「東京ローズ」が昨日12月7日に東京・新国立劇場 小劇場にて開幕した。
これは、新国立劇場によるフルオーディション企画の第6弾。今回は同シリーズにとって初のミュージカル作品となる。第二次世界大戦時、米兵の士気を失わせるために日本が放送したラジオ番組「ゼロ・アワー」で、“東京ローズ”と呼ばれ親しまれた同番組の女性アナウンサーたち。その1人として、日系二世のアイバ・トグリ(戸栗郁子)は、戦後、国家反逆罪で起訴され……。
なお本作では主人公のアイバを6人のキャストが“演じつなぐ”ことも話題となっている。開幕に際し、演出を手がける
上演時間は休憩を含む約2時間30分。公演は12月24日まで。
なおステージナタリーでは上演に向け、キャストの座談会を実施。出演者の6人がオーディションや稽古の様子、作品への思いを語っている。藤田俊太郎コメント
開幕に寄せて。
稽古の日々はとても充実していました。そして今思い返せば、およそ1年前のフルオーディションから激烈な創作は始まっていたのではないかと思います。舞台の上に美しく、女性の力が漲っています。太平洋戦争の時代を格闘し生き抜いた日系2世アイバ・郁子・トグリ役に、飯野めぐみ、シルビア・グラブ、鈴木瑛美子、原田真絢、森加織、山本咲希、そしてスウィングの柴田実奈が魂を込めました。新国立劇場の皆さん、プランナー、カンパニーの仲間たち、ミュージシャンとの素晴らしい仕事に感謝すると共に、心から誇らしく思っています。
祖国アメリカから国家反逆罪に問われたアイバは生涯をかけ、その生き様で「人を恨まない、恨みからは何も生まれない」ことを伝えました。2023年12月の今、戦いの終わらない世界に生きる私たちに、アイバの言葉が、強く生きる力を与えてくれるのではないかと感じています。板の上で全キャストがアイバ役をリレーします。そのバトンをお客様に受け取っていただけたら幸いです。
この素敵な作品の礎を創り、日本版の上演を許可してくださった英国のクリエイターBURNT LEMON THEATREに愛と敬意を込めて。
「東京ローズ」日本初演、開幕です。
「東京ローズ」
2023年12月7日(木)~24日(日)
東京都 新国立劇場 小劇場
台本・作詞:メリヒー・ユーン、カーラ・ボルドウィン
作曲:ウィリアム・パトリック・ハリソン
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ぽちこ かぎ針編み・棒針編み講師 @pochico_hoku
#東京ローズ
観劇してきました。
たくさん観劇経験があるわけではないし、言葉がチープになりやすいのであれこれ言わないでおきますが、とっっても素晴らしかったです!
もう一度観たいなと思っても人気過ぎてチケット完売なのよ(ノД`) https://t.co/e4h15e57Uw