紅白リハ速報（3）サブちゃん「まつり」で景気回復狙う

「第60回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが本日12月29日よりスタート。会場の東京・NHKホールに新人からベテランまで多数のアーティストが集まり、ステージでのサウンドチェックと、マスコミ向けの囲み取材がそれぞれ行われた。

この記事では石川さゆり、川中美幸、北島三郎、坂本冬美、ジェロ、氷川きよし、細川たかしといった演歌勢のコメントを紹介する。

石川さゆり

デビュー曲「津軽海峡・冬景色」で出演する石川さゆりは、今年が60回目の紅白であることに触れ「60歳、還暦といえば赤ですからね。紅組みんなでいい歌を歌って勝ちたいです（笑）」と取材陣をなごませた。「歌い手が生きた歌として歌い続けていけば歌は古くならない。しっかりと歌いたいと思います」。

川中美幸

川中美幸は「『ふたり酒』は節目ごとに歌わせてもらってきた曲。今年は世の中がたいへんなときですから、暗い気持ちで過ごしていらっしゃるみなさんへの応援歌として歌いたい」とその思いを語る。衣装は横浜開港150周年をイメージし、南蛮船をモチーフにしたエンジ色の着物を用意。

北島三郎

大トリの大役を務めるのは北島三郎。今年の「まつり」はオーケストラをバックに披露される。「この曲で今年が終わったら、来年は景気も良くなって、いい年になってくれればいいかなって」。ちなみに本番のステージでは「高いところから」登場する予定とのことだ。

坂本冬美

今年の紅白では「また君に恋してる」でポップスに挑戦する坂本冬美。「毎年着物で気合いを入れて演歌を歌ってきたけど、今回は気合いというより心を込めて伝えなければならないので、違った緊張がありますね」と語る。気になる衣装も初の洋服にチャレンジし、総額数千万円のジュエリーを身につける予定。水樹奈々が演歌を好きだという話題に触れ「なんで演歌歌手になってくれなかったんだろう（笑）」とおどけた笑顔を見せた。

ジェロ

「紅白は子供の頃から憧れていた特別な番組。2年連続で出場することができて、とてもうれしいです。今年は35カ所36公演の初ツアーもあったので、成長したジェロを観てもらいたい」と抱負を語る。「お母さんは朝5時に起きてアメリカで生放送を観てくれます」。本番は白いスーツ姿でステージに上がる。

氷川きよし

「60回という節目の素晴らしい年にデビュー10周年を迎えることができて、大好きな『ときめきのルンバ』を歌わせていただけるのがとってもうれしいです」と喜びを素直に表現。シルバーのスパンコールをふんだんにあしらった「大人の男」を感じさせる衣装で紅白の舞台に臨む。

細川たかし

当日は真っ白の紋付き袴姿でステージに上がるという細川たかし。来年はデビュー35周年という節目の年だが、「時代が時代なんで派手なことはせず自粛して（笑）、まだまだ先もありますからね。40年、45年と長く続けていきたい」とコメント。