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「イナズマロック フェス」で過去最高5万人が大熱狂

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西川貴教(T.M.Revolution)が主催する野外ライブイベント「イナズマロック フェス 2013」が9月21、22日の2日間にわたり滋賀・烏丸半島芝生広場で開催された。

今回で5回目となる「イナズマロック フェス」は、2008年10月に地元滋賀県の「滋賀ふるさと観光大使」に就任した西川が「音楽を通じて地元にお返しがしたい」「地元のみなさんと一緒に滋賀県をアピールしたい」という思いでスタートさせたライブイベント。アーティストのライブやお笑い芸人のパフォーマンスが行われる「ライブエリア」と、ライブ出演権を賭けたオーディションなどが行われる入場無料の「フリーエリア」から構成される。今年は初日に2万3000人、2日目に2万7000人という過去最大の観客数を動員した。

1日目:2013年9月21日

初日のオープニングアクトを務めた私立恵比寿中学は「イナズマ」にちなんで、虎模様のショートパンツにツノのついたカラフルなアフロヘアという雷様の衣装で登場。「オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~」からライブをスタートさせ、「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」「あるあるフラダンス」など、全5曲を元気よく歌い上げた。

橋川渉草津市長の「イナズマロックフェス、スタートします!」という開幕宣言のあとにステージに姿を見せたのはT.M.Revolution。西川は1曲目「HIGH PRESSURE」で早くも観客の心をつかむと「ここ滋賀での一番の祭りを打ち上げんぞ!」とあおってロッテ「ZEUS」CMソングの「Summer Blizzard」を熱唱し、さらにPlayStation3用ソフト「戦国BASARA 4」のオープニングテーマ「Count ZERO」を初披露した。MCで西川は過去最高の動員数を記録したことに触れ「滋賀県と草津、そして集まってくれたみんなのおかげです」と感謝の言葉を口にした。

続いて「打倒 T.M.R!」と書かれたTシャツを着て登場したPUFFYは「愛のしるし」「これが私の生きる道」「渚にまつわるエトセトラ」「アジアの純真」などヒット曲中心のステージを展開。吉村由美は盛り上がる客席に「ホッとした」と笑顔を見せ、大貫亜美は「みなさんにひとつお願いがあります! 由美のことは嫌いでも、PUFFYのことは@▼×◎*っ!」とモノマネを披露して観客を笑わせた。「イナズマロック フェス」初出演となったGRANRODEOは「ようやく貴教兄さんと接点ができたので出させていただきました! 名前だけでも覚えて帰ってください」と語り、「ROSE HIP-BULLET」「Can Do」「偏愛の輪舞曲」といったアニメ主題歌をパワフルな歌声とクールなギターで聴かせた。

昨年に続き2度目の出演のSCANDALは「下弦の月」「OVER DRIVE」「会わないつもりの、元気でね」など、今年リリースしたシングル曲を中心に7曲をプレイ。ソナーポケットのko-daiは「ここにいる人のストレスや涙を持って帰りたい。胸の中にある悲しみを、この場所で洗い流してほしいと思います」とオーディエンスに語りかけ、「あなたのうた」「キミ記念日 ~生まれて来てくれてアリガトウ。~」「好きだよ。 ~100回の後悔~」などのミディアムバラードを優しい歌声で届けた。

初日のトリを務めた滋賀・草津出身のUVERworldは、激しいロックチューン「7th Trigger」で一気にオーディエンスを惹き付ける。真太郎(Dr)は「トリを飾るということで、やる気満々で来ています。最後まで楽しんでください」と意気込みを語り、TAKUYA∞(Vo)は「UVERworldが滋賀に帰ってきたぞ!」と力強く宣言した。彼らは最新シングル「Wizard CLUB」やアルバム「THE ONE」収録の「Don't Think.Feel」「23ワード」「BABY BORN & GO」などのロックチューンを矢継ぎ早に披露してオーディエンスを圧倒。大盛況のうちに初日は終了した。

2日目:2013年9月22日

イベント2日目、さわやかな青空の下でオープニングアクトのシクラメンが姿を見せる。1曲目「はな」を歌い始めると客席から大きな手拍子が起こり、彼らは「これが噂のイナズマかいっ!」と笑顔を見せる。3人はその後も笑顔を絶やさず「エール」「100年初恋」「MUSIC」を客席に届けた。嘉田由紀子滋賀県知事が「滋賀県とこの美しい琵琶湖を、日本だけでなく世界に伝えていただく『イナズマロック フェス2013』スタート!」と挨拶したあと、BABYMETALが登場。彼女たちはシャウトあり、激しいダンスあり、ヘドバンありのアグレッシブなライブで「メギツネ」「ヘドバンギャー!!」「イジメ、ダメ、ゼッタイ」などを披露し、オーディエンスを熱狂させた。

3番手のHOME MADE 家族は「まだまだ叶えたい夢もたくさんあるから20、30年ずっと続けていきたい。メンバーや応援してくれる人を見ると力が湧いてきて、まだまだ走り続けることができる。そんな気持ちの新曲」と紹介して10月23日リリースのシングル「ハシリツヅケル」を初披露した。続いて登場したUNISON SQUARE GARDENは「第1回の初日のオープニングアクトをやらせてもらったんです。また同じステージに立ててすごくうれしく思ってます」と喜びを語り、疾走感あふれる「リニアブルーを聴きながら」「オリオンをなぞる」や11月6日リリースの新曲「桜のあと(all quartets lead to the?)」をプレイして勢いのあるステージを展開した。

ポルトガル生まれの歌手ミゲルと演歌歌手のさくらまやによるユニットMarMeeがデビューシングル「お気軽 ウッキーラッキー」などを歌唱したあとは、WORLD ORDERがステージに登場。「WORLD ORDER」などの代表曲をパフォーマンスし、コマ送りのようなアニメーションダンスで観客の視線を釘付けにした。初日に続いての出演となったUVERworldは1曲目「Don't Think.Feel」からアクセル全開のライブを見せつける。TAKUYA∞は「イナズマロックフェスを4回経験して、今日は一番いい雰囲気!」と語り、「Wizard CLUB」「7th Trigger」など全7曲を披露。T.M.Revolutionへとバトンを繋いだ。

そして大トリのT.M.Revolutionは、大歓声の中「Count ZERO」からライブをスタート。「LEVEL 4」「Albireo-アルビレオ-」「FLAGS」「WHITE BREATH」「HEART OF SWORD~夜明け前~」といった新旧のヒットナンバーを立て続けに歌い上げていく。途中、ハッピを脱いで太ももをあらわにした短パン姿を披露すると会場はさらなる熱気に包まれた。西川はMCで「イナズマは、最初は家族やふるさとのためになりたいという小さな思いからスタートしました。たくさんの方の熱意と協力ででき上がっています」と話し、「ここにいる1人1人の、ほんの少しの革命を起こしたい。だからまだまだやります。来年もよろしくお願いします」と第6回の開催を約束し、本編を締めくくった。

アンコールでは水樹奈々がゲストとして登場。T.M.Revolution×水樹奈々としてリリースした「Preserved Roses」とコラボレーションシングル第2弾「革命デュアリズム」を共演し、力強い歌声を夜空に響かせた。最後は、HOME MADE 家族のMICROも飛び入り参加して「Lakers」をプレイ。琵琶湖畔から特大の花火が打ち上がり、ステージも客席も笑顔であふれる中でイベントは幕を閉じた。

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