のっちはゲームがしたい! 第1回 [バックナンバー]
ゲームの記事ってどうやって書いてるの? ファミ通編集部でお話を聞いてきました
林克彦編集長が伝授する「ゲームの魅力の伝え方」
2020年2月28日 20:00 360
みんなの質問、のっちが代わりに聞いてきますのコーナー!
のっち Twitterのハッシュタグを使って、林さんに聞いてみたいことを読者の皆さんから募集したんですけど、ここからはその質問をしていいですか? まずはこちら。
Perfume3人でゲームをするなら、何かオススメのゲームはありますか?!
編集長 ほかのお二人もゲームをするんですか?
のっち かしゆかが「モンハン(モンスターハンター)」をやってるくらいだったんですけど、去年みんなで「Overcooked」をやるのにめちゃくちゃハマったんですよ。協力するのが好きで、よく一緒に脱出ゲームに行ったりもするから、「Overcooked」はその感じにぴったりハマったんだと思います。3人でやるとしたらやっぱりNintendo Switchのゲームかなあ。
編集長 「フォートナイト」とかどうですか? チームを組んで戦えるので、いいと思いますよ。
のっち あ、かしゆかがやってるって言ってました! それはいいですね。
編集長 あと「モンハン」で、3人で狩りに行くのもいいんじゃないですか?
のっち それは難しい! あ~ちゃんが「血い出るの無理じゃ」って泣いちゃう(笑)。
編集長 でも、後ろで笛を吹いたりとか、サポートもいろいろできますから。
のっち 「あ~ちゃん笛吹いとるけーね!」って(笑)。それ楽しそうですね。キャラメイクをめちゃくちゃがんばって、みんなでかわいいキャラを作ってみたいな。じゃあ次の質問です。
2020年おすすめの作品を知りたく...。わたし的注目作品はFF7リメイクとRE3、ラスアス2です
(※取材後にツイートが非公開になったため匿名で質問を記載いたします)
編集長 1月頭に発売した「週刊ファミ通」増刊号で、今年の期待作について特集してるんです。「ファイナルファンタジーVII リメイク」は1997年発売の「FF7」をフルリメイクしたもので、4月発売予定ですね。あとは“ペルソナ無双”とも言えるアクションゲーム「ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」も注目されていますし、Nintendo Switch版の「あつまれ どうぶつの森」も出ますし、2020年は期待作が多い年だと思います。
のっち 私はもともと“無双系”ばっかりやってたので、「ペルソナ」は楽しみですね……(「週刊ファミ通」増刊号の表紙を見ながら)この実写みたいなキャラクターはなんですか?
編集長 これが「ラスアス(The Last of Us)」というゲームですね。アクションゲームなんですが、すごくストーリーが重厚で、本当に映画を観ている感覚になります。まだちょっと先なんですが、今年第2弾の「The Last of Us Part II」が発売される予定なんですよ。
のっち 第2弾なんだ。じゃあ第1弾のほうもやらなきゃダメですかね?
編集長 やってるほうがより面白いと思います。このゲームはもともとPlayStation 3で出たんですけど、個人的にPlayStation 3のゲームの中で一番面白かったのが「ラスアス」なんです。ご興味があったらぜひ。
のっち へー! やります! PS3も改めて買ったので。
編集長は、やはりゲームがお上手なんですか?
編集長 そうでもないですよ、普通です。
のっち そうなんですか?(笑)
編集長 めちゃめちゃ下手ではないですし、ひと通りはできます。でもプロゲーマーとかと比べると全然ですね。昔、格闘ゲームが大好きで、お金も時間も全部そこに注ぎ込んでたんですよ。でもゲームに1000時間使ったとして、同じゲームに1000時間使った人と実力に圧倒的な差が出るんです。そのときに「うまい人には勝てないな」って思って。
のっち あー、わかります。ちなみにその格ゲーはなんだったんですか?
編集長 セガさんの「バーチャファイター」です。
のっち あ、バーチャ勢というやつですね(笑)。
編集長 そうです(笑)。格ゲーはスポーツと一緒ですよね。最終的にはセンスの問題に行き着くので。
のっち 確かに格ゲーに限らず“ゲームがうまい=操作が正確”というわけでもないですよね。例えば「ここに何かアイテムがありそうだな」みたいな、何かと何かを頭の中でつなげる知性やセンスも重要だし……で、次の質問はこちらです。
ゲームと触れ合うことの多い仕事ならではの職業病はありますか?
