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ケラリーノ・サンドロヴィッチが紫綬褒章を受章

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ケラリーノ・サンドロヴィッチ(小林一三 / 以下KERA)が紫綬褒章を受章した。

学術研究や芸術文化への功労者を対象とした紫綬褒章。このほか平成30年秋の受章者には、俳優の真田広之(下沢広之)や小説家の林真理子(東郷真理子)、将棋棋士の羽生善治、笙演奏家の宮田まゆみ、能楽師の金剛永謹らも名を連ねている。

受賞に際しKERAは、「『もっと好き勝手やれ』と背中を押された気分」と喜びを語り、「これまで創作に関わってくれた全ての人と分かち合いたい。お客様も含めて。とりわけ、ずっと一緒にやってきた劇団員たち、昔自分の身勝手で迷惑かけまくったバンドメンバー、そして、舞台では女優、家では私設秘書にしてこの上なく信頼できるアドバイザーとして支えてきてくれた奥さんと」と謝辞を述べた。

なおKERAが作・演出を手がけるKERA・MAP #008「修道女たち」は、東京・本多劇場にて上演中。来年2019年には、世田谷パブリックシアター+KERA・MAP#009「キネマと恋人」の再演が控える。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ コメント

頂戴出来る物は拒まない主義の私とは言え、この度賜った章はひときわ大きな喜びです。「もっと好き勝手やれ」と背中を押された気分。これまで創作に関わってくれた全ての人と分かち合いたい。お客様も含めて。とりわけ、ずっと一緒にやってきた劇団員たち、昔自分の身勝手で迷惑かけまくったバンドメンバー、そして、舞台では女優、家では私設秘書にしてこの上なく信頼できるアドバイザーとして支えてきてくれた奥さんと。

僕は舞台の脚本を、日々の稽古を見ながら書く方法を取っているので、俳優さんが実際に動いてくれない事には、作品一本書き上げることもままならない。スタッフさんとも「この芝居、この制約の中で、何が出来るのか」という事を話しながら創っています。そういう意味で私の脚本はどの作品も、皆との共同執筆だと思っています。

もし、他の劇作家や演出家、音楽家と何か違う事があるとすれば、やりたいことしかやってこなかったこと。それから、これまで創ってきた作品の、“量×質”の総量。この点は自己評価としては大抵の同業者の3人分くらいはいくんじゃないかと。(笑)

集中力も体力も落ち、なにかと挫けそうになる昨今の私ですが、まだまだやらねばと背筋が伸びました。やりたくないことはやりませんが。

談 ケラリーノ・サンドロヴィッチ

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