第64回岸田國士戯曲賞の選考会が本日2月13日に東京・学士会館で行われ、
岸田國士戯曲賞は白水社が主催する戯曲賞。最終候補作品には、受賞作に加え、
「バッコスの信女-ホルスタインの雌」について、岩松は「一人の主婦を凝視し、その性をコロスを使った古代ギリシャ劇の形式を用いて表現した。すべての言葉、人物、小道具が演劇の面白さを伝えて、圧倒的な傑作である」と述べ、「福島三部作」について柳は「谷賢一は『福島三部作』によって、その視界のギャップを埋めることなく、そのまま観客であるわたしたちに突き付けてくる。観客席に座っていていいのか? 『福島三部作』は、わたしたちの『良心』の居心地を悪くする戯曲である」とコメントした。なお、「福島三部作 第2部『1986年:メビウスの輪』」は第23回鶴屋南北戯曲賞も受賞している。
授賞式は3月31日18:00より学士会館で行われ、受賞者には正賞として時計、副賞として20万円が贈られる。
第64回岸田國士戯曲賞最終候補作品
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※作者五十音順。
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中西理@演劇舞踊評論 @simokitazawa
谷賢一と市原佐都子が岸田戯曲賞同時受賞。順当といえば順当か。第64回岸田賞、受賞作は市原佐都子「バッコスの信女」&谷賢一「福島三部作」 https://t.co/f9E8kvAnQe