド・オウルにて開催された「2014年エアギター世界選手権」で優勝した名倉七海が、ソロシンガーとしてフォーライフミュージックエンタテイメントからデビューすることが決定した。

名倉は「エアギターアイドル」というコンセプトの女性アイドルグループ、テレパシーの元メンバー。テレパシーは「エアギター世界チャンピオンになる」という公約を掲げて活動していたが、今年4月に解散した。名倉はグループ解散後もエアギターの特訓に励み、国内大会を勝ち抜いて世界選手権に進出。ダイノジの大地洋輔以来7年ぶりの日本人として、エアギターの世界チャンピオンに輝いた。

もともと彼女はソロアーティストとしてデビューするための準備を進めていたが、エアギターで世界一になった現在の注目度の高さから、デビュー予定日を来春から年内に前倒しすることが決定した。デビュー曲に選ばれたのは、所属レコード会社であるフォーライフミュージックエンタテイメントの創始者、吉田拓郎が1970年に発表した1stアルバム「よしだたくろう 青春の詩」に収録されている「こうき心」のカバー。テレパシー解散後、夢を見失った名倉はこの曲に出会って刺激を受けたという。

発売日などの詳細はまだ未定だが、フォーライフのYouTube公式チャンネルではすでに「こうき心」のビデオクリップを公開中。エアギターではなく、実際にアコースティックギターを弾きながら歌っている姿もこのPVで観ることができる。

名倉七海コメント

この度、名倉七海はフォーライフミュージックエンターテイメントさんから歌手としてソロデビューすることが決定しました!!

そして私がとても力をもらった、吉田拓郎さんの「こうき心」をカバーさせて頂くことになりました！

吉田拓郎さんの「こうき心」

テレパシーが解散して一人になった私は、解散したということが信じられず、なんだか抜け殻になったような気持ちでいました。

そんな時にフォーライフの方に色々な音楽を聴かせてもらったのですが、その中にこの「こうき心」という曲がありました。その曲は、「自問自答をしながら一人で前に進んでいく」という、とても力強い歌だと私は感じました。

その歌詞と一人になった自分を重ね合わせたの。そしたら、私もいつまでもウジウジしていられないなって思って、しっかり自分と向き合って前に進んで行こうって思ったんです。

早く歌手としての新たな自分を表現していきたいです!!! これが、10代最後の決意であり、私の新しい挑戦です。