編集長 新しく発表されたゲームの情報を見たときに、経験から「これはこういうゲームなんだろうな」って思っちゃうんですよ(笑)。
のっち うわー!(笑) それはつらいなあ!
編集長 でも去年発売された「DEATH STRANDING」は「こういうゲームだろう」というのが全然わからなかったんです。取材で小島秀夫監督からお話を伺う機会はあったし、監督が考えていることはなんとなくわかっていたんですが、あれは実際にプレイしないと絶対にわからないゲームですよね。だからすごくワクワクしました。
のっち 確かに、絶対的なボスキャラがわかってて、それを倒すまでの物語だと目的がはっきりしてるから、「こうなってこうなって、最後こうなるんだろうな」というのがある程度は予想できちゃったりしますよね。
編集長 その部分が楽しめないと、ただキャラクターを強化してミッションをやって……の繰り返しになっちゃうので、そこに当てはまらないゲームが出てくると僕はとても楽しいです。
編集長は1年間の中でどのくらいの本数ゲームをプレイされるのでしょうか
編集長 数えたことはないですね……。
のっち そうですよね(笑)。
編集長 でもそんなにやってないと思いますよ。僕はたぶん年に20~30本くらいかな。編集のスタッフのほうがやってると思います。やってる人は本当にめちゃめちゃやってるので。僕もクロスレビューを担当してたときは週に10本やったこともありました。
のっち すごい!
編集長 ただ、昔と違って今は1本のゲームで遊べる時間が長くなっているから、本数の問題じゃなくなっていますよね。昔は「エンディングを見たら次のゲームを買う」というサイクルがあったけど、今は1本で何年も遊べる“運営型ゲーム”が増えているので。
のっち ああ、確かに。じゃあ、この質問はどうですか?
ゲームのレビューを書く方は、勤務中に仕事としてゲームをしますか?それとも、完全プライベートでゲームをしますか?
編集長 誌面やWebなどに載るものはすべて仕事なので、そういう意味では“完全プライベートでのゲーム”というものはないんです。
のっち 会社で勤務中にゲームしてるんですか?
編集長 はい。なので、仕事中に記事と関係ない趣味のゲームをやっててもわかんないですよね(笑)。のちのち何かにつながるかもしれないから、広い意味で言えばそれも仕事なんです。
のっち ゲーム好きにはたまらない職場ですね。
編集長 最近はあんまりしないですけど、以前は編集部のみんなで夜中までゲームをして、そのあとに話すのが楽しかったんですよ。ゲームをしてる時間ももちろん楽しいんですけど、終わったあとに「どうだった?」と盛り上がる時間も含めて楽しいんですよね、ゲームって。
のっち えー、いいなあ。私も「ドラゴンクエストXI」を発売されてすぐ始めて、ヘアメイクさんとかゲーム好きな友達とかと「どこまで行った?」みたいな話をするのがすごく楽しかったんですよね。
編集長 そういう話ができる人が近くにいっぱいいる、というのがこの仕事のいいところですよね。
のっち 最後はこの質問です。
編集長にとって「ゲーム」とは?
編集長 そういうことは普段考えないですよね(笑)。ゲームってなんなんでしょうね。
のっち よく聞かれてそうですけどね。
編集長 今の僕にとってはご褒美みたいなものです。ゲームが仕事とは言っても、日中は会議や取材でスケジュールが詰まっていて、ゲームをしてる時間は全然ないんですよ。だから最近は、家に帰ってビールを飲みながらコントローラを握る時間が、ご褒美みたいなものだなと感じるようになって。
のっち ゲームがご褒美っていうのは私もわかります。「よっしゃ帰った! 明日休みだ! ちょっと飲みながらゲームやるぞ!」みたいな時間は最高ですよね(笑)。
編集長 やっぱり仕事って大変なことがいっぱいあるじゃないですか(笑)。そういうのから切り離される時間なんですよね、ゲームって。
のっち うん、わかります。今日はどうもありがとうございました!
編集長 とんでもないです。話を聞いてると、のっちさんは本当にちゃんとゲームをやっていらっしゃるのが伝わったので、話を聞いてみたい人にどんどんアタックしていくと本当に面白い連載になると思いますよ。ぜひ自信を持って続けてほしいです。
のっち ははは(笑)。はい! これで前に進めます!
