上段左から天月-あまつき-、Kizuna AI、Gero、下段左からHoneyWorks、八田エミリ、みの(ミノタウロス)。

マイベストトラック2019 Vol.8 [バックナンバー]

ネットクリエイター編

天月-あまつき-、キズナアイ、Gero、Gom(HoneyWorks)、八田エミリ、みの(ミノタウロス)が選ぶ2019年の3曲

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2020年の幕開けに合わせて音楽ナタリーでは、さまざまなアーティストに「2019年にもっとも愛聴した3曲」を聞くアンケート企画を実施。回答者のジャンルごとに分けた全8本の記事を毎日更新していく。最終回となる今回は、インターネット上での動画投稿などを中心に活動しているボーカリスト、YouTuber、VTuberなどが登場するネットクリエイター編として、天月-あまつき-Kizuna AI(キズナアイ)、Gero、Gom(HoneyWorks)、八田エミリ、みの(ミノタウロス)が選んだ2019年の3曲を紹介する。

構成 / 倉嶌孝彦、田中和宏

天月-あまつき-

Official髭男dism「Pretender」

トップハムハット狂「Sakuraful Palette」

紗倉ひびき(ファイルーズあい)&街雄鳴造(石川界人)「お願いマッスル」

「Pretender」
言わずと知れたOfficial髭男dism。
初期の頃のアルバムから聴かせていただいているのですが、
気が付いたら街中のどこにいてもかかっているようになっていました。

ほかの曲も大好きでたくさん聴かせていただいているのですが
2019年にリリースのものとのことでしたので
この楽曲を挙げさせていただきました。
最強です。

「Sakuraful Palette」
ここ1、2年くらいでラップ界隈が特によく盛り上がっているなと
一個人として感じていて、CM起用なども増えてきています。
そんな界隈の中で僕が特に好きなアーティストの中に
トップハムハット狂さんという方がいまして
その方の2019年の楽曲で一番聴いた曲が「Sakuraful Palette」という楽曲です。
ラップが苦手だなという方もサビのメロディが特に素敵なので
そこから好きになってくれたら、よりリリックとかも気になって広がっていくのかなと思っています。

「お願いマッスル」
筋肉!!

プロフィール

ネットを中心に活動する男性ボーカリスト。2010年初頭より、動画共有サイトに歌唱動画の投稿を開始する。力強くもどこか少年らしさを感じさせるハイトーンのボーカルを武器に、ライブを精力的に実施。舞台への出演や声優を担当するなど活動の場を広げながら、ネットへの歌唱動画の投稿も引き続き行っている。2012年6月リリースの1stアルバム「Melodic note.」はオリコン週間インディーズアルバムチャートで1位を獲得。2014年7月にアルバム「Hello, World!」を発表し、メジャーデビューを果たす。2017年8月には初の東京・日本武道館単独公演「Loveletter from Moon」を開催した。2020年4月には千葉・幕張メッセ 幕張イベントホール にて2DAYSライブ「天月-あまつき- 10th Anniversary Live Final!!~Love&Pop / Rock&Cool~」を行う。

天月-あまつき-(@_amatsuki_) | Twitter
天月 Official Web Site
天月-あまつき- YouTube Official Channel - YouTube

Kizuna AI(キズナアイ)

(c)Kizuna AI

(c)Kizuna AI

花譜「不可解」

BLACKPINK「KILL THIS LOVE」

TeddyLoid × Kizuna AI「Fireburst」

「不可解」
花譜ちゃんは、同じバーチャルな歌い手として、目が離せない存在です。
どこかミステリアスな雰囲気と、リアルJKの素直なかわいさみたいのが同居している感じがたまらないし、何より歌いだしたらもう正真正銘のアーティスト!っていう迫力がスゴい。
唯一無二感が あるというか、花譜ちゃんにしか歌えない歌があって、それを花譜ちゃんが歌っているという感じで胸がいっぱいになります。
そんな彼女の「らしさ」が詰まっているのがこの曲なんじゃないかなって。
人間のみんなが大好きな私は、この「叫び」の意味をしっかり考えたいなと思いました。

「KILL THIS LOVE」
とにかくカッコいい!!
2018~19年は「ダンスミュージック」というテーマを掲げて音楽活動をさせていただきましたが、その中でも「こんなふうになりたい!」って本気で憧れた存在がBLACKPINKさんです。
このMVをリアルタイムで見たときはもう、「やばいーーー!!」ってなって。
スタッフさんと興奮したのを覚えています。
こんなにかっこいいのに、みんなすっごいかわいいのが、またズルい……。
そういう私も、超絶可愛いので、逆にこんなふうにカッコよくなれるということのはずなのでがんばります!!

