尾上右近「研の會」クリスマスパーティ開催、3つの型の「藤娘」＆藤沢文翁による新作披露

「尾上右近自主公演『研の會』Christmas Party」が、12月24・25日に東京・セルリアンタワー能楽堂で上演される。

2015年にスタートし、これまで5回にわたり行われてきた「研の會」は、尾上右近による自主公演。“Christmas Party”と冠された今回は、歌舞伎舞踊「藤娘」が披露される。右近は今回、自身の曽祖父である6代目尾上菊五郎が創作した“藤音頭”、「藤娘」の原型である“潮来出島”、6代目中村歌右衛門がアレンジした“潮来出島（杵屋栄二補曲）”という3つの型の「藤娘」を回替わりで上演。右近はチラシ裏で「どの型をどの公演で上演するか、それはご覧いただいてからのお楽しみっ！」とコメントしている。

「藤娘」に加え上演されるのは、藤沢文翁が原作・アドバイザーを務め、藤間勘十郎が演出・振付を手がける「隠～ONU～」。これは「研の會」初の新作で、劇中では“酒飲みの鬼”として知られる大江山酒天童子の伝説を題材にしたストーリーが展開する。チケットの販売は11月22日10:00にスタート。なお、本公演では有料配信も決定している。配信の詳細は、右近の公式サイトで12月下旬に発表される予定だ。

右近は現在、東京・歌舞伎座で上演中の「吉例顔見世大歌舞伎」第2部「新古演劇十種の内 身替座禅」に出演している。