LUNA SEA、お台場に雪降らせた聖夜のSLAVE限定GIG

15

429

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 174 191
  • 64 シェア

LUNA SEAが12月23、24日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにてファンクラブ会員限定ライブ「SLAVE限定GIG 2015 The Holy Night -To The Next Dimension-」を開催。この記事では昨日24日公演の模様をレポートする。

LUNA SEA「SLAVE限定GIG 2015 The Holy Night -To The Next Dimension-」のライブの様子。(写真提供:UNIVERSAL J)

LUNA SEA「SLAVE限定GIG 2015 The Holy Night -To The Next Dimension-」のライブの様子。(写真提供:UNIVERSAL J)

大きなサイズで見る(全8件)

LUNA SEA「SLAVE限定GIG 2015 The Holy Night -To The Next Dimension-」のライブの様子。(写真提供:UNIVERSAL J)

LUNA SEA「SLAVE限定GIG 2015 The Holy Night -To The Next Dimension-」のライブの様子。(写真提供:UNIVERSAL J)[拡大]

クリスマスイブに行われたLUNA SEAファンクラブ「SLAVE」会員限定ライブの2日目。クリスマスを祝う賛美歌「O come, O come, Emmanuel」がオープニングSEとして流れる中、盛大な歓声を受けて登場したメンバーは、この日のライブにぴったりなナンバー「SLAVE」でライブの幕を開けた。SUGIZO(Vo, Violin)がギターのボディを叩き、フランジャーのかかった荒々しいギターサウンドが会場を包んでから始まった同曲では、SUGIZO、INORAN(G)、J(B)がモニタースピーカーより前に立って演奏するなど、ライブ冒頭からアグレッシブなパフォーマンスを見せつけた。続けてJが真矢(Dr)に目配せをしてドラムのカウントからライブ定番曲「TIME IS DEAD」のイントロを奏で始める。サビではメンバーとオーディエンスが合唱し、すし詰め状態となったフロアの興奮を高めた。

RYUICHI(Vo)はMCで「LUNA SEAの終幕から約15年、『One Night Dejavu』からちょうど9年、そして初の東京ドームライブから20年が経ちました。そういう歴史を今日、塗り替えたいんだよね。今日は何をやってもいいから暴れてってくれよ」と語る。そして「いくぞー! いくぞー!」とRYUICHIおなじみの煽りからバンドは「Rouge」「JESUS」「a VISION」といった歴代のナンバーを投下。ライブ中盤にはファンクラブで事前に募集されたリクエスト曲より1996年発売のシングル「END OF SORROW」のカップリング曲「TWICE」と、1994年発表のアルバム「MOTHER」の収録曲「AURORA」というレアなナンバーを披露してファンを喜ばせた。

続いて5人はSUGIZOのバイオリンソロを挟み、変拍子を織り交ぜた楽曲「RA-SE-N」へ。同曲ではINORANのアルペジオが印象的な落ち着いたイントロから始まり、SUGIZOがギターリードを奏でるところでRYUICHIがシャウトを重ねるなど次第に激しさが増していき、観客の興奮を誘った。そしてブルーのライトがステージを照らす中、彼らは「BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー」を演奏。床にひざをつけてギターをかき鳴らすINORANにRYUICHIが寄り添って歌唱し、コーラスパートを観客が合唱するなど5人とファンで熱い空間を生み出した。熱気を保ったまま始まった「Metamorphosis」では、SUGIZOがライトハンド奏法を取り入れたテクニカルなギターソロでファンを沸かせてから美しいクリーントーンでアルペジオを弾くなど、緩急のある楽曲を盤石の楽器隊ががっちりと演奏。その後INORANがステージのセンターに立ち、フロアを見渡してから「TONIGHT」をプレイし始める。Jが終始笑顔でバンドのボトムを支え、真矢は腕を大きく振り上げて鋭いビートを刻むなど、メンバーそれぞれの全力パフォーマンスで熱狂を生み出した。そしてバンドは「Dejavu」「BELIEVE」とキラーチューンを連投してライブ本編を締めくくった。

LUNA SEA「SLAVE限定GIG 2015 The Holy Night -To The Next Dimension-」のライブの様子。(写真提供:UNIVERSAL J)

LUNA SEA「SLAVE限定GIG 2015 The Holy Night -To The Next Dimension-」のライブの様子。(写真提供:UNIVERSAL J)[拡大]

メンバーがステージを去ったあと、アンコールを求めるファンが「きよしこの夜」を合唱すると、泡で見立てた雪が降り始め、5人が再びステージに登場。RYUICHIは「どうもありがとう! 次の曲は俺たちからのプレゼントです」と話し、「FOREVER & EVER」をエモーショナルに歌い上げた。その後のメンバー紹介ではINORANはAC/DC「Back in Black」のリフを弾いたほか、SUGIZOが映画「007」シリーズから「ジェームズ・ボンドのテーマ」のギターフレーズを聴かせる一幕も。また真矢はステージの前方に立ち「今日はこれから絶対君たちに背中を見せないぞ」と話して歓声を浴びるもすかさず「なぜなら、服のお尻の部分がやぶけてしまったからだ」と述べて爆笑を誘った。さらに「普段君たちのことを“SLAVE”って呼んでるけどさ、本当の“SLAVE”は僕らなのかもしれない」とクールに述べて背中を見せずにドラムセットに戻っていった。RYUICHIはバンドでニューアルバムを制作中であることや、2016年の12月23、24日に埼玉・さいたまスーパーアリーナでライブを開催することなどを発表。ちょうど1年後にあたるさいたまスーパーアリーナ公演については「12月23、24日ってさ、俺たちの日じゃない? その日に5人がこたつでミカン食べてる感じじゃないでしょ?」と冗談交じりに話していた。その後「ROSIER」を投下し、フロアを再び興奮で満たした5人は、続けてクリスマスソング「White Christmas」のカバーを披露。最後は「WISH」でシンガロングを巻き起こし、会場を一体感で満たしてライブを終えた。

この記事の画像(全8件)

LUNA SEA「SLAVE限定GIG 2015 The Holy Night -To The Next Dimension-」
2015年12月24日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. SLAVE
02. TIME IS DEAD
03. Rouge
04. JESUS
05. a VISION
06. TWICE
07. AURORA
08. SUGIZO Violin Solo ~ RA-SE-N
09. BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー
10. Metamorphosis
11. TONIGHT
12. Dejavu
13. BELIEVE
<アンコール>
14. FOREVER & EVER
15. ROSIER
16. White Christmas(カバー)
17. WISH

全文を表示

読者の反応

おにやさい @oniyasai

LUNA SEA、お台場に雪降らせた聖夜のSLAVE限定GIG - 音楽ナタリー https://t.co/PKuQ2xnDS3

コメントを読む(15件)

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 LUNA SEA の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。