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「ラ・マンチャの男」上演1300回に松本白鸚が感慨「命の続く限り」

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日本初演50周年記念公演 ミュージカル「ラ・マンチャの男」上演回数1300回特別カーテンコールより、左から瀬奈じゅん、松本白鸚、駒田一。

日本初演50周年記念公演 ミュージカル「ラ・マンチャの男」上演回数1300回特別カーテンコールより、左から瀬奈じゅん、松本白鸚、駒田一。

松本白鸚が主演・演出を務めるミュージカル「ラ・マンチャの男」の上演回数1300回を記念したカーテンコールが、本日10月21日に東京・帝国劇場で実施された。

本編終了後に実施されたカーテンコールではまず、アルドンザ役の瀬奈じゅんが白鸚に赤を基調とした花束を贈呈。白鸚が瀬奈の手にキスして謝意を示すと、場内は大きな拍手に包まれる。さらに1965年の「ラ・マンチャの男」ブロードウェイ初演でアントニア役を演じたミミ・タークが、客席から「素晴らしい公演を観られて感動しています」「Thank you, thank you, thank you!」と称賛を送った。

1969年の日本初演から主演を務める白鸚は、公演1300回の感慨を語る。改めて観客や関係者への感謝を口にする白鸚は、「現実の世界では、私も皆様と同じように楽しいことやうれしいことばかりでなく、苦しみや悲しみがあります。しかし『ラ・マンチャ』では、苦しみや悲しみをなんとか勇気や希望に変えたいと思いながら演じてきた」と、時折涙を拭いながら話す。50年の間に死去した関係者もいることに触れつつ、「皆様方の思いを胸に、毎日『見果てぬ夢』を歌い続けています。50周年を初演と同じ劇場で迎えられたことに感謝しています。これからも命の続く限り、役者人生を生きていきたい」と宣言した。

続いて場内では、客席も一体となって「見果てぬ夢」を合唱。さらに舞台に1人残った白鸚は、小道具の槍を持つと「ニューヨークから来てくださったミミさんたちのために」と、「見果てぬ夢」を英語で独唱する。観客が総立ちで拍手を送る中、白鸚は何度も客席にお辞儀をしながらステージを下りた。公演は10月27日まで行われる。

スペインの小説「ドン・キホーテ」を原作とした「ラ・マンチャの男」は、1965年にアメリカ・ブロードウェイで初演され、翌1966年のトニー賞ではミュージカル作品賞を含む計5部門を受賞した作品。日本では1969年の初演から白鸚(当時は市川染五郎)が主演し、翌1970年にはブロードウェイのマーチンベック劇場にて現地の俳優と全編英語で60ステージを務めた。

日本初演50周年記念公演 ミュージカル「ラ・マンチャの男」

2019年9月7日(土)~12日(木)※公演終了
大阪府 フェスティバルホール

2019年9月21日(土)~23日(月)※公演終了
宮城県 東京エレクトロンホール宮城

2019年9月27日(金)~29日(日)※公演終了
愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール

2019年10月4日(金)~27日(日)
東京都 帝国劇場

脚本:デール・ワッサーマン
作詞:ジョオ・ダリオン
音楽:ミッチ・リー
訳:森岩雄、高田蓉子
訳詞:福井崚
振付・演出:エディ・ロール(日本初演)
演出:松本白鸚

キャスト

セルバンテス / ドン・キホーテ:松本白鸚
アルドンザ:瀬奈じゅん

サンチョ:駒田一
アントニア:松原凜子
神父:石鍋多加史
家政婦:荒井洸子
床屋:祖父江進
ペドロ:大塚雅夫
マリア:白木美貴子
カラスコ:宮川浩
牢名主:上條恒彦

隊長:鈴木良一
ギター弾き:ICCOU
ムーア人の娘:真田慶子
フェルミナ:北川理恵

美濃良、山本真裕、小川善太郎、山本直輝、宮河愛一郎、照井裕隆、市川裕之、佐々木誠、斉藤義洋、下道純一、楢原じゅんや、宮川智之、北村圭吾、飯田一徳、堀部佑介、齋藤信吾、高木勇次朗、島田連矢、大塚紫文、高田実那

※高田実那の「高」ははしご高が正式表記。

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