ゲストはUAと犬!栗コーダー15周年ツアーファイナル

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11月19日、東京・赤坂BLITZで栗コーダーカルテットのワンマンライブが開催された。

マイペースで2時間半にわたる演奏を披露した栗コーダーカルテット。ライブはほぼ1曲ごとになごやかなトークを挟みながらゆったりと進んでいく。

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UAを迎えた5人編成でフィッシュマンズのカバー「頼りない天使」を演奏。

UAを迎えた5人編成でフィッシュマンズのカバー「頼りない天使」を演奏。

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UAの愛犬ポポ・ルイーズは、ステージ上をトコトコと歩き回る。

UAの愛犬ポポ・ルイーズは、ステージ上をトコトコと歩き回る。

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この日のライブは先日発売された「15周年ベスト」のリリースツアー最終公演。会場となった赤坂BLITZには全席指定の椅子席が用意され、集まったファンは皆思い思いにゆったりとしたリコーダーの音色を楽しんだ。

ライブはソプラノリコーダー4重奏の「静かに静かに」からスタート。この日は15周年にふさわしくバンド結成から現在までの歴史を踏まえたセットリストが用意され、リコーダー主体の初期、映像作品への提供曲が増えた中期、そしてウクレレを導入した最近のスタイルまで、栗コーダーカルテットというバンドの変遷をわかりやすくたどることができる内容となった。

中盤では近藤研二のギターソロによる「つみきのいえメインタイトル」や、7曲まとめて3分強という「小組曲『ピタゴラスイッチ』」など耳馴染みの深い楽曲を次々と披露。そしてこの日のスペシャルゲスト、UAが登場し、まずはリコーダー4本のアンサンブルをバックに、フィッシュマンズ「頼りない天使」のカバーを歌い上げた。

1曲を歌い終えると、UAは「もう1人のレディーを呼び込んでよろしいでしょうか?」と話し、自身の愛犬ポポをステージに呼び入れる。演奏される曲はもちろん「NHKみんなのうた」で放映中の「PoPo Loouise」。自分の名前がついた歌が歌われている間、ポポはじっと伏せたりステージ上を歩き回ったりと、観客の目を大いに楽しませてくれた。

ゲスト参加の2曲が終わるとライブも後半に突入。「あんまりライブでやらないようにしていたんですけど」と前置きしつつ披露されたのは「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」「ハイウェイ・スター」といった超有名なカバー曲。会場が大きく盛り上がる中、終盤には鍵盤ハーモニカ、ソプラノサックス、ギター、チューバといったバラエティ豊かな編成で「ポルカ」「うれしい知らせ」などを演奏し、ラストナンバー「夕景」では会場全体をしっとりした空気に染めた。

アンコールの拍手に応えて再びステージに登場した4人は「裏方志向の強い4人が中途半端な編成で、こんな楽器で地味な曲をピロピロやって15年も続けることができたのは、お客さんやかかわりをもってくれた皆さんのおかげだと思います」と感謝の言葉を表明。アンコールでさらに2曲を演奏し、あたたかなムードの中で計30曲、2時間半にわたる記念すべきステージの幕を閉じた。

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音楽ナタリー @natalie_mu

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