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日本初演50年の「ラ・マンチャの男」開幕、松本白鸚「これからもともしびを」

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日本初演50周年記念公演 ミュージカル「ラ・マンチャの男」囲み取材より。左から駒田一、松本白鸚、瀬奈じゅん。(撮影:大西二士男)

日本初演50周年記念公演 ミュージカル「ラ・マンチャの男」囲み取材より。左から駒田一、松本白鸚、瀬奈じゅん。(撮影:大西二士男)

松本白鸚が主演・演出を務めるミュージカル「ラ・マンチャの男」が、本日9月7日に大阪・フェスティバルホールで開幕する。

開幕に先駆けて昨日9月6日に行われた囲み取材には、白鸚、瀬奈じゅん駒田一が出席。1969年の初演から本作に出演してきた白鸚は「あっという間に初演から50年経ってしまった。本当に感無量です」と感慨を口にする。また白鸚は「この作品は私の亡き父と、亡き菊田一夫さんという2人の“見果てぬ夢”。50年前の日本ではミュージカルが年間数本しか上演されておらず、2人はミュージカルがもっと多くの人から愛されてほしいという夢を抱いていた」と話し、「2人へのレクイエムと思い、感謝と祈りを込めて『見果てぬ夢』を50年間歌い続けてきました」と思いを語る。さらに「これからも『ラ・マンチャの男』のともしびが絶えず灯されるようにしたい」と言葉に力を込めた。

「この役をいただいたことは私の女優人生の中で本当に大きな出来事」と述べるのはアルドンザ役の瀬奈。瀬奈は「白鸚さんをはじめ、出演者の皆さんが常に新しい発見をされようと挑戦している稽古場で、とてもよい刺激をいただきました。初めてなのでわからないことが多かったのですが、皆さんが同じ目線で一緒に戦ってくださいました」と稽古の充実ぶりを語った。

長年本作に参加してきたサンチョ役の駒田は「役者人生の中で『ラ・マンチャの男』の比重がとても大きく、出演させていただくたびに身が引き締まる思いです。今、興奮と緊張といろいろな思いが駆け巡っています」と心境を吐露。主演・演出の白鸚については「役者の“旦那様(白鸚)”と演出の“旦那様”がいらっしゃる。(白鸚が)挑戦されている姿を見ると、自分もがんばらなくてはと思います」と信頼を寄せた。

スペインの小説「ドン・キホーテ」を原作とした「ラ・マンチャの男」は、1965年にアメリカ・ブロードウェイで初演され、翌1966年のトニー賞ではミュージカル作品賞を含む計5部門を受賞した作品。日本では1969年の初演から白鸚(当時は市川染五郎)が主演し、翌1970年にはブロードウェイのマーチンベック劇場にて現地の俳優と全編英語で60ステージを務めた。

今回の公演は本日9月7日から12日まで大阪・フェスティバルホール、21日から23日まで宮城・東京エレクトロンホール宮城、27日から29日まで愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、10月4日から27日まで東京・帝国劇場にて。

日本初演50周年記念公演 ミュージカル「ラ・マンチャの男」

2019年9月7日(土)~12日(木)
大阪府 フェスティバルホール

2019年9月21日(土)~23日(月)
宮城県 東京エレクトロンホール宮城

2019年9月27日(金)~29日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール

2019年10月4日(金)~27日(日)
東京都 帝国劇場

脚本:デール・ワッサーマン
作詞:ジョオ・ダリオン
音楽:ミッチ・リー
訳:森岩雄、高田蓉子
訳詞:福井崚
振付・演出:エディ・ロール(日本初演)
演出:松本白鸚

キャスト

セルバンテス / ドン・キホーテ:松本白鸚
アルドンザ:瀬奈じゅん

サンチョ:駒田一
アントニア:松原凜子
神父:石鍋多加史
家政婦:荒井洸子
床屋:祖父江進
ペドロ:大塚雅夫
マリア:白木美貴子
カラスコ:宮川浩
牢名主:上條恒彦

隊長:鈴木良一
ギター弾き:ICCOU
ムーア人の娘:真田慶子
フェルミナ:北川理恵

美濃良、山本真裕、小川善太郎、山本直輝、宮河愛一郎、照井裕隆、市川裕之、佐々木誠、斉藤義洋、下道純一、楢原じゅんや、宮川智之、北村圭吾、飯田一徳、堀部佑介、齋藤信吾、高木勇次朗、島田連矢、大塚紫文、高田実那

※高田実那の「高」ははしご高が正式表記。

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