本作は、溝口健二の元で映画監督としてデビューした坂根田鶴子を題材に、
上演に向け、鈴木は「劇団印象では『国家と芸術家シリーズ』と銘打って、第二次世界大戦時の芸術家たちを描いてきた。それを経て、“女性”の芸術家を主人公にし、彼女たちの視点から社会や世界を見ていく『天井を打ち破ろうとする女シリーズ』を立ち上げることにした。本作がその第一作目となる」とコメントしている。
鈴木アツト コメント
日本映画の女性監督第一号は、巨匠溝口健二の下で助監督として働き、満映(満洲映画協会)で文化映画(ドキュメンタリー映画)の監督として活躍した坂根田鶴子であった。
大正、昭和の日本映画で描かれる女性は、愛欲や恋愛の対象であることがほとんどだった。そうではなく、男性と平等であり自立した女性像を自分の映画の中で描こうとした、坂根田鶴子にまず興味を持った。そして、彼女が撮ろうとした「自分の映画」とはどんなものだったのか? その創作の苦悩や葛藤を描いてみたいと思った。
劇団印象では「国家と芸術家シリーズ」と銘打って、第二次世界大戦時の芸術家たちを描いてきた。それを経て、“女性”の芸術家を主人公にし、彼女たちの視点から社会や世界を見ていく「天井を打ち破ろうとする女シリーズ」を立ち上げることにした。本作がその第一作目となる。
劇団印象-indian elephant- 第32回公演「女性映画監督第一号」
2025年2月8日(土)~11日(火・祝)
東京都 吉祥寺シアター
スタッフ
作・演出:
ステージナタリー @stage_natalie
劇団印象による“天井を打ち破ろうとする女シリーズ”第1弾「女性映画監督第一号」(コメントあり)
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