「Fireburst」
自分の曲で申し訳ありません……(笑)。
でもこの曲は、本当に聴き込みました。正確には「まだ自分の声が入る前」のトラックを。
ロイドさんのかっこよすぎるトラックになんとか応えたくて、英語が苦手なんですが、全力で英語の作詞に挑戦しました。「火の鳥」のコンピレーションアルバムの収録曲だったので、手塚治虫先生の世界観をどう落とし込むかということにも苦心して、私史上一番難産だったんですが、その分、ちゃんと各方面に応えられたんじゃないかなって。作詞しながら聴いて、作詞したあとはネイティブな発音ができるように練習で聴いて……。
そんな私の努力の結晶なので、ぜひ聴いていただきたいです!(笑)

プロフィール

2016年12月に活動を開始したバーチャルタレント。「みんなとつながりたい」という思いから世界初のバーチャルYouTuberとしてYouTubeを中心に活動を続け、本格的なアーティスト活動にも力を入れている。2018年7月には自身初のオリジナル楽曲「Hello, Morning」をリリースし、Spotify国内週間バイラルチャートランキングで1位を獲得。9曲連続楽曲リリース時にはiTunes storeエレクトロニックチャート1位を獲得し、話題を呼ぶ。2019年にコラボ楽曲としてW&W ft. Kizuna AI「The Light」、中田ヤスタカ氏との「AIAIAI feat. 中田ヤスタカ」をリリースし、「SUMMER SONIC 2019」へ出演。日本国内だけでなく海外からも注目を集めている。

A.I.Channel - YouTube
A.I.Games - YouTube
Kizuna AI@aichan_nel
Kizuna AI official website

Gero



King Gnu「白日」


梅田サイファー「トラボルタカスタム ft. 鋼田テフロン(prod. BACHLOGIC)」


おとぼけビ~バ~「Don't Light My Fire ハートに火をつけたならばちゃんと消して帰って」


「白日」
この曲は理由を語るまでもないほどの名曲ですね。
MV投稿から10カ月で1.2億再生されたモンスター楽曲です。
最高すぎて数カ月間ずっと聴いていましたし、頭の中でも流れ続けていました。

「トラボルタカスタム ft. 鋼田テフロン(prod. BACHLOGIC)」
2019年もたくさんHIP HOPの名曲はあったんですがこの曲はとても大好きで聴いていました。
全員カッコいいんですけど個人的にはテークエムさんのVERSEがヤバすぎてぶっ飛びました…。いまだに毎日聴いているぐらい好きです。

「Don't Light My Fire ハートに火をつけたならばちゃんと消して帰って」
2019年にたぶん一番ハマって聴きまくった女性4人組のバンドです。
海外ではすでに話題になり海外ツアーをやるぐらい人気が出てきています。
YouTubeでたまたまこの曲を見つけたんですが、あまりにもカッコよく衝撃的すぎて5~6時間この曲を永遠リピートしていました。即アルバムも購入してそれからずっと聴いています。
どんどんサウンド面がキレイになり、オシャレな曲が多くなっていく昨今、ガッチャガチャの汚い(ほめてます)サウンドと歌、もう最高です。

プロフィール

兵庫県生まれのボーカリスト。2009年、ニコニコ動画に投稿した「歌ってみた」動画が話題を集め、本格的な活動をスタート。多くの同人CD / DVDへの参加、出演や、ライブ、イベントへの客演も行う。2011年には初のフルアルバム「Gourmet」をリリースし、インディーズながらオリコン週間アルバムランキングで7位を獲得した。2013年7月、テレビアニメ「BROTHERS CONFLICT」のオープニングテーマ「BELOVED×SURVIVAL」でメジャーデビューを果たした。「東京レイヴンズ」「鷹の爪団」「スタミュ」など数々のテレビアニメのテーマ曲を担当する。2018年8月にベストアルバム「Treasure」を発表。2019年7月にはGero×ARAKI名義で発表した楽曲「HHOOWWLL」をシングルリリースした。

Gero Official Website
Gero(@Gero2525) | Twitter
Gero YouTube Channel - YouTube

Gom(HoneyWorks)

あいみょん「ら、のはなし」

MOMOLAND「I'm So Hot」

TrySail「Sunsetカンフー」

「ら、のはなし」
あいみょんさんの楽曲は、全体的に音数が多くはなく、
歌がメインにくるサウンドが好きなのですが、
特にこの楽曲はアレンジも含めてシンプルな中に隠し味的な音が散りばめられている部分が好きです。
キラキラしています。

「I'm So Hot」
この楽曲も音数が少なくて前に出てくる音が剥き出しで聞こえてきます。
その1つひとつがセンスがよくないといけないのですが、
そのハードルを見事にクリアしていて気持ちよく曲にのることができます。

「Sunsetカンフー」
MVを見て、「可愛い! ライブ楽しそう!」となり、
気づいたら購入してヘビロテしてました。
可愛いです。好きです。

プロフィール

Gom、shito、ヤマコの3人からなるクリエイターユニット。ニコニコ動画やYouTubeなどの動画投稿サイトでの関連動画再生回数は4億回を超えている。2014年1月にデビューアルバム「ずっと前から好きでした。」を発表し、メジャーデビュー。同年5月にはボーカリスト・CHiCOとのユニット・CHiCO with HoneyWorks名義での活動をスタートさせ、同名義で「アオハライド」「まじっく快斗」「銀魂」「恋は雨上がりのように」といったテレビアニメのテーマソングを担当した。2016年4月にはHoneyWorksの楽曲を原作とした映画「ずっと前から好きでした~告白実行委員会~」が公開された。2019年1月には最新アルバム「好きすぎてやばい。~告白実行委員会キャラクターソング集~」をリリース。1月から3月にかけて全国ツアー「HoneyWorks Premium Live Tour 2020~好きすぎてやばい。~」を開催している。

