細野晴臣プレイリスト企画「僕の細野さん、私の晴臣さん」 第6回 [バックナンバー]

ケラリーノ・サンドロヴィッチ / 砂原良徳編

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来年2019年に音楽活動50周年を迎える細野晴臣。長年にわたるキャリアで細野が発表してきた楽曲の数々がApple Musicで配信されている。

ソロ名義の作品はもちろん、はっぴいえんど、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレー、SKETCH SHOW、HAS、HASYMO、Yellow Magic Orchestraなどなど、プロデューサーとして手がけてきたプロジェクトが多岐にわたる細野。このたびApple Musicでは細野楽曲の配信に併せて、世代もジャンルも異なる著名人が細野の楽曲で構成するプレイリスト企画「僕の細野さん、私の晴臣さん」を公開している。音楽ナタリーはこの企画と連動し、著名人たちのプレイリストとコメントを連載形式で展開中だ。

第6回に登場いただくのは、ケラリーノ・サンドロヴィッチ砂原良徳。2人にそれぞれの視点からプレイリストを制作してもらった。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ

ケラリーノ・サンドロヴィッチ

ケラリーノ・サンドロヴィッチ

プレイリスト名

気がつけば細野晴臣

プレイリスト

01. さよならアメリカ さよならニッポン
[作詞:はっぴいえんど / 作曲:はっぴいえんど&ヴァン・ダイク・パークス]

02. コズミック・サーフィン
[作曲:細野晴臣]

03. CUE
[作詞:細野晴臣、高橋幸宏、ピーター・バラカン / 作曲:細野晴臣、高橋幸宏]

04. 君に、胸キュン。(浮気なヴァカンス)
[作詞:松本隆 / 作曲:細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一]

05. フニクリ、フニクラ
[作詞:清野協、青木爽 / 作曲:ルイージ・デンツァ / 編曲:細野晴臣]

06. ラモナ
[作詞・作曲:メーブル・ウェイン、L・ウルフ・ギルバート / 編曲:細野晴臣]

07. 映画「銀河鉄道の夜」メイン・タイトル
[作曲:細野晴臣]

コメント

私にとって細野さんは、ふと気づくと聴いているタイプの音楽家です。コンプリートしてるわけでもライブに通うわけでもない。ごくたまに同じ場に居合わせても(緊張もあって)会話も無い。
なのに、7年半前の震災の直後、ずっと家では「HoSoNoVa」が流れていました。それこそ1日何十回と。音も声も、カバーとオリジナルが半々というバランスも、なんというか、がっついてる要素がひとつもなくて、あのあたふたした日本にあって、極めて有効な清涼剤でした、私にとって。
去年だったか「BGM」ばかり聴いていた数日間もありました。何年か前に出たCDを久しぶりに聴いたら、たしか高校を出た年に購入したアナログ盤より、格段に音の抜けが良くなっていることに、今更気づいて感動したから。
あ、挙げた7曲は順不同。もっと言えば、明日には明日の7曲、明後日には明後日の7曲が、いくらでも挙げられます。

プロフィール

1963年1月3日、東京生まれ。1982年にバンド有頂天を結成。翌1983年に自主レーベル「ナゴムレコード」を立ち上げ、筋肉少女帯、たま、カーネーション、電気グルーヴの石野卓球とピエール瀧が所属した人生(ZIN-SAY!)など個性的なアーティストを多数輩出する。1991年の有頂天解散と前後してLONG VACATIONとして活動を始め、LONG VACATION活動休止後の1995年よりケラ&ザ・シンセサイザーズとして活動中。2013年には鈴木慶一(ムーンライダーズ)とのユニット・ No Lie-Senseを始動したほか、ソロ名義でも音楽活動を行っている。またケラリーノ・サンドロヴィッチ名義で劇作家、脚本家、演出家、映画監督としても活躍中。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ(@kerasand)|Twitter
ケラ&ザ・シンセサイザーズ
ケラリーノ・サンドロヴィッチ|株式会社キューブ オフィシャルサイト

砂原良徳

砂原良徳

砂原良徳

プレイリスト名

紀元前とそれ以降

プレイリスト

01. プラトニック
[作詞:細野晴臣、ジャイルズ・デューク / 作曲:細野晴臣]

02. L.D.K.
[作詞:細野晴臣、ジャイルズ・デューク / 作曲:細野晴臣]

03. Non-Standard-Mixture
[作曲:細野晴臣]

04. Body Snatchers
[作詞:細野晴臣、ピーター・バラカン / 作曲:細野晴臣]

05. Strange Love
[作詞:細野晴臣、ピーター・バラカン / 作曲:細野晴臣]

06. Dark Side of the Star
[作曲:細野晴臣]

07. MERCURIC DANCE(水銀~躍動の踊り)
[作曲:細野晴臣]

08. ORGONE BOX
[作詞・作曲:細野晴臣]

コメント

1978年には大きな価値観の境界線が存在しています。
蝶々さんも香港ブルースも好きですが、私にとって影響が大きかったのはその境界線以降という事になります。
その中から非常に偏った選曲をしてみました。

プロフィール

1969年生まれ、北海道出身のサウンドクリエイター / プロデューサー。1991年から1999年まで電気グルーヴのメンバーとして活躍し、日本のテクノシーンの基盤を築き上げる役割を担う。電気グルーヴ在籍時よりソロ活動を始め、現在までに5枚ソロアルバムを発表している。電気グルーヴ脱退後はスーパーカーのプロデュースやリミックス、CM音楽も手がけるようになる。2014年よりMETAFIVEのメンバーとしても活動しているほか、テイ・トウワの変名プロジェクト・SWEET ROBOTS AGAINST THE MACHINEへの参加、佐藤千亜妃(きのこ帝国)初のソロ作品「SickSickSickSick」の共同プロデュースを担当するなど精力的に活躍中。
YSST(@y_sunahara)| Twitter
Y.Sunahara's STUDIO

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読者の反応

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夏井孝裕 NATSUI Takahiro 🐠 @futodoki

素敵な企画ですね。僕もちょっと考えてみます。 https://t.co/fzxXIPahbz

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