のっちさんの取材後記
こんにちは、のっちです。ゲームがすきです。
「のっちはゲームがしたい!」
いよいよ本格スタートいたしました!
普段3人で活動していて、ひとりでのレギュラー仕事は初めてなもので、あの、皆さまには生温かく見守るスタンスでお願いしたいです。
今回の取材写真、素敵に撮っていただいてますが、「あれ、さてはこいつ、人の目を見て喋れねぇな」ということに、早速、気付いていただけたかと思います。
「人の目を見て喋りましょう」
31歳、新たな目標ができました。お願いします。ナタリーさんありがとう。
さて!(°▽°)
近況としては「ゼルダの伝説 夢をみる島」Nintendo switchリメイク版(2019)、あそびました! 主人公を操作して、謎を解いて、武器やアイテムを入手したり、村人と交流して、ストーリーを進めてゆくゲームです。
オリジナルが発売されたのが1993年。
当時5さい。
ゼルダシリーズでプレイしたのはブレスオブザワイルドだけ。
タイトル画面ですぐ、ゲームボーイ版の音楽をオーケストラアレンジ(だよね? 多分)してるのだなと察してノスタルジー! 当時を知らんけど勝手にノスタルジー!でした。
音楽の軽やかさ、可愛らしさ、音選びがいちいち本当に素敵。
ボス戦の音楽も程よく可愛くてかっこよくて、何回も死んだけど、全然苦じゃなかった。
しかし逆に言うと、これを当時3音で表現してたってヤバいよな。痺れる。ゲーム音楽本当好き。一生聴いてたい。自分の人生にフィールド曲流れててほしい。オリジナルフィールド曲つくるビジネスしてる人いませんか。需要あります。買います。
このゲーム、謎ときがむずかしくって。分かっちゃえば、何だそんなことかあ!なんだけど。めちゃめちゃレベル上げて強火力で脳筋ゴリ押ししたい私としては、非常に辛い(笑)。何度も詰んだ。
なんでも試してみるマインドが大事で、もー全部試したし、アイテムも全部使ってみたし、もう出来ることないよう。と思っても、正解があるんだよなあ~。
応用力試される。
これはかしこちゃんになるね。
というか正直、まじでわかんなくて実況動画見ながら進めた。
行き詰まったら、そこまで見て、「なるほどー!」つって真似して、また自分で進めて。
攻略サイトで、正解を見て進める作業感が無く、追いつけ追い越せで、友達と遊んでる気持ちでした。
「あんた! 流石やわ、あったまいーな!」
「そこで詰まるんだ~。へーそこもっと楽にいけたけどな~」
これが2020年だ。ストレス耐性低めの私にはこれくらいが楽しかった。
そして今「龍が如く7」で大レベル上げに苦戦しています。
“あの2人”が強くて、ほんと心折れる…
誰か私にストレス耐性つけて…
今回は最終的に、林編集長にとにかく励ましてもらいに行く取材になりました。
まじで、第一村人が最強武器くれた!と思いました。滅茶苦茶勇気もらいました。
心強い仲間ができて嬉しかったです。
そして次回は、今回の話を受けてプラス、ファミ通編集部の方に「のっちさん好きでしょ?」と、過去の特集号をいただきました、大好きなFGOのお話を第2部ディレクターのカノウさんに伺いにゆきます。
どうしてこんなに惹きつけられるのか、聞きたいこと沢山あります。そしてきっと、好きなサーヴァントや、概念礼装の話をする。オレの、男と女の好みを晒すこととなる。恥ずかしい。はあ。
次回予告
「のっちはゲームがしたい!」の2回目は、スマートフォン向けRPG「FGO」こと「Fate/Grand Order」の企画・開発・運営を手がけるディライトワークス株式会社を訪問。「FGO」第2部の開発ディレクターであるカノウヨシキさんにお話を聞かせていただくことになりました。
この連載では、訪問相手に聞いてみたいことをTwitterで募集中。ハッシュタグ「#のっちはゲームがしたい」を付けてツイートされた質問を、のっちさんが代わりに聞いてくれるかもしれません。ぜひ質問をツイートしてください。
(※1つのツイートに書き込む質問は1つだけにするようにお願いいたします)
Perfume最新情報
・2月に開催されたドームツアー「
・野外フェス「METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2020」への出演が決定。Perfumeの出演は5月23日(土)の東京・若洲公園会場。
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田端 信太郎@ミノタバ不動産 @tabbata
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