このツアーは8月にリリースされた最新アルバム「Fire Bird」を携え、全国10公演にわたって行われたもの。MIYAVIは、サポートメンバーとしてBOBO(Dr)と、アルバムにも共同プロデューサーとして参加したレニー・スコルニック(DJ)を迎えた3人体制のステージで、全国のファンを魅了した。
その千秋楽序盤、MIYAVIは「Fire Bird」「Raise Me Up」と、アルバム収録曲を立て続けに披露してオーディエンスを大いに踊らせる。3曲目「Mission Impossible Theme」では華麗なアクションを交えながらアグレッシブなプレイを繰り広げる彼に、大きな歓声が送られた。
MCでMIYAVIは2人のメンバーを紹介し「新しい景色を、新しい仲間と楽しんで飛びましょう」と挨拶。またアルバム「Fire Bird」について「長いキャリアの中で心が折れそうになったり、くじけそうになったりしたこともあったけど、心さえ失わなければ飛び続けられるという思いを込めて。そしてギターミュージックの新しい形を作りたくて制作しました」と語った。そして中盤の「She Don't Know How To Dance」では、事前に行われたダンスコンテストで選ばれた全国のダンサー13組が次々とステージへ登場。MIYAVIの奏でるギターに合わせて個性豊かなダンスを披露して、オーディエンスを大いに盛り上げた。
ダンサブルなビートでフロアを揺らした「Afraid To Be Cool」のあとは「Cry Like This」をじっくりと聴かせ、さらに「大切な人を守るために、離れ離れになって戦っている人たちに贈ります」と語ってから「Guard You」を演奏。哀切な音色を響かせ、会場の空気を変える。また続く「The Others」では、レバノンのシリア難民キャンプを訪れた際の映像を交える演出も。世界平和を訴える彼のメッセージを強く訴えかける瞬間となった。
終盤、「Universe」以降は再びアッパーなナンバーが次々と投下され、フロアは狂乱状態へと導かれていく。レーザー光線が飛び交うステージ上を軽やかに行き来しながらオーディエンスを煽り、会場をさらに盛り上げたMIYAVIは最後は一転、「Steal The Sun」を披露。荘厳なサウンドでフロアを圧倒し、ライブ本編を締めくくった。
アンコールのMCでMIYAVIは「今日のショーをもってツアーは終わりますけど、またガンガン攻めていくので。新しい音源ももう作ってるし、15周年ということでベストアルバムを企画しています。2月からはアジアを皮切りにワールドツアーもやって、日本にも帰ってこようかなと」と発表し、オーディエンスを喜ばせた。なおアンコールでMIYAVIは「Real?」、そして「What's My Name?」をプレイ。最後に「またお互い、もっとでっかくなって会いましょう!」と挨拶し、ステージを降りていった。
「MIYAVI Japan Tour 2016 "NEW BEAT, NEW FUTURE"」2016年10月10日 幕張イベントホール セットリスト
01. Fire Bird
02. Raise Me Up
03. Mission Impossible Theme
04. Into The Red
05. Come Alive
06. Let Go
07. Dim It
08. She Don't Know How To Dance
09. Afraid To Be Cool
10. Cry Like This
11. Guard You
12. The Others
13. Long Nights
14. Another World
15. Universe
16. Survive
17. Horizon
18. Day 1
19. Steal The Sun
<アンコール>
20. Real?
21. What's My Name?
リンク
- MIYAVI Official Site 【MYV382TOKYO.com】
- MIYAVI - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
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