ハイワイヤは高畑が主宰を務める劇団。新作では“今のわたしたちにつながる遠い過去の記憶や体験”をキャッチコピーに、中学時代に激しいイジメの被害に遭い、“トラ”という謎の生物に扮したまま毎日を過ごしてきたヤマダと、その家族を巡る物語が展開する。
開幕に際して高畑は「今作は『イジメ』がテーマとなっていて、私が中学時代に体験した事が反映されております。当時を思い出すと、今でも新鮮に痛みを感じられます。しかし、どこか懐かしく、また実に滑稽で可笑しな日々でもあったとも思えます。そしてあの時間を一緒に過ごした同級生は今どんな人生を歩んでいるんだろう。と感慨にも耽ります」とコメント。そして「私としては、未熟ながらも見解を大きく拡げた上で『イジメ』を題材としたこの物語を『喜劇』に位置付けました。そこには過去の出来事で苦しんでいる方の『希望』を願い、今、身の回りにいる大切な人の繋がりや、家族とのルーツをふと思い返せる様な物語であって欲しいという想いがございます。そして何よりも、目の前で畝り蠢き続ける世界を純粋に楽しんで頂く事、登場人物たちの色鮮やかな心や、個性を通して、私たちの人生は常に移り変わっていて、豊かである事を感じて欲しいという想いを馳せて、創作いたしました」と作品への思いを語った。
さらにヤマダ役の大河日氣は「『トラ』という作品は、誰もが通ってきた光景が所々にあります。きっと多くの方の心を揺さぶる作品になっていると思っております。1人でも多くの方に観て頂きたいと思います。下北沢シアター711でお待ちしております」と述べた。公演は7月2日まで・
高畑裕太コメント
旗揚げから2年が経って、ようやく公演が打てた事に深い感動を覚えています。旗揚げ公演「ジャム」を苦渋の想いで中止にして以降、毎日ハイワイヤの事を考え続けて、周りに支えられながらここまでこれました。この作品に関わってくれた皆様には、どれだけ深く感謝しても足りないくらいです。
今作は「イジメ」がテーマとなっていて、私が中学時代に体験した事が反映されております。当時を思い出すと、今でも新鮮に痛みを感じられます。しかし、どこか懐かしく、また実に滑稽で可笑しな日々でもあったとも思えます。そしてあの時間を一緒に過ごした同級生は今どんな人生を歩んでいるんだろう。と感慨にも耽ります。
私としては、未熟ながらも見解を大きく拡げた上で「イジメ」を題材としたこの物語を「喜劇」に位置付けました。そこには過去の出来事で苦しんでいる方の「希望」を願い、今、身の回りにいる大切な人の繋がりや、家族とのルーツをふと思い返せる様な物語であって欲しいという想いがございます。そして何よりも、目の前で畝り蠢き続ける世界を純粋に楽しんで頂く事、登場人物たちの色鮮やかな心や、個性を通して、私たちの人生は常に移り変わっていて、豊かである事を感じて欲しいという想いを馳せて、創作いたしました。
この作品が私たちハイワイヤの2作目であり、1st highwire actです。是非お楽しみ頂ければと思います。
大河日氣コメント
初日が無事終わりました。多くのお客様の反応を見させて頂いて、自分たちがやってきた稽古は間違っていなかったと思える様な作品になったと感じています。今までないくらいやり甲斐のある役です。常に心を震わせて舞台に立ってます。
『トラ』という作品は、誰もが通ってきた光景が所々にあります。きっと多くの方の心を揺さぶる作品になっていると思っております。1人でも多くの方に観て頂きたいと思います。下北沢シアター711でお待ちしております。
高畑裕太のほかの記事
リンク
高畑裕太 @yutatakahata
『トラ』初日、2日目を終えました。
「トラ」がついに舞台上に現れました。
そして作品は皆さんの心に昇華されたと強く感じました。
本当にありがとうございます。
明日からもお席ございます!
沢山の人に観て欲しい渾身の作品です。
https://t.co/CQE92hgpVq https://t.co/XJTahRHHAH