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佐々木萌(エドガー・サリヴァン)

あの人のプライベートファッション Vol.5 バックナンバー

黒が好きな佐々木萌(エドガー・サリヴァン)

「コイツ、歌ってそう!」という雰囲気を醸し出したい

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生活の基盤である衣食住の1つを占める衣服。この連載は、アーティストにファッションへのこだわりについて語ってもらうという趣旨のもの。第5回はエドガー・サリヴァンの佐々木萌(Vo)に登場してもらった。TシャツブランドundetrozeやフィリピンのストリートブランドDBTKのモデルも務める彼女に、とある1日のコーディネートと私服のこだわりについて聞いた。

取材・文 / 酒匂里奈(音楽ナタリー編集部) 撮影 / 星野耕作

コーディネートについて

全身黒の中に、春らしい色味をワンポイントとして入れてみました。黒が好きなので、黒のアイテムを買うことが多いですね。全身黒でまとめて、耳にお花のピアスを付けてるときとかもあります。

着用アイテム(ブランド名または購入店名)

アウター:着物用羽織(Codona De MODA)
ボトム:レースプリーツコンビネーションワイドパンツ(Perfume Closet)
シューズ:ソックスブーツ(Codona De MODA)

ポイント

・レースプリーツコンビネーションワイドパンツ

Perfume Closetで買ったこのパンツは、「Sweet Refrain」(Perfumeの楽曲)の世界観が表現された、のっち(大本彩乃)モデルのものです。Perfumeが好きなので、Perfume Closetのアイテムはよく買いますね。黒って重たい印象になることが多いけど、このアイテムは布の一部がレースプリーツになっていることで少し軽さが出るんです。今日は中に黒の網タイツを合わせてますけど、例えばシルバー系のラメタイツに変えたり、あえて素足に履いたりとか、着こなし方によっていろいろな印象が楽しめるところもお気に入りです。

・ソックスブーツ

このソックスブーツはステージ衣装を探していたときに買ったものです。ヒール部分が桜の形になっているから、足跡が桜の形になるんですよ! 桜が超好きなので、一目惚れでした。桜色はもちろん、桜のフラペチーノやお酒も好きなんです(笑)。でもコーディネートに取り入れるときに、桜色をメインにすると可愛らしくなりすぎてしまうので、ワンポイントとして取り入れました。

こだわり

原宿にあるRomantic Standardや(me)ってお店によく行きます。特別好きなブランドはないかもしれません。いいモノに出会ったらパッと買うようなスタンスなので。今日着た羽織も近所の神社でやっていた骨董市で買ったものなんです。ソックスブーツも完全に“出会った”アイテム。ヒールが桜の形のブーツを探そうなんて思ってなかったですし(笑)。ただ帰りの荷物量やお財布事情を考えず買いすぎてしまうことも多いですね……。

衣装は半分くらいは自分で選んで、あとはスタイリストさんに選んでもらっています。スタイリストさんには、基本的にどこかからお借りしたアイテムをスタイリングしてもらうのですが、体の構造上、全部の服が似合うわけじゃない。それは自分が一番よくわかっているから、いつかスタイリストさんと一からステージ衣装を作っていきたいです。そういう機会があれば、私服のこだわりをたくさん反映した衣装にしたい。肩のラインをちょっと大きく見せたいとか、胸が主張しすぎないようにとか、足を長く見せられるようにウエストをキュッとしたいとか。ブランドに詳しいわけではないですけど、服のデザインや形に対するこだわりはめっちゃ強いので。自分の体のラインを理解してくれているスタイリストさんと一緒にツアーを回ることが夢ですね。

実はDREAMS COME TRUEさんや宇多田ヒカルさんの衣装がめっちゃ好きなんです。ドリカムさんはジャージだけど作り込まれたデザインだったり、宇多田ヒカルさんはエッジが効いたメイクでも服はトレーナーだったり。あの、なんだろう……「コイツモノ作ってそう、歌ってそう!」みたいな感じ。私もそういう雰囲気がファッションで醸し出せたらいいなと思ってます。「かわいいね」って言われるよりも「なんかモノ作ってそうだね」って言われたほうが500倍うれしい(笑)。ちなみにコーディネートする際に意識していることは、どこかにオーバーサイズのアイテムを取り入れることかな。全身タイトなシルエットになることはほぼないです。最近の髪の長さは、ボトムがボリューミーでも映えるので、ワイドパンツを着ることも多いです。

私はundetrozeというTシャツブランドのモデルを務めさせていただいています。undetrozeとの出会いは、ブランドディレクターの増田(怜欧)さんが私が歌っている動画を観てくださったことです。増田さんがTwitterで「この人にTシャツを着せたい」とつぶやいて、それに私が「着ますよ」と返信したんです。今ではバンドのロゴや自分たちで立ち上げたレーベル(OEDO LABEL)のロゴも、増田さんにデザインしてもらってます。undetrozeの撮影をしてもらったカメラマンの千田(俊明)さんに今のアーティスト写真も撮ってもらってるし。このブランドのTシャツを私服として着ることもあります。undetrozeのTシャツって、ちょっと哲学っぽいんですよ。表現したいことありきの発想が多いので、音楽を作るのと少し似ているというか、シンパシーを感じます。

最近、フィリピンのストリートブランドDBTKのモデルもさせていただく機会もあって。フィリピンでは、カタカナやひらがな、漢字などが流行ってるみたいで、日本の文字を取り入れたデザインの服が多いですね。最近私もジャポニスムというか、“海外から見た日本”の世界観にハマっていて。ハリウッドやマーベル系の映画、あと「ロスト・イン・トランスレーション」に出てくるような日本の街並みみたいな、サイバーパンク的な感じが好きなんです。そういう世界観が表現されたデザインも素敵だし、オーバーサイズなアイテムが多いこともあって、DBTKの服も普段から愛用しています。

今欲しいアイテム

ドレスアップできるアイテムが欲しいです。着物でもいいし、パーティドレスでもいい。あえてドレッシーなアイテムを、腕にヘアゴムを付けるなど普段着とわかるように着て、レストランに行ったり、映画を観に行ったりしたい。制作期間中やプライベートでは、いかにもオフって感じの服装でいることが多いんです。だからこそ真っ赤なワンピースとかが欲しいし、100%おしゃれした日を作りたいなって思っています。

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

あの人のプライベートファッション

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