音楽ナタリー - 新曲リリース・ライブ情報などの音楽ニュースを毎日配信

チャン・ギハ日本人メンバーが見た「大韓ロック」の20年とは

114

韓国インディーシーンの人気バンド、チャン・ギハと顔たちの唯一の日本人メンバーであり、俳優の竜雷太の息子としても知られている音楽プロデューサー&ギタリストの長谷川陽平が、初の著書「大韓ロック探訪記 海を渡って、ギターを仕事にした男」を日本で5月16日に刊行する。

1995年にギターを片手に渡韓し、現地の国民的バンドであるサヌリムなどさまざまなバンドに参加しながら、韓国の音楽シーンを変えていった長谷川。この本では、彼が韓国滞在中の20年間に見つめ続けた、厳しい規制と弾圧を受けながらも熱気を帯びていく大韓ロックシーンについて語られている。

さらにこの本では、長谷川を慕う韓国音楽界の生き字引やパイオニアとの対談も収録。彼のバンドのフロントマンであるチャン・ギハ、1970年代のR&Bバンド・デヴィルスのリーダーであるキム・ミョンギル、韓国ロックの大御所シン・ジュンヒョンの次男シン・ユンチョル、 韓国クラブシーンの重要人物DJ Soulscapeと対話を繰り広げている。

なお、この本の発売を記念して、5月25日に東京・下北沢GARDENでチャン・ギハと顔たちの来日公演が開催されることも決定した。チャン・ギハと顔たちのライブには在日ファンクのホーン隊である後関好宏、ジェントル久保田、村上基がゲスト参加し、さらにライブアクトとしてGELLERS、GEZANが出演。DJとして長谷川陽平と、「大韓ロック探訪記」の編著者でもある大石始、そして岸野雄一が出演する。

長谷川陽平「大韓ロック探訪記 海を渡って、ギターを仕事にした男」目次

・長谷川陽平×大石始「韓国と僕の20年」

CHAPTER1 1971~1996
韓国渡航以前――音楽版「奥の細道」に足を踏み入れて
95年、レコードからCDヘの転換期ならではのレコード事情
普通の女の子がプログレで涙する不思議の国
日本初の大韓ロック専門バンド、コプチャンチョンゴルの結成
96年、インディー・シーンの聖地、ホンデに初潜入!
ホンデのインディー・ブームを支えた「男気」

CHAPTER2 1997~2004
韓国人ロック・バンド、ホボクチとの活動がスタート
日本文化第一次開放、ワールドカップ日韓共催の決定――少しずつ縮まり出した日韓の壁
98年、「ホンデの顔」でもあったファンシネ・バンドに加入
弟分コ・ギョンチョンとの同居生活と突然の大ピンチ
ワールドカップと韓流ブームによって少しずつ変わり始めた日韓の関係性

CHAPTER3 2005~2014
憧れのサヌリムから「まさか」の参加要請
キム・チャンワン先生からいただいた一枚の「証明書」
サントラの制作依頼、伝説のR&Bバンドへの参加――奇跡は続く
「88万ウォン世代」の代弁者、チャン・ギハと顔たちへの参加
「今だって一番エキサイトするのはレコード屋に行ったときですからね(笑)」

・コラム 韓国生活のための豆知識
語学編 「英語でやりとりしていても深い部分じゃ繋がれない」
食事編 「憧れのペッパンと、冷麺の知られざる魅力」
酒編 「マッコリ、焼酎、そして爆弾酒」

・長谷川陽平の日記より(1999~2005)

・ディスクガイド
魅惑の大韓ロック名盤集
幻惑のブートレッグ迷盤集

・対談2・陽平の庭─4人の盟友たちとの対話
チャン・ギハ…韓国音楽界を変えたバンドのフロントマン
キム・ミョンギル…伝説のR&Bバンド、デヴィルスのリーダー
シン・ユンチョル…大韓ロックのゴッドファーザーの遺伝子を継ぐ男
DJソウルスケープ…大韓ファンクの新たな魅力を切り拓くDJ

顔たちと友人たち - 長谷川陽平『大韓ロック探訪記』刊行記念 チャン・ギハと顔たち 緊急来日公演

2014年5月25日(日)東京都 下北沢GARDEN
<出演者>
チャン・ギハと顔たち featuring 在日ファンクホーンズ(後関好宏・ジェントル久保田・村上基) / GELLERS / GEZAN
DJ:長谷川陽平 / 岸野雄一 / 大石始

音楽ナタリーをフォロー