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米津玄師、2016年締めくくるツアー「はうる」東京で終幕

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「米津玄師 2016 TOUR / はうる」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(撮影:中野敬久)

「米津玄師 2016 TOUR / はうる」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(撮影:中野敬久)

米津玄師のツアー「米津玄師 2016 TOUR / はうる」が、昨日12月8日に東京・Zepp Tokyoにてファイナルを迎えた。この記事ではそのファイナル公演の模様をレポートする。

ワンマンツアー「米津玄師 2016 TOUR / 音楽隊」で幕を開けた米津の2016年。今年、彼は中田ヤスタカとタッグを組み、映画「何者」の主題歌「NANIMONO(feat. 米津玄師)」に作詞および歌唱で参加したり、ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」の公式イメージソングとして「ナンバーナイン」を書き下ろしたりと、精力的な活動を行ってきた。米津の2016年を締めくくることとなった「米津玄師 2016 TOUR / はうる」は東京、大阪、愛知、宮城の4都市で実施され、各地のチケットはすべてソールドアウトした。

中島宏(G)、須藤優(B)、堀正輝(Dr)というなじみのバンドメンバーたちに続いて登場した米津は、「ナンバーナイン」でライブをスタートさせる。パワフルなビートが印象的な「アンビリーバーズ」でフロアを揺らしたあとも、彼は時間を惜しむように矢継ぎ早に楽曲を投下。スローテンポながら奇天烈なサウンドとキャッチーなサビでオーディエンスを沸かせた「駄菓子屋商売」、エレクトロサウンドに振り切ったクールな「Undercover」など多彩なアプローチで観客を魅了していった。

ライブのハイライトの1つとなったのはシングル「ナンバーナイン / LOSER」のカップリングナンバー「amen」。この楽曲で米津はマイク片手に歌いながら「LOSER」のミュージックビデオでも話題を集めた長身を生かしたフリーダンスを披露し、オーディエンスを鮮烈な印象を与えた。中盤では明日12月10日発売の書籍「かいじゅうずかん」に収録される壮大なバラード「love」も届けられ、米津の力強い歌声が場内に響いた。

その後、米津は2月15日にニューシングル「orion」をリリースすることを発表。さらにシングル表題曲が、NHK総合で放送中のテレビアニメ「3月のライオン」の新エンディングテーマとして書き下ろしたナンバーであることを報告し、「こんな光栄なことはないですね」と頬を緩ませた。「ここから後半戦です。“速い曲”をやろうと思います」という声に続いて、米津は「LOSER」をパフォーマンス。フロアがこの日一番の盛り上がりを見せる中、ヘヴィなギターリフが印象的な「Neon Sign」でさらに勢いをつけ、「ゴーゴー幽霊船」「パンダヒーロー」「ドーナツホール」と初期ナンバーを畳み掛けてライブ本編を終えた。

「花に嵐」で始まったアンコールで米津はバンドメンバーと共にこのツアーを振り返る。中島に「ツアー中に印象的だったことは?」と尋ねられ、新幹線での移動中にニンテンドー3DS向けのゲーム「ポケットモンスター ムーン」で遊んだことだと明かすと、客席から笑いが溢れた。最後に米津は「ホープランド」を披露。おだやかな曲調とは裏腹に、曲の終盤で咆哮を繰り返し、すべての演目を終えた。

米津玄師 2016 TOUR / はうる
2016年12月8日 Zepp Tokyo セットリスト

01. ナンバーナイン
02. アンビリーバーズ
03. ミラージュソング
04. メランコリーキッチン
05. 駄菓子屋商売
06. Undercover
07. KARMA CITY
08. amen
09. Black Sheep
10. love
11. アイネクライネ
12. LOSER
13. Neon Sign
14. ゴーゴー幽霊船
15. パンダヒーロー
16. ドーナツホール
<アンコール>
17. 花に嵐
18. ホープランド

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