花總まり・森公美子がほのぼのマジック披露、友情と再起描く「バグダッド・カフェ」開幕

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ミュージカル「バグダッド・カフェ」が本日11月2日に東京・シアタークリエで開幕。初日公演に先駆けて、昨日1日に囲み取材と公開ゲネプロが行われた。

ミュージカル「バグダッド・カフェ」より。

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ミュージカル「バグダッド・カフェ」は、1989年に日本公開されたパーシー・アドロン監督による名画を、パーシー・アドロンとその妻エレオノーレ・アドロンの脚本で舞台化したもの。今回は、小山ゆうなが演出、高橋知伽江が翻訳・訳詞、荻野清子が音楽監督を担い、花總まり森公美子らの出演で立ち上げられる。

ミュージカル「バグダッド・カフェ」より。

ミュージカル「バグダッド・カフェ」より。 [拡大]

ミュージカル「バグダッド・カフェ」より。

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舞台は、アメリカ西部の砂漠にある、ダイナー兼ガソリンスタンド兼モーテルの“バグダッド・カフェ”。そこに、ドイツ人旅行者ジャスミン・ムンシュテットナー(花總)が1人で現れる。“異質”にも映る彼女の存在は、やがてバグダッド・カフェを切り盛りする女主人ブレンダ(森)やその家族、カフェに集う人々の日常を変えていく。

名曲「Calling You(コーリング・ユー)」で知られる原作映画の“浮遊感”あるテイストはそのままに、ミュージカル版では、「コーリング・ユー」の作曲家ボブ・テルソンが手がけた多彩な楽曲が物語を彩り、森や、森演じるブレンダの長女・フィリス役の清水美依紗はソウルフルな歌声を披露した。本作は、群像劇でありながら、登場人物それぞれが抱える日常生活での些細な問題から人生の大きな決断までがつぶさに描かれた。そんな中、ジャスミン役の花總は、新たな土地で出会った人々に凛と接し、時に自身を鼓舞しながら現実を享受する、しなやかで芯の強い女性を好演した。

ミュージカル「バグダッド・カフェ」より。

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ミュージカル「バグダッド・カフェ」より。

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囲み取材では、花總、森、演出の小山が登壇。花總は、「何種類かやるマジックに注目していただきたいです。たくさん練習はしましたが、お客様には双眼鏡でじっくり観るのではなく、ぜひ綺麗な心で観ていただきたいです」と微笑む。さらに、稽古場でジャスミンのドイツ南部の強い訛りのセリフに苦戦したことを明かしつつ、流暢なドイツ語を披露。また、近所に住んでいるという森との交流エピソードで“ジャスミン&ブレンダ”さながらの仲の良さを見せた。

森は、担当するナンバーとセリフの量が多かったことに「驚いた」と言い、本作で歌われる楽曲の幅の広さについて言及。「私はR&B系の楽曲が多く、劇中では“唸って”おります。『コーリング・ユー』という名曲があって、これが一番難しい。花總さんと2人でハモったりもするのですが、お稽古場で『どうしようか』と2人でため息をついていました(笑)。初日に作曲家の先生がいらっしゃると聞いて、プレッシャーを感じています」と告白した。

ミュージカル「バグダッド・カフェ」囲み取材より、左から小山ゆうな、花總まり、森公美子。

ミュージカル「バグダッド・カフェ」囲み取材より、左から小山ゆうな、花總まり、森公美子。 [拡大]

そんな2人の共通点を、演出の小山は「トップランナーであるにも関わらず、努力を惜しまず新しいことにチャレンジされる素晴らしい方々」と言い、「『コーリング・ユー』は1幕と2幕で歌われるときに、ジャスミンとブレンダの関係性がどう変わっているかを楽しみにご覧いただければ」と付け加えた。

最後に、森は開幕に向けての意気込みを、「コメディな部分とミステリアスな部分があり、いろいろと考えさせられる部分もありますが、とにかく楽しんで観ていただくことが一番」とコメント。花總は「『友だち』という曲が何度も出てくる、素敵な作品になっています。マジックも盛大にあり、最後にはハッピーな気分になれる作品なので、ぜひ劇場にお越しください」と呼びかけた。

上演時間は約2時間25分。東京公演は11月23日まで。その後本作は、28日から30日まで愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、12月4日から7日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、13・14日に富山・富山県民会館を巡る。

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ミュージカル「バグダッド・カフェ」

開催日程・会場

2025年11月2日(日)〜23日(日・祝)
東京都 シアタークリエ

2025年11月28日(金)〜30日(日)
愛知県 Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

2025年12月4日(木)〜7日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

2025年12月13日(土)・14日(日)
富山県 富山県民会館

スタッフ

脚本:パーシー・アドロン / エレオノーレ・アドロン
歌詞:リー・ブルーワー / パーシー・アドロン / ボブ・テルソン
翻訳・訳詞:高橋知伽江
演出:小山ゆうな
音楽:ボブ・テルソン
音楽監督:荻野清子

出演

ジャスミン・ムンシュテットナー:花總まり
ブレンダ:森公美子
ルディ・コックス:小西遼生
フィリス:清水美依紗
アブドゥラー:松田凌
サル ほか:芋洗坂係長
アーニー ほか:岸祐二
ムンシュテットナー氏 ほか:坂元健児
デビー:太田緑ロランス
サル・ジュニア:越永健太郎
伊藤かの子 / 聖司朗 / 東間一貴 / 中嶋紗希 / 舩山智香子 / 堀江慎也

スウィング

齋藤信吾 / 齋藤千夏

公演・舞台情報

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アムール・タカラヅカ @AMOUR_TKRZKA

【公演 / 会見レポート】花總まり・森公美子がほのぼのマジック披露、友情と再起描く「バグダッド・カフェ」開幕(舞台写真あり) https://t.co/O9lBkBuXUh

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