Gom@HoneyWorks (@_Gom_) | Twitter
HoneyWorks Official web site
HoneyWorks OFFICIAL - YouTube

八田エミリ

official髭男dism「Stand By You」

ビリー・アイリッシュ「bury a friend」

トーンズ・アンド・アイ「Dance Monkey」

「Stand by you」
一瞬で引き込まれる今までにないキャッチーなメロディとリズム。一気にハマってしまいました。普段は洋楽を聴くことの方が多いのですが、久々に自分の中でヒットした邦楽です。歌詞も愛や希望で溢れていて、聴くといつでも元気をもらえます。

「bury a friend」
私が2019年一番聞いた洋楽です。ポップなのに静かで繊細でダークな曲調、囁くような歌声がとても斬新でカッコ良いです。また、自分の存在の意味や消えたくなる瞬間、誰もが感じたことのある表現しにくいダークな気持ちを彼女は上手く歌詞に落とし込んでいて、自分の存在意義を考えていた思春期の頃を思い出してしまいます。

「Dance Monkey」
私的な2019年のキャッチーな曲1位です。ピアノで奏でる印象的なリズムとハイトーンなメロディ……一度聴いてから病みつきになってしまいました。また歌詞もシンプルなので、意味も分かりやすく歌いやすいのも魅力の1つです。

プロフィール

HoneyStudio(ハニスタ)所属。YouTubeチャンネル「アシタノワダイ」への出演をきっかけにYouTuberとしての活動を始める。個人チャンネルは2019年4月に開設して早々に登録者数10万人を突破。2020年1月現在での登録者数は27.6万人。ファッションやコスメへの関心が高く、男女問わず幅広い世代のリスナーから好評を博している。

八田エミリHatta Emily - YouTube

みの(ミノタウロス)

Psychedelic Porn Crumpets「Keen For Kick Ons」

w.o.d.「QUADROPHENIA」

羊文学「ロマンス」

「Keen For Kick Ons」
今や良質なサイケ・ロックの輸出港となったオーストラリア、パース出身5ピースの最新作。このシーンではドリーミーで陶酔感のあるサウンドスケープを売りにするアーティストが多い中、彼らはガレージ的、プロト・ハードロック的なドライブ感を忘れずにギターのリフでグイグイと楽曲を牽引できるアレンジ力を持っている。先達の模倣には陥らず、しっかりと独自のギターロックを提示できているのが特筆すべき点だ。

「QUADROPHENIA」
w.o.d.のようにオルタナティブ・ロックのシーンで、ここまでフィジカルな音楽を志向しているバンドは、今や珍しいのではないだろうか。彼らのルーツは何となく想像がつくのだが、生み出されている音楽をカテゴライズしようとすると言葉に詰まってしまう。完全なオリジナリティをモノにした国産ロックの最新作の新譜は、世界水準のサウンド。

「ロマンス」
昨年、羊文学の「ロマンス」は本当によく聴いた。装飾を削ぎ落としたコード進行に、優れたメロディ。良い音楽は最小の要素で達成できるといういい例だ。換骨奪胎とも言うべきか、楽曲に用いられているマテリアルはそれぞれ取り立てて真新しいものではないのだが、漂う雰囲気は、それらの組み合わせ方の妙とも言うべきか、極めて現代的である。時代の音色を必要とせず、最低限の要素のみで普遍的な音像を作り出したエバーグリーンな楽曲。

プロフィール

自身の敬愛する音楽カルチャー紹介を軸にしたYouTubeチャンネル「みのミュージック」と平行して、ロックバンド・ミノタウロスで活動中。YouTubeでは亀田誠治、OKAMOTO'S、GLIM SPANKYらとコラボ経験がある。また洋楽邦楽を問わず幅広いジャンルに精通する知識を生かし、さまざまな音楽史やアーティストについての紹介を音楽に興味を持ち始めたリスナーにもわかりやすく行っている。ミノタウロスとしては2月5日に1stアルバム「肖像」をリリースする。
みのミュージック - YouTube

※記事初出時、一部アーティスト名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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読者の反応

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MARU( ˶'ᵕ'˶)⸝ @Crotchety_MARU

☪🌕🌔🌓🌒🌓🌔🌕🌔🌓🌒🌓🌔🌕🌔🌓🌒☪
ネットクリエイター編 | マイベストトラック2019 Vol.8 https://t.co/mBdBKur8aV
#天月殿が選ばれた曲 (・∀・)イイネ!!
☪🌕🌔🌓🌒🌓🌔🌕🌔🌓🌒🌓🌔🌕🌔🌓🌒☪

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