音楽ナタリー

さらばBiS!怒涛の解散ライブで49曲熱唱

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BiS解散ライブ「BiSなりの武道館」の様子。

BiS解散ライブ「BiSなりの武道館」の様子。

昨日7月8日、BiSが神奈川・横浜アリーナにて解散ライブ「BiSなりの武道館」を開催。3年半に及んだグループとしての活動に幕を下ろした。

解散ライブに向けたPRイベントを7月2日に実施し、チケットがおよそ1万枚余っていると告白したBiS。涙ながらに解散ライブに込めた思いを語るメンバーたちの熱い気持ちが届いたのか会場にはおよそ8000人もの研究員(BiSファン)が集結し、開演時間が30分押すほどの入場列を作っていた。またアリーナの最前エリアは10万円ものプレミアムチケットを購入した研究員のみがライブを楽しめる場所になっているものの、周囲は有刺鉄線が巻きつけられた柵で囲まれており、さながらデスマッチプロレスでも行われるかのような物々しさを漂わせていた。

異様な緊張感が会場を包み込む中、解散ライブのオープニングはBiSの代表曲「nerve」からスタート。メンバーの6人に加えてグループを脱退したナカヤマユキコ、ヨコヤマリナ、ミチバヤシリオも登場し、新旧メンバーを織り交ぜた9人によって研究員のテンションを一気に上昇させる。歌唱後は一旦メンバーがステージから退場し、マネージャーの渡辺淳之介とサウンドプロデューサーの松隈ケンタがステージに出現。渡辺は突如「We Will Rock You」を歌い出し、研究員たちはリズムにあわせて足踏みとクラップで盛り上げていく。渡辺は「横アリで歌えることなんてもうないかもしれないから歌ってみたかった」と歌唱の理由を語った。

そんな余興じみた渡辺の夢が叶ったところで、BiSの現メンバー6人による怒涛のライブがここから幕を開ける。厳戒態勢の中、「IDOL」ではカミヤサキが客席へダイブを行い研究員に抱えられたり、ライブ終盤の「Give me your love 全部」ではメンバーの振りにあわせて研究員が大移動を行ったりと、横浜アリーナは時間をかけて徐々にBiS色に染め上げられていく。そして「レリビ」ではメンバーがステージを飛び出し、これまでの感謝の気持ちを伝えるようにアリーナを1周しながら研究員に触れ合っていった。3年半のグループの活動を支え続け、バカだと思われるようなこともメンバーと一緒に行ってきた研究員。メンバーがラストに用意した楽曲は、そんな研究員たちと一体になることができるキラーチューン「nerve」だった。プー・ルイは舞台袖にいたスーツ姿の渡辺を引っ張り出し、メンバー6人と渡辺、そして研究員8000人との“エヴィゾリ”を横浜アリーナで実現させた。

途中に3分間の休憩時間を設けたものの、メンバーは新曲「FiNAL DANCE」からラストの「nerve」までMCを一切挟まず、定番曲やアルバム曲などこれまで発表してきた楽曲48曲(オープニングを入れて49曲)を連続で歌いきり、3時間半という長時間に及んだ解散ライブを完走。最後は涙を流すプー・ルイから「ありがとうございました! BiSでした!」という挨拶が行われ、メンバーは次々とステージから退場していった。

スクリーンにエンドロールが流れ「primal.2」がBGMとしてかかると、涙を流しながら別れを惜しむ声が客席から飛び交う。ここでアンコールかと思いきや、スピーカーから「以上をもちましてBiSのライブは終了」とアナウンスが入り、困惑する研究員をよそに渡辺が再び登場。渡辺は解散後のメンバーの活動について報告していく。まずプー・ルイは現在行っているLUI◇FRONTiC◆松隈JAPANとして活動を続けていくことが発表され、7月10日から42日間イベントを開始する。また8月20日にはミニアルバム「JAPONiCA!!2」がリリースされることもアナウンスされた。

続いてヒラノノゾミとファーストサマーウイカは、クリエイティブディレクターのNIGOと渡辺が手掛ける新ユニット・BILLIE IDOL(ビリー・アイドル)として活動していくことが発表された。そしてカミヤサキはいずこねこの茉里改め“ミズタマリ”とともにT-Palette Records所属の新ユニット・プラニメを結成。コショージメグミはいずこねこのプロデューサー・サクライケンタの新プロジェクト・book house girl(仮)のメンバーとして今秋より活動を始めるとのこと。なおbook house girl(仮)は活動に先駆けて追加メンバーの募集を現在開始している。唯一フリーとして活動することを決めたテンテンコは、7月20日に青森・LIVE HOUSE SUNSHINEで行われる「夏の魔物前夜祭」と翌7月21日に青森・夜越山スキー場で行われる「AOMORI ROCK FESTIVAL '14~夏の魔物~」にてDJテンテンコとして出演することが発表された。さらに松隈は株式会社SCRAMBLESを設立し代表取締役に就任。渡辺も株式会社WACKを設立予定となっており、松隈とプラニメのマネージメントを行っていくことが明かされた。

結局アンコールは行われず、渡辺からのアナウンスでライブは終了。消化不良といった表情を見せる研究員も見受けられる中、スクリーンには「緊急告知」の文字が浮かび上がり会場がどよめき始める。その内容は明けて本日7月9日、東京・下北沢SHELTERにて「元BiSなりのワンマンライブ」を実施するというもの。参加料3万円で飲み放題、食べ放題という謎の内容を告知し、BiSはその活動に幕を下ろした。

なお解散ライブと解散後のワンマンライブの模様は、8月9日(土)にフジテレビNEXTにてオンエア。ライブの内容を2時間に凝縮したスペシャルプログラムとして放送される。

BiS解散ライブ「BiSなりの武道館」
2014年7月8日 横浜アリーナ セットリスト

00. nerve(6人+ナカヤマユキコ・ヨコヤマリナ・ミチバヤシリオ)
01. FiNAL DANCE
02. プライマル。
03. nasty face
04. MMGK
05. error
06. マグマト
07. no regret
08. STUPiG
09. ODD FUTURE
10. Fly
11. Hi
12. DiE
13. MURA-MURA
14. BiSimulation
15. Hide out cut
16. あの頃
17. GET YOU
18. デモサヨナラ
19. IDOL is DEAD
20. ASH
21. BLEW
22. urge over kill of love
23. hitoribochi
24. I wish I was special
25. CHELSEA
26. PPCC
27. 歩行者天国の雑踏で叫んでみたかったんだ
28. surival dAnce ~no no cry more~
29. IDOL
30. 豆腐
31. primal.
32. ウサギプラネット
33. YAH YAH YAH
34. eat it
35. gugigi
36. animal
37. スピリットブレインシンドローム
38. マグノリア
39. My Ixxx
40. パプリカ
41. Give me your love 全部
42. サウザンボルト
43. YELL
44. 太陽のじゅもん
45. ONE DAY
46. BiS
47. レリビ
48. nerve

元BiSなりのワンマンライブ

2014年7月9日(水)東京都 下北沢SHELTER
料金:30000円(飲み放題 / 食べ放題)
チケット受付:2014年7月9日(水)10:00~
チケット受付URL:http://l-tike.com/bisbis-live/

フジテレビNEXT「フジテレビNEXTなりのBiS解散LIVE『BiSなりの武道館』」

2014年8月9日(土)19:00~21:00

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