来年もよろしく!星野源キネマ倶楽部で2010年総まとめ

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星野源が年内最後となるワンマンライブを、12月5日に東京キネマ倶楽部にて開催した。

アンコールのMCで星野は、B'zの「恋心」がいかに名曲かを熱弁。また稲葉浩志がステージ上で、長ズボンをはぎ取って短パン姿になるパフォーマンスについても触れ「来年やろうかな」とつぶやいた。

アンコールのMCで星野は、B'zの「恋心」がいかに名曲かを熱弁。また稲葉浩志がステージ上で、長ズボンをはぎ取って短パン姿になるパフォーマンスについても触れ「来年やろうかな」とつぶやいた。

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ライブ中には春先に初のシングルをリリースすることを発表。さらに「買ってくれ! 土下座するから!」とファンに懇願した。

ライブ中には春先に初のシングルをリリースすることを発表。さらに「買ってくれ! 土下座するから!」とファンに懇願した。

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個性派バンドとともにリラックスした雰囲気のライブを披露した星野源。

個性派バンドとともにリラックスした雰囲気のライブを披露した星野源。

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約半年ぶりとなるワンマンライブを観ようと会場には多くのファンが集結し、開演時間が押すほどの大盛況に。開演予定時刻を約10分過ぎた頃ステージに現れた星野は、「お待たせしました。お客さんがいっぱいでエレベーターが詰まっちゃいました」と笑いながら挨拶。「今日は持ち曲が少ないことは忘れて、長めにやりたいと思います」と語り、夏のワンマンライブでも披露した新曲「歌を歌うときは(仮)」を弾き語った。

続いてバンドメンバー、伊藤大地(Dr/SAKEROCK、グッドラックヘイワ)、横山裕章(Key)、伊賀航(B)の3人を呼び込み「ばらばら」「夜中唄」といったアルバム「ばかのうた」からの楽曲を、リラックスした雰囲気で歌い上げる。歌詞を噛み締めるように歌う星野のボーカルと、心地良いバンドサウンドに観客はうっとりと聴き入った。

初めのMCでは、プライベートな出来事を交えながらメンバーを紹介。伊賀を「彼女募集中なんですよね。今日こそは彼女見つけましょう!」と紹介したかと思えば、伊藤に対しては「今日は髭生えてるね」と語りかける。横山を紹介する際には「シャツを第2ボタンまで開けやがって!」とツッコむなど自由気ままなトークで会場を笑わせた。さらに「僕、老人ものの歌が好きで」と明かすと、今は亡き敬愛する舞台監督との思い出をとつとつと語り、その人が亡くなったときに作っていたという「グー」を披露した。

続けて得意の“老人もの”の楽曲「茶碗」を歌いあげると、ゲストの高田漣を迎え「兄妹」「穴を掘る」を披露。滋味のある星野の歌声と躍動的なバンドサウンド、高田の奏でる豊かなペダルスティールギターが重なり、会場の熱をじわじわと高めていく。

高田を交えてのMCでは、新幹線ネタから年末の予定など幅広く展開。星野が「大地くん、年末どうするの?」と尋ねると、伊藤が「一緒に『COUNTDOWN JAPAN』出るじゃん。愚問だよ」と一蹴する一幕も。また星野がステージ右手にあるお立ち台的なステージを指し「あそこのミニステージ使いどころないんだよね」と口にすると、伊藤が「弾き語りはあそこでやるのか思ったんだけど。来年やりゃあいいじゃん」と返し会場を沸かせた。

ムーディな「ひらめき」、星野自身の中学高校時代のことを歌ったシンプルなアレンジの新曲「変わらないまま」の後は本編のラストナンバーへ。星野は「早いもので次で最後の曲です」と言いながらも、「アンコールあります。しかも長いです」と事前予告。さらに「アンコールあるってわかってるのに拍手してもらうの申し訳ないんで、拍手しなくていいです。物販もあるし、トイレ行きたい人は行って……でも帰らないでほしいな」と、普通のライブでは考えられない発言を繰り出し観客を驚かせる。そして「くせのうた」を優しく歌いあげると一旦ステージを去った。

不思議なムードが漂う中で始まったアンコールで星野は、開口一番「お客さん減ってなくて良かった」と笑顔を浮かべる。そして「ツアーのアンコールで弾き語りしてて、やる曲とやらない曲があったけど、今日は総まとめなので全部やります」と宣言。「インストバンドの唄」「選手」といったSAKEROCKのカバーや吉野寿(eastern youth)とともにマンガ雑誌「ヤングマガジン」を見ながら作ったという「たいやき」、原曲とは似ても似つかない「スーダラ節」のカバー、オーディエンスからリクエストが寄せられた「せつないのうた」を披露。衝撃的な歌詞に会場がどよめいた「日村さん38才の歌」の後には、この日が誕生日というファンのために替え歌バージョンを即興で歌い、会場を祝福ムードで包んだ。

バンドメンバーを再び迎えて披露された「ばかのうた」の前には、「中学のときに自分の歌声を聴いて、バームクーヘンを食べたようなカスカスの声なのがイヤで。俺はB'zみたいに歌いたくて」と切り出し、B'zの魅力をとうとうと語っていた星野。しかし、そのチャーミングなキャラクターと味わい深い歌声には、誰もが魅了されたことだろう。最後に彼は「来年もよろしくお願いします!」と観客との再会を約束して、ステージをあとにした。

「星野源ワンマンライブ」東京キネマ倶楽部公演セットリスト

01. 歌を歌うときは(仮)
02. ばらばら
03. 夜中唄
04. 子供
05. キッチン
06. グー
07. 茶碗
08. 兄妹
09. 穴を掘る
10. ただいま
11. 老夫婦
12. ひらめき
13. 変わらないまま
14. くせのうた
<アンコール>
15. インストバンドの唄
16. たいやき
17. 日村さん38才の歌
18. せつないのうた
19. スーダラ節
20. 選手
21. ばかのうた

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読者の反応

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ちーず @banmesinani

昔からナタリーさんは弄ってたんだね。
星野源の稲葉浩志短パン激しく希望!!

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